今朝のさいたまは静かです。

昨夜の雨は当地では大した事も無く、むしろ気温は下がって気持ちがいいです。

 

花の隣に何気なく植えた里芋が芽を出し葉をつけ、夜来の雨を湛えていました。

地上に落ちそこなった露は 滴の出来損ないか、あるいは、水循環から逸脱した姿かやさぐれか。

 

朝露の土に還れぬ哀れさよ

 

 

芋の葉に残る水銀色の露を見ていたら、その中にはこの世界を反転した世界が詰まっているように見えて不思議でした。

 

芋の露世界をそっくり裏返し

 

 

言葉(あるいは言語)が世界を記載する道具とすると、世界は言葉に置き換えることができます。しかし人類の癖として言葉はより単純になろうとするので、例えば意味を後付けされる本来無意味な記号にされたりもしますので、言葉を使って世界を言い表す時、世界はきっと歪むのです。何故なら単純化の過程で失った部分は取り戻すことができませんから。

 

※季語としては露関連は秋になりますが、夏に拘るなら「夏の露」や「露涼し」とすべきかも。

上記二句も秋には形になっているでしょう。