最後に




「産めば赤ちゃんが可愛くて、つわりの苦しさや出産の痛みなんて忘れるよ」



とよく聞くけれど、私にとってつわりは別物でした。



確かに可愛いけどそれは別。



「育てるのも大変で忘れちゃうよ」と聞くけど...



確かに子育ては大変だなと思います。



でも私にとってはそれも別物でした。



未だに病院を見れば思い出すし、



入院した時期になるとカレンダーを見て蘇ります。



また、つわりの治し方や乗り越え方は



気合と根性でどうにかなるものでは無いという事を痛感しました。




でも今では辛いことに直面した時、



あの時を乗り越えられたから大丈夫だ。



と思って頑張ることが出来ています。



自分の人生の中で1番辛かったことなので、



今ではあの経験をバネにしています。






私の悪阻時期の事情を知らない人に



つわりで入院していたと言うと、



「昔はそれでも働いていた。」



「今の時代はいいな。」



などと軽く言われることがあります。



正直すごく悲しいし、



そういうレベルじゃないんだよって言い返したくなります。



でも説明しても、



実際悪阻になって経験した人じゃないと分からないんだと思います。



昔だって働けない人だっていたはずだし



命を落とした人もいると聞きます。



また、世の中には無神経な人もいるようで、



私の悪阻事情を知っている人でさえ



「あなたもう1人産めよ。一人っ子は可哀想だ」



と言われたことがあります。



は?何でお前に決められなきゃなんないの?



じゃ女になって、悪阻で同じ体験してみろよって思います。



控えめに言って殺○が芽生えましたね。



(言葉が悪くてごめんなさいあせるでもそれ程辛かったです)







私がこの記事を通して1番言いたいことは、



『つわりは人によって違うし、みんなそれぞれ辛いものだ』



ということを考えた上で発言するべきだということです。



そもそもつわりが無い人もいるし、



妊娠後期になっても続いたという人もいて



本当に人それぞれなので。




でも共通していることは、当たり前かもしれないけど



『赤ちゃんを産むということは、命がけでとても凄いことだということ』




妊娠する前までは、



妊婦さんって幸せオーラが出ているし、



ゆっくり過ごしていていいなぁ〜と見えていました。



でも、お腹に命を抱えて生活することは



想像以上に大変なことでした。




そしてこういう時に支えてくれる家族の存在は



本当に心強かったです。



家族も大変だったと思いますが、



ずっと励まし続けてくれた家族には感謝しかありません。







今もつわり、妊娠悪阻で苦しんでいる方や



そのご家族がいるかもしれません。



良くなるのか?



赤ちゃんはちゃんと育っているのか?



日々不安だと思います。



でも私の場合は2ヶ月超かかって辛かったけれど、



ゴールは見えてきました。



赤ちゃんも予定日ぴったりに産まれてきてくれて



すくすく成長しています。




もし私と同じような状況にいる方がいたら、



病院の先生、助産師さんや頼れる人に



どんどん頼っていいんだよと言ってあげたいです。



私自身入院中に、どこか気を遣ってしまったり



遠慮をしたりしていたので...



自分で出来ないなと思ったことは



助産師さんなどに助けを求めてもいいと思います。




一日一日が長いのは痛いほど分かりますが、



必ず落ち着く時が来ます!


(このセリフも聞き飽きているかもしれませんが...)



無理せずゆっくりが大事だと思います。





この記事を読んで少しでも希望を持ってもらえますように。






そしてこの先医療が発達し、



一日でも早く重症妊娠悪阻の原因が解明されることを願っています。






最後までお読みいただきありがとうございました。