最近、「ビットコインとイーサリアムの順位が変わる日も近い」という情報を目にしました。
両者には大きな差があり、
これを覆すなんて考えられないと思っていましたが…
今回は、イーサリアムがビットコインを超える可能性について調べていきましょう。
ビットコインは永遠のトップ?
仮想通貨が誕生してから、ビットコインが首位を独占する状況が続いていました。
ビットコインは元祖・仮想通貨、イーサリアムはどんなに成長してもアルトコインです。
イーサリアムも結構頑張ってきましたが、
両者の差はなかなか埋まりません。
ビットコインは時価総額が160兆円を越え、
2位のイーサリアム(時価総額58兆円)を大きく引き離しています。
しかし、バイビットのレポートによると、
1月末時点での機関投資家の資金配分は、
ビットコインよりもイーサリアムの方が若干上回っているとしています。
イーサリアムでも現物ETFが承認される可能性が高まっており、
その期待値も込められているのかもしれませんね。
ただ、ビットコインは今年、「半減期」というイベントを控えています。
ビットコインのマイニング報酬は半減しますが、
流通している枚数が減ることで一枚一枚の価値は上がります。
これがビットコインの価格をさらに成長させる可能性が高いので、
またイーサリアムは引き離されてしまうかもしれません。
個人投資家はやっぱりステーブルコインが安心?
いっぽう個人投資家はどうかというと、
ビットコインでもイーサリアムでもなく、
USDTやUSDCといったステーブルコインが最も多いようです。
やっぱり、まだ多くの人は現金主義なのかな?
ステーブルコインは仮想通貨ですが、
法定通貨に裏付けされた資産です。
ビットコインやイーサリアムのように、単純にその銘柄の需要と供給だけで決まっているわけではありません。
USDTなら米ドル(USD)の価格と連動するので、
シンプルな仮想通貨よりも安定的な価格を実現しています。
全てを仮想通貨の将来性に賭ける!というより、
少しでも安全に投資したいという考えが見えます。
イーサリアムが急成長を遂げるには、
個人投資家をどう取り込むかにかかっているかも。
イーサリアムのスマートコントラクトを利用する場面も増えています。
人々の生活に深く関わるサービスが誕生すれば、
イーサリアムがビットコインを超える日もやってくるでしょう。
アルトコインは不調気味?
2024年は草コインが大きく伸びると言われていますが、
1月末時点では、そうでもなかったみたい。
バイナンスの調査によると、機関投資家も個人投資家も
ビットコイン・イーサリアム以外の銘柄について減らしたと見ています。
ソラナの期待値も上がっていたものの、
2023年7~9月に保有していた投資家の多くが、
価格上昇をきっかけに利確してしまったとのこと。
その後は保有数が減少しており、なかなか復活していないようです。
ただ、価格については過去最高を更新しており、
投資家の保有数が減っただけで人気はどんどん上がっていると考えられています。
アルトコインでトップに君臨するイーサリアムも、
現物ETF承認が実現する見通しとなっています。
大手取引所のCoinBaseは「イーサリアムは証券ではない」と主張し、現物ETF承認を強く支持しました。
イーサリアムの現物ETFが承認されるのは時間の問題で、
ビットコインの例を見れば、承認直前・承認直後よりも
「承認が噂され始めた」今が、最も価格が上昇する時期だと思います。
「ほぼ確実」と言われるようになってからでは、
すでに期待値が含まれた価格で落ち着いてしまうかもしれません。
買うなら今!
…いや、もう遅いかも?(^_^;)
イーサリアムはデンクン実装で急成長!?
イーサリアムは、大幅なアルゴリズムアップデートを予定しています。
その名も「Dencun(デンクン)」。
すでにテストネットをクリアし、3月13日にメインネットへ実装する見通しです。
デンクンが実装されると、レイヤー2のガス代が最大1/10に削減されるとか。
イーサリアムのガス代高すぎ問題が、ようやく解消される可能性が高まっています。
2023年は、NFT離れが起こりました。
これは、イーサリアムのガス代が高騰してしまったことが原因の一つです。
デンクンによってガス代が安くなれば、
NFTに戻ってきてくれる投資家も増えるでしょう。
イーサリアムを俺たち一般投資家が身近に感じられるものとして、NFTはかなり重要な要素だと思います。
NFT投資家が増える=イーサリアムユーザーが増えるということ。
NFTを取引するうえで、イーサリアムは欠かせない仮想通貨なのです。
2024年はNFTブームが復活すると言われていますが、
さらに拍車をかけるにはイーサリアムがデンクンを成功させなければなりません。
NFTが今よりもっと、いや、2022年当時のブームよりも盛り上がれば、イーサリアムがビットコインを超える日も見えてきそうですね!
主要銘柄のイーサリアムはすでに高値をつけており、入手するにはコストがかかりますが、
ここからさらに成長する可能性は高いので、今から投資する価値はあるでしょう。