1点物のシリーズ、Piece に新作が登場しました♪
1点物ということで、1点制作の作品になります。
20CTオーバーの、巨大なルビー!・・・といってもこれだけのクオリティーと大きさの天然ルビーは博物館級の代物になるので人工ルビーを使用しました。
テリ、ツヤ、透明感は最高。
インクルージョン(内包物)は全くありません。
天然ルビーでこれだけのお品になると、確実に億単位のお値段になりますね。
人工宝石といっても、ガラスや模造宝石と違い、石を構成する成分は天然ルビーと同じになります。
天然ルビーと同成分を高温・高圧で結晶させ作るので、作られた場所が天然の岩の中か研究室の機械の中かの違いだけになります。

さて、今回も凝りに凝ってみました!
じゃ~ん♪ ネックレスのチェーン部分もハンドメイドです!!
輪っかを作って、鎚目と呼ばれる模様を付けていきました。
金鎚でコンコンと叩いて、模様を作っていくのです。
ひとつひとつ非常に地味な作業ですが、同じ角度・同じ力加減で叩かないと駄目なのです。
ところで、カナヅチや木づちのツチの漢字には「鎚・槌」と2種類ありますよね。
カナヅチには「金鎚」、木づちには「木槌」の字を使いなさいと、彫金の学生の頃教わった記憶があります。
カナヅチは、頭の部分が金属なので金偏。
さて、チェーンも凝ってみましたのでトップも凝りに凝った物にしました。
石を支える枠・爪を、デザインの嵐にしてみました。
上段と下段で太さを変えた綱模様・線模様・レース模様・・・
石を留める爪は、シルバーの玉飾り。
ここは一番目立つ箇所なので、ロウ付けはどこから見ても全部同じ角度に調節。
ひとつでも歪んでたらすぐ分かってしまいますものね。
↓完璧です。
細かな部分が飛んでしまわないように、慎重に研磨を終えて出来上がり。
今回は、アンティーク仕上げにせず白いままの仕上げにしました。
トップ部分も取り外し可能なフックを付けました。
とてもシンプルに良く作られたフックなので、これがフックになってるなんてなかなか気が付きません。
使っていくうちに、へこんだ部分が黒くなってくるので
使い続けていくうちにリアルタイムの仕上げを行っていただくという形で長年使い込んでいただきたいと思います。
詳しくは、 RMR のサイトをご覧下さいませ♪