これは、次男にとって有効だったものです。
次男が、1年生の終わりくらいに、
「自閉症のぼくがありがとうを言えるまで」
という本に出会いました。
重度の自閉症で話せないアメリカのイドくんという男の子が、
表現方法を得て、自分の想いを書きつづった本でした。
カフェでそれを読んでいたのですが、次男の想いのような気がして
涙が止まらなかった。。。
その中で、イドくんは話せないし、運筆のコントロールも難しいのに、
どうやってこの表現方法を得たのだろうと疑問に思いました。
読み進めていくうちにRPMという手法があることを知りました。
その本には詳しく書いていなかったのですが、
そのキーワードで検索すると、
いくつか情報が出てきました。
早速、アメリカ在住の日本人の方にご連絡し、お聞きしながらやり始めたのがスタートです。
今までの療育方法もよかったけど、
このRPM(ラピット プロンプティング メソッド)は、
インド出身のアメリカ在住の自閉症のお母さんである方が
考えた手法ですが、本当によく考えられていて素晴らしいです。
詳細はここでは省きますが、
重度の自閉症であっても理解する力はある、学年相応の学習を教えるというスタンスがあり、
そこを土台にして、ステンシルの文字盤を使って学習を進めていきます。
長男は、学校で学ぶことによってさまざまな知識を得て、
世の中やまわりのことを少しずつ、じわじわと認識しはじめたという
印象を持っていた私は、重度の子どもであっても、
周りを認識していくことや、世の中で普通に使われている言葉
を学んでいくことは必要なのではないかと思っていたので、
文字盤を即購入して、学習をしてみたのです。
そしたら、次男は楽しそうに席にすわり続けるではありまんせんか!
毎回楽しそうにするわけではありませんが。。
それを始めたのが小2年生。
はじめは家庭だけで実施。
その後、くもんや個別支援の場で試しに使っていただき、
そこで慣れてきてから、
3年生からは学校でも使ってもらえるようお願いし、
本人が苦手感が少ない算数の計算から取り入れてもらっています。
昨年度はほぼ毎日学校で計算の練習をして帰ってきました。
通信票にも年間を通じての取り組みが書かれていました。
計算ができれば暮らしていけるわけでもないし、文字盤だけが出来ればよいってもんじゃない。
でも、それでも、周りのことに理解を深めていく次男を見ると、
やっぱり伝えることはしていきたいなと思うのです。
癇癪もたくさん起こしますが、その時に周りのことが認識しやすいようにとか、
誰かと一緒にやっていく楽しさ、
モノゴトを知っていく喜び、
みたいなものをRPMの学習を進めることによって経験を積み重ねている気がします。
まだまだこれからですけどね。