11月になって秋は冬の色を濃くしています。
見つけた返り花はたちまち散ってしまいましたし、川で一休みした鴨はどこか先へと飛び去りました。
シャンソンの似合う季節だなぁ。。まぁ雪もいいし、春もいいんですけど。
若いころには新宿のシャンソニエにしばしば出入りするほど、シャンソンが好きになりました。
コロナ禍で行かれません。ライブは解禁になっても、狭い空間はまだ怖い。
11月2日のシャンソンの会では何曲か訳詞を歌ってくださったようですが、まだモラトリアムにある人間ですし、現場に行く事は断念しました。
では回ってきたビデオ(スマホかな?)からまず1曲
まいこさんがお歌いの♪ミアルカを
この歌詞はもともとは原曲通りに3番までだったのですが、今回の為に半音上げた4番が欲しいから書けと町田真理子さんに誘われて書き足しました。
化学療法の副作用でふらふらしていましたが、その会に伺って聴くことを支えに頑張ってみました。
手続きとしては、昔書いた歌詞を取り出して、再び歌を覚え口ずさみ、自分の歌詞なのに鑑賞し直し、すでに完結しているはずの世界を腕力で拡大する意識を確かにしてから、鉛筆を持ちました。
しかし、この4番はアカンと駄目出しをくらい、やり直しとなりました。
4.くちびるに 触れる あなたの吐息が
夢のさなかの 幸せを 深く心に残し
まどろむ 朝の闇に
あなたを 見つめていた 見つめていた
細かな手直しもしたのですが、それもどうやらアカンかったようです。
伴奏されているのが主宰の町田真理子さんで、ご自分ではもう歌わないとか聞き及んでおりましたが、やっぱりじっとしていられなかったようで、この日は♪枯葉をお歌いになられました。
短歌俳句もいいけれど、ステキな音楽に乗って言葉が発せられると、自分の書いた言葉が生気を得て振動するのです。特に原曲が好きな歌は、聞けば至福の時間がやってきます。
それに短歌俳句の99.99%はたちまち埋もれてしまいますが、歌詞ですと再登場する機会もありますし、その時は違う歌手によって意図せぬ装いとなることさえ有り、常に瑞々しい。
ホールまで聞きには行かれませんでしたが、♪人の気も知らないでや♪光の中に(ジャズベーシストの中山英二さんの曲に詞を後から乗せた曲)を聞くと、それを書いた日々も思い出されて、しばし呆然とするほどの幸せを感じました。
秋深しステージ衣装の濃紫 すずめ


