昨日彩湖で 若者が死んだようだ。
橋から飛び込んで遊んでいるうちに 事故死したらしい。
浅い人口湖だし、流れもないけれど、若者が死んだようだ。
さっきまで仲間とはしゃいでいた若者が死んだ。
橋に上がって上流を眺めたら、いつもと同じ景色なのに。
水の量は多いけれど、溺れるほどの量ではないだろう。
泳ぎ上手は溺れ死ぬと言うけれど、彼は どうしたんだろ?
中也の 冬の日の記憶 という詩を知ってるかな?
弟の突然の死を悲しんだ歌で、お父さんは遠洋航海に出てる。
電報を打ちに行ったが 帰って来られるはずもない。
荒川の土手から 広い空間を見渡した。
富士山がおぼろに見えた。
遠い土手の向こうにも 誰かが住み、暮らし、私のように泣き、笑い、している。
会ったことはないけど、
人生で一度くらい その誰かと 同じ電車に乗っているかもしれない。
公園に戻ったら 管理人さんが植えたのか、菖蒲の花かな?
心が鎮まる気がした。
広場に人は居ない 空は青い
子供の頃 花輪を作って遊んだ。
引っ張りっこして 勝負したり。
木漏れ日はまだ淡い、 風は冷ややか
荒川へ注ぎ込む川の周囲は 故意に放置されている。
今朝、若者が死んだ湖に行ってみた。
彼がどんな人だったのか、最後に何を見たのか、
事故なら仕方ないか、
事故の起きる前の世界に 戻ることはできないし、
事故だから仕方ない。
でも 少しだけ時間をもらえたら もっと良かった。
机の引き出しを整理する時間があったら
僕なら 納得するしかないな、
事故だって みんな言うから。










