みなさまごきげんよう。

This is our final phase、ぽんぽん工房です。


最近fripSideがすきです。レールガンなんも知らないんですけど。バンドリの影響です。




みなさん、映画はお好きでしょうか?

どんな映画が好きですか?

年代は?ジャンルは?邦画?洋画?


ハリーポッターやMARVELを挙げる人が多いでしょうか。ジブリと答える人もいるかもしれません。コマンドーが好きな人はご連絡ください。


1893年にエジソンが、映画の原型であるキネトスコープを発明してから100年以上、これまでに産み出された映画は、自主制作のようなものも含めると、星の数となるでしょう。

すると当然、ピンキリというものが生まれます。


「あの映画は脚本が良い」「この映画はつまらなかった」あるいは「低予算だけどすごく面白かった」などなど…。


そして中には悲しいかな、映画と呼んで良いのかどうかも分からないような、映画という体裁すら成していないような、世に出てきてはいけないクオリティの映画というものも存在します。このような最低映画を、A級B級を通り越した「Z級映画」と呼びます。



「コンマビジョン」という日本の映画配給会社は、そんなZ級映画ばかりを買い取ってリリースする、モノ好きにも程がある神のような配給会社です。

そのコンマビジョンのニコ動チャンネルに課金して、そこで配信されている作品を全て視聴したので、今回はその作品たちを紹介します。製作国はほぼ全部アメリカです。多分。



今回の記事のタイトルは言わずもがな「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の文字りですが、ストシンが最低だなどと言うつもりはありませんので悪しからず。むしろほとんどドラマを観ないぼくがハマったドラマです。



本編に入る前にもう1つ。

ぼくがこれまでに観た中で最もクソだと思う映画は「デビルシャーク」(デビシャ)と「ジョーズ・イン・ジャパン」(JIJ)です。この2つはZ級映画、サメ映画というカテゴリの中でなおクソで、Z級を通り越したZZ級(ダブルゼータ級)と呼んでも良いでしょう。『[映画紹介]デビルシャーク』みなさまごきげんよう。夜景を作りに行きます、ぽんぽん工房です。もう何も言うまい。昨日の記事はタイトルでふざけ過ぎたかな?でも訓練されたぼくのフォロワーさんなら…リンクameblo.jp




シャーコーン!/呪いのモロコシ鮫(2021)

2022年2月現在、コンマビジョンの最新作。一発目から圧倒的破壊力の作品でした。

文字通り、トウモロコシ畑にサメが出ます。世界を滅ぼそうとするサメ教団なるものの暗躍と攻防が描かれるのですが、恐ろしいことにモロコシ鮫と教団は恐らく関係がなく、モロコシ鮫は完全にほったらかしでエンディングです。

関係ない(と思われる)2つのストーリーが同時に進むので、非常に分かりにくいですが、一応ストーリーのスジは通っているのでデビシャよりは上です。でも、ZZ級に入れるか際どいラインです。トータルのクオリティを考えるとスレスレですね。100分もあるのもポイント。


サメデター(2021)

クソ映画あるある、音楽は良い(ただしOPのみ)。

本作のサメはなんと海に出ます。しかも普通のサメです。

ただでさえ尺が70分しかないのに風景画のシーンがやたらと多いです。明らかに資料映像のようなサメが多くて倒すべきサメが分かりにくいなー、と思っていたらラスト8分で迎える衝撃のエンディング、とてもぼくの口からは言えません。

あと、画質音質が安定しないのは何なんですかね。


BAD CGI SHARKS/電脳鮫(2021)

BAD CGI SHARKとはクソCG鮫という意味。クソ映画に出てくるCGのサメが現実になっちゃったというストーリー。前者2作よりは映画のテイを成していると思います。なのでそれらよりはマシです(感覚麻痺)。そして、脱力感満載のBGMが映画を盛り上げてくれます。

総じて、B級とは言えないもののC級くらいでもいいかもしれません。


エイリアンVSジョーズ(2020)

