引きこもり男、仕事促した母の頭殴る…妹を刺す

つい先日、引きこもっていた40代の男性が実親に仕事を探せと言われカッとなって家族を刺して自殺をしました。
なんともやりきれない事件です。
悲しいかな、恐らく氷河期世代によるこういった事件は今後も増えることが予想されています。
氷河期世代の親は団塊の世代で子供が無職でも援助してあげられる恵まれた世代。
年金も普通にもらえています。
だけど、限界が来た家庭は引きこもりの子供の存在が段々と苦痛になってきます。
どこかのタイミングで、働くことを促さなければいけません。

しかし、日本は最初の就職でのレールから外れると就職するのは難しい社会になってます。
欧米は解雇が容易なので新卒、中途関係ありません。
ただ過去のキャリアとその実績を見られますので、キャリアに傷があると上昇は望めなくなりすが…

雇用制度が変わってきても、日本の場合は新卒一括採用で定年まで勤め上げる風潮は変わりありません。
転職経験者が社会人の5割を超える世の中でも、転職者が働くにはいい会社は少ないです。
この厳しい現状があって、働けと促すことは、引きこもりをしていた人の思考回路はショートしてしまいます。
追い詰められた人間はどんな行動をするか分かりません。

ネットでちらっと「氷河期世代は犯罪者予備軍」などのコメントを見ました。
多くの無職者や正社員になれず働いてる氷河期世代の方は確かに多くいます。
ただ私の周りを見るとそういう方々は「無職だからってそんなに不満じゃないよ」「アルバイトでも暮らしていけるよ」と、そこまで世の中に恨みを抱えてる人はいません。
だから正社員になれよ、と言われたからと言ってカッとなって殴りかかるような人種ではないのです。
氷河期世代の人も様々います。
性格、生活環境、労働環境などの条件が重なったときにこういう事件が起こることを知っていただきたいです。
私立トップ大学を出たのに正社員になれないの?とかは本当に禁句です。
大学の卒業時、世の中の経済状態、雇用情勢で人生は決まるものです。

衣食住足りて礼節を知るなどと言われますが、啓蒙活動より、犯罪を減らすには中間層を増やすことが一番。
憲法で納税や労働の義務が明記されていますが、雇用を創出するのは政府の義務。
アダム・スミスの神の見えざる手を潮流や、1929年のブラックマンデー以降のケインジアンの台頭など経済学、財政学の基礎となってきました。
今はマネタリストやケインジアンと分けず、ミックスした複合型の経済、財政政策が主流です。
確か財政法では建設国債(つまりハコモノ作る目的の借金)を発行することは可能だが、赤字国債はダメとしてきたはず(草案時にGHQ による戦争の抑止が主たる目的)。
プラザ合意だったかそれ以降に赤字国債を日本は発行しまくって、とてつもない借金になりましたね。
大学では経済学部でしたがもう10年以上前の記憶なので…アセアセご容赦を
赤字国債を発行したんなら、雇用も作りださなければいけない。
それがうまくいかない無能なお役人たち。
氷河期世代を作り出してしまった責任は国と国民全員で背負いこむことが確定しました。

冒頭のこういう事件は起きては欲しくない。
けど現実に始まってるので、なんとか氷河期世代に対して優しい社会、救済してくれるようになってほしいです。