今朝、突然かーちゃんが「オルゴール美術館に行きたい」と言い出した。


「どこの?」と聞く、「どこでもいい」と返事が返ってきた。これまたえらいアバウトだな。


ということで、いつもの行き当たりばったり的おでかけ。今日は「ukai河口湖オルゴールの森 」へ。


そもそもここは大人が楽しめるように工夫されているところだった。ヨーロッパの庭園をイメージした(?)施設に洋館が点在し、その中で古いオルゴールや自動演奏器の音色を楽しめるテーマパークのようなところだ。決して俗っぽく無く、いい感じに洗練されている。施設内にあるレストランのオープンテラスで食事をしていると、ちょっと外国にいるような気分にさせられる。河口湖のほとりというロケーションをうまくつかって、なかなか素晴らしい雰囲気作りをしているなと思った。




てなところで、もうすぐ1歳3ヶ月児の薄毛ちゃんが楽しめたのかと言うと、自動演奏が奏でる爆音に耳を傾けたり、何とかの泉を模した小さい池のようなところでばしゃばしゃしてはしゃいだり、湖のみえる小さな教会でイスの間にはさまれて泣いたりして、彼女は彼女なりにとても楽しんでいたようだ。




10時半過ぎに入場して、出てきたのは14時半前。気が付いたら4時間ちかくもいたことになる。間が持ったということは楽しかったに違い無い。実際とても楽しかった。また機会があったら是非行きたいね、かーちゃん。


ただ、残念なのは、お世辞にもベビーカーやバギー、車椅子で行き易い場所とは言えず、バリアフリーな場所ではなかったこと。しかし、案内の人が各所に配置されていて親切かつ接客の訓練がキチンとされているようだったので、ヘルプを頼めばちゃんと責任を持ってやってくれるだろうなという感じがあったのが、この施設の印象が悪くない(むしろ良い)理由ではある。


そんな楽しかったオルゴールの森。


お昼を食べる前に、メインホールで弦楽四重奏が演奏する「美しく青きドナウ」を聞いた。昔テレビでみたニューイヤーコンサートほど迫力はなかったが、こじんまりと演奏されているウィンナワルツ が妙に心地よかった。


あまりの楽しさに、かーちゃんと代わる代わる抱いた薄毛ちゃんを膝の上に乗せ拍子を取っていたら、なぜか不意に泣けてきた。


隣には楽しそうに聞いているかーちゃんが座り、膝の上には無理やりとおちゃんと踊らされている薄毛ちゃん。あーなんて幸せなんだろうと思ったら泣けてきたよ。


そのことをかーちゃんに言うと「はぁ?」という顔をされた。いいんだ別に。わからなければいいけどさ(笑) KYなヤツめ。




写真は、施設の入口にあった、大理石(?)で出来たイスに彫ってあった女神(?)とツーショットの薄毛ちゃん。豊満な乳には興味を示さず、あさっての方向を向いているとは、連休の断乳 に向けて頼もしい限りだ(笑)