まず、このサイケ過ぎるビジュアルが最高です。


Z級映画界のカミーユ・ビダンこと、マーク・ポロニア監督の作品。フランケンジョーズの監督、と言えば分かる人には分かるかもしれません。

しょぼすぎるエフェクトと合成、いかにもぬいぐるみな鮫、こういうので良いんだよこういうので。エイリアンの造形はよくできていますが、それは市販品のラバーマスクだからでしょう。目の穴から中の人が見えていたり首元にシワが寄っていたりするのはご愛嬌です。

ラストの「海は我々のものだが大地は人類のものだ。(中略)我々は友ではない。もう近寄るな、我々も近寄らない。」という鮫のセリフは映画史に残る名言となるでしょう。

ところで、エイリアンとサメが戦うシーンってありました?そもそもエイリアンは何をしに地球に来たんですか?


セミマゲドン(2018)

化学薬品の影響で巨大化、大繁殖したセミが人間を襲うというモンスターパニック。しょぼい合成や手作りのクリーチャー(巨大セミ)を指摘するのももう疲れてきました。令和に「鳥」(1963年製作)みたいな合成を作られても反応に困ります。

合成の背景をバックにセミと戦うシーン、既視感があるなと思ったらボディソープのCMですね。(1:07からのやつ)

落ちぶれた元メジャーリーガーである主人公の再起を描くストーリーのはずですが、全く感情移入できないものに仕上がっています。主人公の彼女と親友もクズみたいなもんです。


バットアス・モンスター・キラー(2015)

全然Z級じゃないです。B級でも十分通用します。

ストーリーは、化け物退治専門の刑事が世界征服を企む組織が送り込む数々の化け物と対決する、というB級映画としては王道のもの。アクションはイマイチで終盤の展開にはやや無理を感じるのが惜しいところ。

この映画が特化しているのはその演出。シンシティとかフロムダスクティルドーンとか好きなのかな。公式はブラックムービーを謳っているので違うかもしれませんが。前時代的な特撮、実写ではないアメコミ調の背景、ファンキーなBGMが奇跡的にマッチしています。

ただし、ストリップ、エログロ、触手プレイなどの要素を多段に含むのでお茶の間での視聴にはご注意です。


猿の帝国/女囚戦記(2013)

Z級映画映画界のジュドー・アーシタこと、マークポロニア監督の作品。汚い画質、しょぼい合成、SFなのに親しみしか感じられない小道具もいつも通りです。キャストもポロニア作品でよく見かける人たちでいつも通りです。

ガバガバ過ぎる類人猿同士の決闘、テンポが悪くて冗長なだけの銃撃戦、ミニチュアであることを隠そうともしない宇宙船など、見どころは多いです。そして、コンマビジョン公式の紹介文が酷いです。(以下抜粋)

●つらくても最後まで目を離すな!驚愕のラストが!マニアは見逃すな!これが最先端のZ級作品だ!

●どこまでも素朴さを追求する撮影方法、CGなんかくそくらえ的な類人猿の皆さま。Z級マニア監督によるZ級マニアファンのための映画。※マジメな映画ファンは決して見ないでください!


必殺!恐竜神父(2017)

クールなタイトル、ジャケットがインパクト強烈な逸品。視聴前からすごく楽しみでした。

開幕1分で迎える衝撃的な特殊効果、流石のぼくでも初めて見ました。アクションはそれなりに頑張っていると思います。クライマックスの大乱闘は見応えたっぷり(笑)です。

恐竜人間と化した主人公が正義の為に戦うというストーリー。人外になってしまった苦悩、「あなたは怪物じゃない」というヒロイン、生き別れの兄弟ヒロインの死で覚醒(実は死んてなかった)(ネタバレのため反転)と、A級ヒーロー映画の要素を備えています。BGMだけはいい、色々おかしい忍者、死体の人形、露骨な尺稼ぎなど、クソ映画の要素も備えています。

あと、えっちなシーンでゴリゴリのロックを流し、関係ないカットを交ぜるのはギャグだと思います。でも、パンツを履いてたのでヤッてないと思います。


スノーシャーク/悪魔のフカヒレ(2011)

