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本日の活動
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◆ 大学時代の同期と会食。
10年ぶりくらいに会う同期も含んでの、
大学生の同期との会食。
現況報告と過去の話。
そこから学べることは非常に多い。
◆ オンライン学習を1本。
◆ 読書。
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本日のよきこと
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◆ 濃密な時間を過ごすと、
その仲間とはどれだけ時間が経過しても、
そのときに感覚が戻ってきて、
同じテンションで話せるものです。
その感覚を呼び起こしてくれる人は、
この世にはこの仲間たちしかいない。
めちゃくちゃ貴重な仲間だし、
めちゃくちゃ貴重な時間だし、
この時間がものすごく心地よい。
今後もそれは作り得るし、
濃密な時間を過ごすことを
継続していきたいと強く思った次第。
久しぶりに同じ時間を過ごせたことに感謝。
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本日の学びは、
『で、ドラえもんを観た』です。
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◆ 昨日、書いたのは、
です。
自分のやりたいことを瞬時に叶えてくれる機械。
それはドラえもんそのものであると。
そして、ドラえもんがそこに居るときに、
のび太くんたちは何をどう考え、どう行動しているのか。
◆ なので、本日は、ドラえもんの劇場版を、
Amazonプライムで視聴したわけです。
あれだけ書いたら、
見ないわけにはいかなですから。(苦笑)
で、どうだったのか。
◆ 世間一般にドラえもん好きが見ている視点とは、
大きく違っていると思いますが、
やはり、ものすごく考えさせられました。
自分が注目していたのは、
のび太くんが「今の問題を解決するための便利な道具ないの?」と「問い」をデザインする、
それを瞬時に叶える道具をセレクトして出すドラえもん(=ChatGPT GPTsのセレクトと言ったところでしょうか)、
そして、、
▼どのような成果を出すか、
▼そこにどんな感情が生じるか、
▼その行間に何が見えるか、
です。
◆ さすがのび太くんは、
「問い」のデザインセンスがよいですね。
根っからのめんどくさがりな設定がそうさせるのか、
面白がる性格も非常に良い。
で、
そこでドラえもん(=AI)が出した秘密の道具は、
のび太くんが純粋に使い始める。
素直に。
それは自分の不都合をクリアするためのものなので、
早く使いたい気持ちもあるからでしょう。
それを使ってみたら、、、どんな問題が出るか、
どんなデメリットがあるか、、、
とは考えません。
まず、試してみるわけです。
(最初はこの姿勢が大事ですね)
で、
あるとき魔が刺して違った使い方を始め、
大きな失敗になって終わる。
そこで学ぶ。
◆ 今回は劇場版のため、
単純なオチがついて終わる各回のショートストーリーとは、
若干の違いがありました。
今回観たのは、
自分たちがドラえもんと共に、
地球に侵略してくる機械集団と戦う、
というもの。
道具を上手く活用して、
地球侵略を阻止していたのですが、
その力も尽きくる。
しかし、最後は、愛情、友情等を大事にするが故に、
当初、敵だった相手も重要な役割を果たし、
地球侵略を阻止できたとなりました。
◆ AI(=ドラえもん)と人の在り方の考察。
AIがあるが故に生まれる世界がある。
創造者が便利になるであろうことを想像し、
社会の「不」を取り除き、
本来のあるべきハッピーを実現するために
創意工夫し、創造した世界。
最初はその恩恵を十分に享受するわけです。
◆ その時点で、
そこに欠けているものは何か?
そう、
単なる快楽のみなわけですね。
「ええじゃないか」ならそれでいい。
しかし、そうではないことに、
薄々気が付いてはいるんですよね。
特に、しずかちゃんあたりが。
しかし、
それでも「ええじゃないか」と
のび太くんは、浸り続けるわけです。
AIを駆使して楽になるのは良いことであると。
これって楽しいじゃないかと。
◆ それによって生み出された世界で、
何をするのか。
そこに何もないなら、
さらに、その楽な世界が堕落を呼ぶだけなら、
不便な世界、非効率的な世界にある「努力し、プロセスを楽しむ」世界観に
戻れる強さが欲しい。
便利さよりも、プロセスを楽しめる人間性を選択する、
人間的な人間ですね。
もちろん、便利がある世界観でさらにハッピーを追求する
プロセスを楽しめるのがよりよい世界観です。
◆ 「ええじゃないか」の世界観の拘束から逃れるのは、
敵襲があったとき、、、となります。
今回なら、機械軍団が地球侵略を開始する(=AIが人間が不都合に感じる方向に動き出す)、
その事実を知った瞬間です。
そうなってから、
ドラえもんの秘密の道具(=AI)のうち、
使えるものを使い切って何とかしようとします。
ときには、
その問題を引き起こした道具(=AI)を使用不能にして、
従来の世界と新しい世界のインターフェイスを断つわけです。
◆ しかしながら、
一旦動き出した新しい世界は、
そこで自己増殖、自己進化の仕組みを得て、
断たれたインターフェイスを復活できてしまいます。
すでに、負のシンギュラリティ。
◆ と、ここまででさらに考察。
シンギュラリティとは、
人間の認知速度より
機械の進化速度が速くなり、
認知が追いつかなくなることですね。
この状態を、
事前設計の中で検討していない、
強制終了の手段を事前設計していない、
つまり、仮説構築ができていないわけです。
なにせ、「はやく試してみたい」「はやく使いたい」「はやく快楽を得たい」と
欲望が波状攻撃をしかけているので負けやすいわけです。
◆ もちろん、これら仮説構築ができないから、
「シンギュラリティ」と称されるわけですが、
しずかちゃんの気づきの時点で、
または、人間たちが教養を持つことで、
同じ気づきを早期に得て、
将来の可能性と、
人間たちのハッピーと、
想定しうるリスクを、
快楽(=利便性の追求)の誘惑に負けずに、
議論したいわけです。
その結果、時期尚早なら、
技術的進化より、人間本来の文化的営みを
選択したいもの。
◆ 世のすべては、
簡単に二元論で選択するものではありません。
むしろ止揚の中で進化することこそが、
「考える葦」です。
◆ AIとの共存における人間の精神の在り方。
これらを現時点で箇条書きしておきます。
1年後、3年後、5年後に見返すことが楽しみです。
▼ 技術力は身につけよう(道具は使いこなそう)
▼ 使いこなした先の世界観を仮説しよう
▼ そもそもなぜ使うのかを事前設計しよう
▼ リスクに関わる「問い」を立て、その対処法を考えよう
▼ 不便、非効率の中にある人間的ハッピーを発掘しておこう
▼ 我々は人間性を有する生身の人間であることが、系としての存在意義である
一言でまとめるなら、
「系として考え、選択し、持続可能な環境を営もう」
ですね。
人間として、人間性と向き合える、貴重な機会がここにあります。
<まとめ>
◆ で、ドラえもんを観た。
◆ AIとの共存における留意点を考えた。
◆ そこに人間性と向き合える良い機会がある。
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本日の造語、比喩
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「接触頻度をあげよう」
よく会う人とは意見が合います。
それは細かい価値観をお互いに理解しているから。
もし、同じ感性の人がそこに存在したら、
大胆にキャリアを転換するのも一つの手ですね。
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本日の問い
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「他に学んだことは?」
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Stay hungry,
Stay foolish!