薄毛ちゃん、最近は親と会話のやりとりができるようになった。
たとえばこんな具合だ。
「はい、どーぞ!」と何かを渡すと、「ありがとー」と答える。
「薄毛ちゃん、オッケー?」と問いかけると、何がオッケーか分かりもしないくせに「オッケー」と手に頭を乗せて大丈夫なことをアピールする。この場合「頭は正気です」と言う意味ではなく、ぐるぐるどっか~ん!の「お帽子オッケー」を単にマネしただけのことだ。
「あそこの積み木取ってきてくれる?」とお願いすると、「いいよー」と気前良く答える。で、ちゃんと取ってきてくれる確率65%くらい(笑)
そんなやり取りが楽しくて、無意味に何か依頼したくなる今日この頃だが、会話のやりとりがアダになる場合もある。
お風呂で薄毛ちゃんの顔にシャワーを流す時、「目をつぶって!息止めて!行くよ!」と声をかけた後、それに反応して息を殺し身構える薄毛ちゃんを確認してからジャーと行くわけだが、これがうまくいかなくなってきた。
最近では、「行くよ!」と言うと、「いいよー」とのんきな声。
お風呂タイムを機嫌よく終わらせるために、とおちゃんはこの一瞬に全てをかけている。これが失敗すると全て台無しになるのだ。
そんなときに「いいよー」とかふつーに言われてしまうと、とおちゃん、一気に力が抜けるではないか。しかも口は半開き。どう見ても良くはない。それじゃあ水飲むよ。で、実際、水飲んでるし(笑)ゴクンと喉が鳴るからすぐわかるのさ。
会話のやりとりって難しいね。