Z級映画界のクワトロ・バジーナこと、マーク・ポロニアが監督ではないものの編集で参加。

雪原の中を泳ぐサメが登場する映画です。ぬいぐるみのサメや襲われるシーンでのやっすい出血エフェクトなど、しっかりポロニアソウルが表われています。

余談ですが、ラストの「笑いな、クソ野郎!」と主人公が言ってからのサメの爆発は、本物のジョーズでの決着シーンです。あとなんか、ブロディとフーパーという名前が出てきますが、これも本物のジョーズのキャラクターです。


ランドシャーク/丘ジョーズの逆襲(2017)

Z級映画といえばこの人、Z級映画界のアムロ・レイこと、マーク・ポロニア監督の作品。

本作には陸上を泳ぐサメが登場。ここまで読んできた方なら、今更サメが陸上に現れることに驚かないでしょう。本作でもぬいぐるみのサメが活躍、さらに手を入れて動かすパペットのサメも人間を捕食します。「フカヒレ野郎」の登場は予想だにしないクライマックスとなるでしょう。

中盤でエビ漁師のおじさんが登場しますが、その人ことポロニア監督です。あと、レーザー銃は何だったんですかね。


ウィジャ・シャーク/霊界サメ大戦(2020)

今アマプラで最もアツいサメ映画。海岸で拾ったウィジャ盤(日本でいうところのこっくりさんのようなもの、遊戯王の死のメッセージで有名)で遊んだら幽霊ザメが召喚された、というもの。「空飛ぶ幽霊ザメって何よ!意味わかんない!」というセリフは視聴者の気持ちを代弁したものでしょう。

手作りザメは本作でも健在。ぬいぐるみかな?人形かな?でも細かく動く上に半透明化して浮遊しているので多少手は込んでいますね。

見どころはなんと言ってもラストの決戦シーンでしょう。シュールどころの騒ぎではありません。

 

インスタ・オブ・ザ・デッド(2018)

これはB級映画ですね。ポロニア作品で「ビッグフットVSゾンビ」なるものがありますが、比べ物になりません。

ただし、面白いかどうかは別。クソつまんねーです。長い割に雑な導入はAVの方がマシですね。オチや伏線回収も全くです。

あと、インスタどころかスマホも登場しません。登場人物がスマホやインスタに言及するシーンはあるものの、だからどうということもありません(原題はAnonymous(=匿名) Zombie)。そもそも、人物の描写が薄いせいで、パリピなのかどうかもよく分かりません。股のユルい女はいっぱい出てきます。(ただしいっぱいとは言ってない)


カフカ 「変身」(2012/イギリス)

Z級映画どころか、モントリオール世界映画祭&ロンドン映画祭公式ベストセレクション作品。フランツ・カフカの同名小説の実写化です。「東京喰種」で引用されていたシーンがあるので、そちらで知っている方もいるかもしれませんね。

ぼくは原作既読です。原作に忠実な分、胸糞の悪さもそのままなので、非常にキツい映画となっています。「毒虫」のデザインも、嫌悪感を催すものとなっています。映画の内容=小説の内容となるので今回はそれについては省略します。


SNS 殺人動画配信中(2016/ブラジル)

くそつまんねーです。低予算ではあるもののZ級映画ではないし、これも何かいっぱい賞取ってるらしいです。でもなあ。

スマホの画面を通したPOV形式ですが、割と見やすいのは評価点かな。80分の尺のうち、53分女の子が遊んでて後の20分で事件が起こるという配分は酷い(90分のうち88分女の子が遊んでるだけのJIJよりはマシ)。女の子が可愛くてエロいから絵が持ってるようなもん。スマホ社会やネット依存への警鐘みたいなものも感じられないですし。

邦題が悪いのかなあ。



コンマビジョンの有料チャンネルは月¥550で、今なら最初の1ヶ月は無料で楽しむことができます。たった¥550でこんなにたくさんの映画を観ることができます。この記事を読んで、Z級映画の世界に触れたくなったら、ぜひ加入してみてください。4月には新作「シン・感染恐竜」も公開されます。




最後はZ級映画界のニュータイプこと、マーク・ポロニア監督のこの言葉でお別れです。

 

今日はマッドマックス観ます。

それでは。