体重は未だ9kgに達していない が、まあもういい加減いいだろう。1歳5ヶ月、ほとんど9kgだし。


ということで、ようやくチャイルドシートを前向きにした。


後ろ向きにしていた時、車をバックさせるとえらく喜んでいたことからも想像できたが、前向きでドライブするととても楽しそうにしている。


一人だけ後ろ向きでは、とおちゃんもかーちゃんも見えないし、何より疎外感を感じていたのかもしれない。同じ方向を向いているだけで、こんなにもドライブに一体感がでてくるなんて想像していなかった。


早く前向きにしてあげればよかったと後悔した。取り付け規定は守らないと安全上の問題があるので致し方なかったとは言え、薄毛ちゃん、いままで悪かったね、ひとりだけそっぽむかせてしまって。


これで「チャイルドシートが苦痛かも 」と言う、とおちゃんの心配も少しは晴れるといいが。


そして、前向きにした直接的な利点は、やはり、とおちゃんとかーちゃんから薄毛ちゃんの様子がダイレクトに分かるようになったこと。ルームミラーに写る薄毛ちゃんは大きくなったし、何より振り返れば直ぐ手の届くところに薄毛ちゃんがいるので、ちょっかいを出すことも可能だ。もちろん、後ろを振り向くのは停車中にね(笑)


こうしてドライブの楽しさが増したわが家だが、前向きに座るようになって一週間、かーちゃんが買い物に行っている間、とおちゃんと薄毛ちゃんは車中で待機していた昨日のこと。


ルームミラーで薄毛ちゃんの様子を見ると、つまらなそうにぼーっとしている。後ろを向きに座っている頃は、大人しくしている薄毛ちゃんに余計なことをして泣かせてしまうのも面倒なので、話しかける程度で特にかまうことはしなかった。しかし、もう前向きにしたんだし、振り返ればすぐ遊ぶことができる。ここはお相手をしてやれば喜ぶだろうと殊勝にもとおちゃんは思った。


そこで、さっそく、「ばあっ!」という掛け声一発!おどけた顔をして薄毛ちゃんを振り返ってみせた。


すると、遊び相手ができたと思った薄毛ちゃんは、満面の笑みをとおちゃんに見せた!


... となるかと思いきや、さにあらず。


突然の大声で、ビクッとした薄毛ちゃん。四点ベルトで固定されているところを中心にして、手、足、頭がシートから飛び跳ねたのがはっきり見えた。びっくりした顔がみるみる泣き顔になり、口が「への字」に変形して行く。あー、これは、マジで泣き出す5秒前だ(笑)しまったと思ったが、こうなったら誰にも止められない。


で、予定通り、大泣き(笑)


あーあ、余計なことをしちゃったよー。


一体感を感じていたのはとおちゃんだけで、ドライブは薄毛ちゃんにとって一人の時間でたそがれていたかったのかもしれないな。


今度はそぉーっと声かけるようにするからね。