2023 FIFA女子ワールドカップ 本大会概要およびヨーロッパ予選 | r・ニッシーのブログ

r・ニッシーのブログ

ブログの説明を入力します。

先日12日(日)に日本初の女子プロサッカーリーグ、WEリーグが開幕し、日本女子サッカー復権に向けてリスタートということになったが、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の監督が決まっていない中で、まだまだ不安が尽きないところだ。2年後の2023年には女子ワールドカップが控えており、早い段階で新監督の発表をしてもらいたいところだ。

 

その女子ワールドカップだが、その大陸予選が世界各地でまもなく開催される。本大会の開催国はオーストラリア🇦🇺とニュージーランド🇳🇿。女子ワールドカップ市場初めてとなる南半球での開催、さらに男女を通じてオセアニア地域での初のワールドカップ開催となる(尚、2023年大会の招致には日本も立候補していたものの、新型コロナウイルスの影響や評価基準でオーストラリア/ニュージーランドの共催案を下回ったため、直前で撤退した)。また、オーストラリアがAFC(アジアサッカー連盟)所属のため、AFC所属の国が開催国になるには早くても2035年になると思われる。

 

本大会ではオーストラリア6会場(シドニー2会場、ブリスベン、メルボルン、アデレード、パース)、ニュージーランド4会場(オークランド、ハミルトン、ウェリントン、ダニーデン)の計10会場で、大会期間は2023年7月20日〜8月20日、全64試合が行われる予定だ。

 

引用元①

 

引用元②

 

 

 

 

 

2023年の女子ワールドカップ出場枠は32。前回(2019年フランス大会)、前々回(2015年カナダ大会)はそれぞれ24チームだったが、思ったよりも早く出場枠が拡大することになった。それだけ世界各地で女子サッカーの普及が進んでいるともいえるが、なにより欧州のビッグクラブが女子サッカーに積極的に投資するようになってきたことも大きい。

 

尚、今大会の出場枠は以下の通りになっており、世界で170を超える国・地域が予選にエントリーしている。

 

AFC(アジア):5+1(開催国:豪州🇦🇺)+PO(大陸間プレーオフ枠)2

OFC (オセアニア):0+1(開催国:NZ🇳🇿)+PO1

CAF (アフリカ):4+PO2

CONCACAF (北中米カリブ):4+PO2

CONMEBOL (南米):3+PO2

UEFA (ヨーロッパ):11+PO1

 

引用元③

 

今大会から、大陸間プレーオフ枠が全ての大陸連盟に割り当てられることになった。

 

 

 

その中で、まもなく始まる欧州(ヨーロッパ)予選について記述する。出場枠は11+PO1

UEFA(欧州サッカー連盟)には55ヵ国・地域が加盟しており、その中で今大会には過去最多となる51ヵ国・地域がエントリーした。女子ワールドカップの予選は本大会の前年に開催される大陸選手権が兼ねる地域が多いが、欧州は男子同様、単独での予選大会を開催している。これは女子において唯一である。

 

 

 

欧州予選は51ヵ国・地域を5ないし6チーム、9グループずつに分けて、ホーム・アンド・アウェーの2回戦総当たりで行う。その中で各組の成績1位のチーム(計9チーム)が自動的に女子ワールドカップ本大会に出場。各組2位のチームはノックアウトトーナメントのプレーオフにまわる。

 

プレーオフは2回戦制の一発勝負で、各組の成績上位3チームは1回戦を免除される(6チームのグループの場合、最下位チームの勝敗を除く)。各プレーオフの勝者、計3チームのうち、グループ予選の成績(6チームのグループの最下位の成績を除く)にプレーオフ2回戦の成績を加えた総合成績の上位2チームが女子ワールドカップ本大会に出場。下位1チームは大陸間プレーオフにまわる。

 

予選の組み合わせは以下のとおり(画像はUEFA公式サイトより)

 

 

 

引用元④

 

引用元⑤(画像の引用元も含む)

 

 

 

欧州予選は1999年第3回アメリカ大会以降、単独での予選大会を行っている。2007年中国大会までは一部の国のみに出場のみだったが、2011年ドイツ大会以降、すべての予選参加国に本大会出場可能な方式に変更。欧州予選は、男子同様に厳しい戦いが繰り広げられることになるだろう。

 

欧州予選は今月16日から始まり、来年イングランドで開催予定のUEFA欧州女子選手権(女子EURO)を挟み、来年10月まで行われる。

 

次回はアジア予選について記述することにする。