2023 FIFA女子ワールドカップ アフリカ予選(2022 アフリカ女子ネイションズカップ) | r・ニッシーのブログ

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今月1日、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)の新監督に、U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)監督の池田太氏が就任した。

東京五輪ベスト8敗退から2ヵ月以上が経ち、ようやく発表されたわけだが、遅くても9月初めには決めてほしかったというのが本音だ。最近の日本サッカー協会(主に現会長の田嶋氏を中心とする派閥)の動向をみてると、最終予選の男子代表の不調もあり、不信感を募らせる者が増え始めている。男子の低迷と相まって女子も低迷してしまい、日本サッカー全体の衰退につながらないでほしくないものだ。

 

JFA公式サイトより

 JFA YouTube公式チャンネルより

 

 

さて2年後の2023年にオーストラリア/ニュージーランドの共催で行われるFIFA女子ワールドカップ(女子W杯)の予選が先月から各地で行われているが、今回はアフリカ予選について述べることとする。

 

その他の概要はこちら

 

 

 

 

アフリカサッカー連盟(CAF)に与えられた出場枠は4+PO(大陸間プレーオフ)2

アフリカ予選は女子W杯の前年に開催されるアフリカ女子ネイションズカップが予選を兼ねることとなっている。

 

アフリカ女子ネイションズカップは隔年(2年に1度)開催となっており、これは男子のアフリカネイションズカップと同様である。そのためW杯予選を兼ねないときも大会は行われている。

 

女子ネイションズカップ(女子W杯アフリカ最終予選)の本大会には12チームが出場する(2019年女子W杯予選を兼ねた2018年大会は8チームだった)。尚、2022年大会はモロッコ🇲🇦で開催予定となっており、本大会は開催国モロッコと予選を勝ち抜いた11チームで大会は行われる。

(CAF公式サイトより)

 

 

女子ネイションズカップの予選には、過去最多となる44ヵ国・地域がエントリーしており、モロッコを含めれば女子W杯アフリカ予選のエントリー数は過去最多45ヵ国・地域となっている。

 

女子ネイションズカップの予選は、それぞれ2チームずつホーム・アンド・アウェー2試合のノックアウト方式で、2次予選まで行われる。

 

1次予選(女子W杯アフリカ1次予選)は44チームを2チームずつ22組に分ける。対戦は地理的に近いチーム同士(アフリカ大陸内での同じ地域連盟および統括団体に所属する国同士)で行われることになっており、そこで勝ち抜いた22チームが2次予選(女子W杯アフリカ2次予選)に進む。そして2次予選を勝ち抜いた11チームと開催国モロッコを合わせた12チームで女子ネイションズカップ本大会は行われる。

 

組み合わせ抽選は今年5月に行われた。

(CAF公式サイトより)

 

1次予選の組み合わせは以下の通り(画像はCAF公式サイトより)

 

1次予選(M=Matchの略)

CECAFA(中部・東部アフリカサッカー協会評議会)

M1 ウガンダ🇺🇬 - エチオピア🇪🇹

M2 ケニア🇰🇪 - 南スーダン🇸🇸

M3 エリトリア🇪🇷 - ブルンジ🇧🇮

M4 ジブチ🇩🇯 - ルワンダ🇷🇼

 

COSAFA(南部アフリカサッカー協会評議会)

M5 マラウイ🇲🇼 - ザンビア🇿🇲

M6 タンザニア🇹🇿 - ナミビア🇳🇦

M7 ジンバブエ🇿🇼 - エスワティニ🇸🇿

M8 アンゴラ🇦🇴 - ボツワナ🇧🇼

M9 モザンビーク🇲🇿 - 南アフリカ🇿🇦

 

UNAF(北アフリカサッカー連合)

M10 アルジェリア🇩🇿 - スーダン🇸🇩

M11エジプト🇪🇬 - チュニジア🇹🇳

 

UNIFFAC(中部アフリカサッカー連合)

M12 赤道ギニア🇬🇶 - コンゴ民主共和国🇨🇩

M13 サントメ・プリンシペ🇸🇹 - トーゴ🇹🇬

M14 コンゴ共和国🇨🇬 - ガボン🇬🇦

M15 中央アフリカ共和国🇨🇫 -カメルーン🇨🇲

 

WAFU(西アフリカサッカー連合) A  

M16 シエラレオネ🇸🇱 -ガンビア🇬🇲

M17 リベリア🇱🇷 - セネガル🇸🇳

M18 マリ🇲🇱 - ギニア🇬🇳

M19 –ギニアビサウ🇬🇼 - モーリタニア🇲🇷

 

WAFU B

M20 –ブルキナファソ🇧🇫 - ベナン🇧🇯

M21 –ナイジェリア🇳🇬 - ガーナ🇬🇭

M22 –ニジェール🇳🇪 - コートディボワール🇨🇮

 

2次予選

M1の勝者 - M2の勝者

M3の勝者 - M4の勝者

M5の勝者 - M6の勝者

M7の勝者 - M8の勝者

M9の勝者 - M10の勝者

M11の勝者 - M12の勝者

M13の勝者 - M14の勝者

M15の勝者 - M16の勝者

M17の勝者 - M18の勝者

M19の勝者 - M20の勝者

M21の勝者 - M22の勝者

 

余談だが、過去アフリカ予選を勝ち抜いて女子W杯本大会に出場したのは、ナイジェリア、ガーナ、赤道ギニア、カメルーン、コートジボワール、南アフリカの6ヵ国・地域である(オリンピックはナイジェリア、カメルーン、南アフリカ、ジンバブエ、ザンビアの5ヵ国・地域。ここで気になるのが1次予選でナイジェリアとガーナが当たってしまい、どちらかが1次予選を去ることになってしまった。またこの組み合わせの勝者は2次予選でニジェールとコートジボワールの勝者と当たることになっており、過去の女子W杯出場の2チームが女子ネイションズカップ本大会に出られないことになった。FIFA世界女子ランキングでナイジェリア、ガーナ、コートジボワールはそれぞれアフリカ大陸内で上位に位置しており、ここで潰し合うことになってしまったのが残念でならない。次回2027年大会の予選では、FIFAランキングを考慮して予選の組み合わせを決めることを願いたい。

 

尚、1次予選は今月16日~26日、2次予選は来年2月14日~23日に行われる予定となっている(CAF公式サイトより)。

 

女子ネイションズカップ本大会(女子W杯アフリカ最終予選)は12チームを4チームずつ3グループに分けて総当たりを行い、各組の上位2チームと各組3位のうち成績上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントの準決勝進出4チームが来年開催予定の女子W杯出場権を獲得。準々決勝敗退チームはプレーオフにまわり、そこで勝利した2チームが女子W杯出場権を懸けた大陸間プレーオフに進む。

 

アフリカ女子ネイションズカップは来年7月2日〜23日に開催予定となっている。(FIFA公式資料より)

https://digitalhub.fifa.com/m/899cd6c439ec47b7/original/tib03cgozoftwrwsxowf-pdf.pdf

 

以上がアフリカ予選の概要だが、アフリカもこれまでに比べて出場国数が増加しており、欧州予選同様、熾烈を極めるだろう。

 

残る南米、オセアニアの各予選と大陸間プレーオフだが、詳細が決まっているものから優先して述べさせてもらうこととする。