薄毛のわが子


とおちゃんが仕事から帰ったら、こうなっていた。


お昼寝をしなかった日の夕方。テレビを見ながらゴロゴロしてたら寝入ってしまったんだろう。


夕ご飯なので起こしたら、案の定、泣いた。大泣きだ。寝足りないよねー。もっと寝てたいよねー。


しばらくダッコで落ち着かせ、かーちゃんに声をかけてダッコのまま薄毛と外に出た。


すっかり日が長くなって辺りはまだ明るい。まるで夏の夕暮れのように、吹く風が涼しくて気持ちいい。薄毛もおとなしくして気持ちよさそうにしている。半そでで寒くなかったかな?


近くの空き地まで行こうと思ったら、「ごはんたべる」と薄毛が家を指差した。


「とうちゃんとかーちゃんと薄毛でごはんたべる!」


そうしよう。お腹が空いた。かーちゃんが待ってるよ。みんなでご飯食べよう。