薄毛のわが子


先週の日曜日


「どこ行こうか?」


「電車にのるー!」


一駅分の切符を2枚買って、小旅行に出発。


降りた駅は隣町。入籍前に、とおちゃんとかーちゃんが部屋を探すために待ち合わせた駅。松葉杖を突いて改札口で待っていたとおちゃん。「あの辺りで待ってたんだよね」とかーちゃんに言うと、彼女はまったく覚えていないと言った。おい。


その時と同じ場所、駅前のスパゲッティー屋でお昼ご飯を食べた。チープな雰囲気の店にもかかわらず味はおいしかった。当時も同じ感想を持ったことを思い出した。味のことはかーちゃんも覚えていた。味覚、嗅覚は記憶に残りやすいらしい。


薄毛は、かーちゃんが注文した大盛りのミートソースを「からい」と言ってほとんど食べなかった。薄味なんだけどな。


味を忘れたころ、また食べに来るとしよう。