今日は少し、落ち着いていたので、患者さんの身体拭きを少し、ゆっくりできた。
その患者さんは70代の女性の患者さんで、まだ、足があまり動かない患者さんだった。
「すぐに歩けるようになると思ってたのに、どうしてかね・・・
早く、おしっこの管が取れて、自分で行けるようになりたい。
看護師さんにも、迷惑をかけて、悪いね・・・」
その患者さんは頑張り屋さんで、動かない重たい足で、懸命に車椅子に乗って、
自分で洗濯をされていた。
「息子に頼んだら、新しいものを買ってくるからね。
自分でするよ。大丈夫」
昼ごはんのあとに、そのまま、自分ひとりで洗濯をされていました。
洗濯はできるけど、乾燥機は洗濯機の上にあるので、手が届きません。
「じゃあ、乾燥は私がしましょうね。」と声をかけました。
乾燥させて、洗濯物を持って行ったら、お昼寝されていました。
後から、「ありがとうね」って言われました。
今日が安静で良かったなぁって思いました。
忙しかったら、洗濯のお手伝いできなったはずだから。
動かない足で、車椅子に乗って、洗濯をしている後姿が可哀想だった。
本当はそんな風に感じてはいけないのだけど・・・
もっと手伝ってあげたら、良かった・・・
くしゃくしゃになってる衣装ケースを綺麗に整頓してあげれば良かった・・・
と家に帰りながら、後悔してた。
明日、早めに行って、衣装ケース綺麗にしようかな。
使いやすいように。
なんか、その患者さんが一生懸命で健気過ぎて、切ない。
一日も早く、また、歩けるようになるといいな。