薄毛のわが子


棚の置くに隠してあった、御中元にもらった缶ジュースを見つけ、両手に余るほど抱えて来た薄毛。


1つでいいから、そんなにたくさん抱えてこないでも、と思っていたら、案の定落とした。ほーら、落としたと思ったら、泣き出した。自分の足の上に落としたらしい(笑) ああ、おバカ。


いや、重量物は落として足に当てると痛いということを、身をもって体験したのだから、良い勉強をしたと言うべきだな。それくらいで済んでよかったな。まあ、一回では覚えないだろうけど。


そんな薄毛、とおちゃんとかーちゃんと自分用にちゃんとジュースを1缶ずつ持って来て、それぞれの前に置いてくれた。自分だけじゃなくみんなで飲もうなどとは、ちょいと頭を使ったようだ。感心したとおちゃんとかーちゃんは、まんまと薄毛にほだされて、冷えていないジュースをみんなで飲むことにした。


ただし、開けたのは1缶だけで、みんなでコップに分けて飲んだ。大人はそんなに甘くない。