ギャルとNFT | 4年間の不倫生活とLOLLIPOPのこと

4年間の不倫生活とLOLLIPOPのこと

家ではよき夫、パパとして毎日家族のお弁当作りに励んでます。
町内ではイクメンと呼ばれてますけど、実は4年前から不倫中!

最近、後輩が若い女の子と付き合い始めました。

 

俺に紹介したいというので、居酒屋でプチ飲み会を開くことに。

 

なんだかんだ話をしてお酒も進んできた頃、

後輩が「この人仮想通貨とかNFTもやってるんだよ」と

いとも簡単に2人だけの秘密をぶっちゃけやがったんですね(笑)

 

まあ別に良いんだけど、

なかには仮想通貨って聞いただけで

「詐欺師!あっち行って!!」なんて言う人もいるじゃないですか(^_^;)

 

この子はどうかな~と思ったら、

案の定 否定派だったみたいで。

 

「結局、NFTってただの絵じゃないですかぁ」とクダ巻いてきたので、じゃあちょっとおじさん、説明しちゃおうかなって(笑)

 

NFTなんてイミフだし~というお嬢さん、

あなたもちょっと座んなさい!

 

 

  NFTの意味とは

 

NFTが「非代替性トークン」であるということは知っているかな?

 

まあ、簡単に言えば唯一無二の価値があるモノというわけなんだけど、

 

その価値がどの程度なのかは、モノによって違うし、

人の価値観によっても違います。

 

例えばうちの子どもの写真、

親である俺や妻にとってはかけがえのない大切な思い出だけど、

他人から見たら、よくいる子どものなんてことないワンシーンですよね。

 

別に特別可愛くもないし、面白くもない。

 

だから価値なんてない!と考える人も多いでしょう。

 

では、

ブロックチェーン番号がついてNFT化された写真と、

元の写真をコピーしたただのデジタルデータ、

どちらも同じ価値だと思いますか?

 

NFTになっている写真には、「唯一無二である」という価値が存在しています。

 

いっぽう、ただのデジタルデータは何枚コピーしようがどれも同じ価値です。

 

いや、無限にコピーできるなら「無価値である」と言っても良いでしょう。

 

NFTは、ただのデジタルデータを「世界で1つだけのモノ」と認定する意味があります。

 

例えるならギネス記録みたいなもんかな。

 

大縄跳びにチャレンジする子どもは世界中にたくさんいるだろうし、

もしかしたら誰も知らないアマゾンの奥地に生きる子どもたちがとっくに世界最多ジャンプ数を更新しているかもしれません。

 

でも、ギネス公式記録に登録するためには

判定員にジャッジしてもらう必要があります。

 

NFTはブロックチェーンにより、

誰が作成したものなのか永遠に記録されます。

 

マーケットで何度転売されても、

世界にこの作品を生み出したのは誰か、すぐに分かります。

 

しかしただのアート作品は、

「俺が作った!世界に一つだけだ!」と主張しても、

その証拠がなければ他人に信じさせる術はないのです。

 

 

  別にNFTじゃなくても良くね?
という若者へ

 

後輩の彼女ちゃんは、

「まあなんとなく分かるけど~、NFTになったからといって他人は見られない!ってわけじゃないんでしょ?」と言ってきました。

 

「NFTをスクショして、スマホの待ち受けにしたら捕まるの?」とも。

 

そうでなければ、「別に本物じゃなくてもコピーで良くね?」と反論してきやがりました(笑)

 

NFTになっても、保有者以外の誰でも閲覧可能です。

マーケットでも、SNSでも画像を見ることができます。

 

それをスクショして保存すれば、

待ち受けにするなり友達に自慢するなり、タダでいくらでも楽しめます。

 

でも、何枚その画像をコピーしても、「唯一無二である」という証明書はついていません

 

SNSで「NFT買いました♪」と嘘をつくことはできるけど、

ブロックチェーンを見れば簡単に見破られてしまいます。

 

それだけなら「何やねんあいつ…」で終わるかもしれないけど、

 

もしコピーした画像をTシャツにプリントアウトし、

それをネットで売ったら…

 

著作権を侵害されたと訴えられ、慰謝料を請求される可能性もあります。

 

NFTはアーティストの著作権を守るためにも活用されている技術なのです。

 

私が持っているNFTの画像をネットで拾わないで!と規制するのは難しいですが、

万が一著作権を侵害された時は、正当な権利を主張できます。

 

これはアーティストだけでなく、

アートコレクターにとっても大切なことです。

 

アートがNFTになっていれば、

偽物を掴まされる心配はありません。

 

 

  無理にNFTに手を出す必要はない

 

「コピーでもOK」

「タダで見られるならそれで十分」

という人は、そもそも芸術品を愛していないのでは?

 

本物であることに価値を感じないような人なら、

NFTを持つ意味はないでしょう。

 

価値あるモノを保有する喜びより、

タダでお得に楽しめることの方を優先する人もいますよね。

 

まあ、それはそれで悪いことじゃないと思う。

 

美術館ではなく、ネットで検索して出てきたモナ・リザで満足する人、

 

ライブなんて行かなくても、Youtubeでいくらでもライブ動画が観れるという人は、

 

NFTにも興味がないでしょうね。

 

みんながみんな、NFTを発行したり買ったりする必要はなく、

NFTによって何かを成し遂げたい人や、

アートを守りたいという信念がある人におすすめの技術ってだけです。

 

クリエイターの夢を応援したい!とか、

新進気鋭のアーティストから作品を買いたい!という人もいますよ。

 

また、NFTを仮想通貨のような資産価値のあるものととらえ、

安く買って高くなったら売るという、いわゆる投資をしている人も。

 

なんとなく最近NFTが話題らしいから、とりあえず買っておく?という程度なら、手を出さない方が良い気もします。

 

芸術品に興味がない素人が、

これから成長していくアートを見つけられるわけがないと思うので…

 

 

最後はちょっと意地悪になりましたが(笑)、

後輩の彼女ちゃんは素直に「そっか~勉強になったわ~ありがとう♪」と言って帰りました。

 

ギャルって根が良い子が多いよねにっこり

 

逆に俺の方がアツくなっちゃって、大人げなかったかも…

と反省した帰り道でした真顔