おままごとキッチンのシンクに開いた大穴にはまり込んで泣く薄毛。自業自得じゃ。
ということで、薄毛ちゃんはリトミック に行っている。
最初のうちは、大きなお子に気おされて、まごまごしてなかなか動けなかったようだが、今では、かーちゃんの手をふりほどき、先生の目の前に陣取って張り付きで踊っているらしい。しかしそれも前半戦のみで、途中から眠くなって、グダグダ、グデグデ、ズベズベでかーちゃんは一苦労している。
たまに家でレッスンの成果を見せてもらうが、いつだって「はじまるよったら、はじまるよー」のところばかりで、ちっとも先に進みやしない。練習の成果が上がって上達しているかどうかは、本人にしかわからない。まあ、楽しければそれでいい。追々は「はじまるよー」の先を見せてくれることを願うばかりだ。
そのリトミックのレッスン中、いつものように前に出て行った薄毛ちゃん、どうやら眠くなったようでかーちゃんを探して足にしがみついた。
ところが、その足はいつもよりスレンダーでピチピチしていた。薄毛ちゃんの頭に「?」が3つほど浮かんだようだが、つまり早い話、その足はかーちゃんのではなく、よその若いお母さんの足だった。
それを見てあわてたかーちゃんが、遠くから薄毛ちゃんの名前を呼ぶと振り返り、すっとんきょうな顔をしてさらに「?」が2つほど増えた。
足の主とかーちゃんを見比べてからまた「?」が4つほど増えたが、どうやらピチピチスレンダーな生足が気に入ったらしい。しがみついたまま離れない(笑)
何度も名前を呼んでも離れないので、最後は引きはがすようにして引き取ったらしい。
薄毛ちゃん、綺麗なお母さんの足が好きですか?
もといっ!綺麗な足のお母さんが好きですか?