ご紹介します。
昔、よみうりテレビで放映されたドラマ「氷紋」の主題歌 『旅路』です。
(これを紹介しちゃうと、私の年代がバレちゃうことも覚悟・・・かな?)
このテレビドラマ「氷紋」は、私が小学校低学年時代に放映されていました。
渡辺淳一の小説をベースにしたドラマで、岩下志麻、北大路欣也、津川雅彦が
出演していましたが、ご存知でしょうか?
渡辺文学のドラマ化なので、官能的なシーンが多かったのでは、と思いますが、
ドラマの映像を憶えていないので、おそらく、タイトル曲が終わった後には、
親から「もう寝なさい!」としつこく言われて、寝ていたのでしょうね。
(親が官能的なシーンを見せたくなかったからか?!。でも、大人になって
しっかりと「氷紋」を読みましたよ。)
このドラマで使用されたタイトル曲が、今回紹介する、『旅路』です。
もう、なんとも言えない美しい曲で、子供心に染み付いてしまった曲です。
少しだけ歌詞を引用すると・・・
『風は季節の迷い子、いつか一人消えてゆくさすらい人・・・(中略)
人はいつでも愛を求めて、たとえ地の果てまでも・・・(中略)
孤独な旅人に、ひとときの幸せ、それが愛を喜びをつなぎ止めて』
上の歌詞を読んで、メロディが浮かんできた人、いらっしゃいますかな?
『旅路』は、「風車」というグループが歌う曲で、作詞は杉山政美、
作曲は坂田晃一です。
坂田晃一と言えば、杉田かおるの『鳥の詩』が有名ですね。
『鳥の詩』もとっても美しいメロディラインですが、この『旅路』はそれを
はるかに超越しています。
地の果てから聞こえてくるようなストリングスと、ギターのアルペジオを
バックに、リコーダーが奏でるヨーロッパ中世風のイントロから始まり、
女性ボーカルで上の歌詞の歌が聞かれます。
その歌のメロディラインも極上!で、中世風のマイナーキーのメロディに
バックのストリングスが崇高な雰囲気を満たします。
サビの部分『人はいつでも愛を求めて・・・』はメジャーキーに変わりますが、
もう、何度聞いても感動モノ!
これぞ、名曲!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シングルB面の曲『春を知らぬ季節に』は、この曲もドラマで使用された、
とのことですが、私は憶えておらず、このシングル盤で初めて聴きました。
ところがドッコイ!フランシス・レイを彷彿するメロディラインとサウンドで、
曲想はフランス映画っぽい雰囲気で、なかなかの佳曲です。
これも作詞は杉山政美、作曲は坂田晃一です。
このシングル盤は、おそらく今後、CD化は無いでしょうし、忘れ去られた
名曲になると思いましたので、思いーっきり紹介しました♪
CD、出ればいいのになあぁ~。