スピンオフでは無いですが、
【灼熱】と、【続・灼熱】をお読み頂ければ、
なお楽しめると思います。
設定は、本家より10年~15年位、
前を設定しております。
『娼館で遊ぶリュウガ』( ´艸`)
を、書きたかっただけなのに、
思いもよらず、ドシリアスに・・・。
オリジナルな設定や人物
が、多々出てくると思います。
お気を悪くされましたら、申し訳ございません。
m(_ _ )m
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『だからさっきから言ってるじゃないかっ!
今日のアガリは、こんだけなんだよッ!』
場末の繁華街の、路地裏で。
アタシは、強く掴まれた腕を振りほどきながら叫んだ。
殴られた口の端を手の甲で拭うと、血が滲んでいるのか鋭い痛みが走る。
『…嘘ついてんじゃねーぞ…。』
男の腕が、またゆっくりと上がり、アタシの頬に振り下ろされる。
鋭い音。
頬に響く、鈍い痛み。
…慣れてんだよ、これぐらい…っ!
アタシは、男を睨みつけた。
酒のニオイと、ヘドのニオイがする、暗い裏路地で。
…クソみたいな男に。
…ゴミみたいに扱われる、アタシ。
男は…アタシの店を仕切るヤクザもんで、
小物のクセに、オンナ相手だと容赦しない、最低のクズ野郎だ。
…しかも…あたしの情夫ときてる。
『…じゃあ…足りない分はカラダで払ってもらうしかねぇな!』
『…ちょっ!
…ヤメ…っっ!!』
男…名前は、カイルという…が、そう言って、
アタシを路地裏の壁に押し付ける。
…クソ、…痛いじゃないか…ッ!!
抵抗して、また殴られた。
『…いいじゃねぇか、減るモンでもねぇだろ?
誰のお陰で、ココで商売してられると思ってんだ?』
後ろ向きにしたアタシの両手首を、片方の腕だけで壁に抑え付け、
もう片方の手が、ミニスカートをたくし上げる。
『カイルっ!!
…ヤメ…ッ!!』
ヒヤリと冷たい空気を、ヒップで感じる。
『黙れ…っ!』
ビリビリと、服が破かれる音。
『…いやああぁっ!』
『生.娘みてぇなフリすんじゃねぇっ!』
引き裂かれた服から、剥き出された胸を荒々しく揉む、男の手。
『……ッ…!!』
…ああ、ヤラれんだ。
ちくしょう。
こんな、…男に…っ!!
そう思って、アタシを凌.辱しようとするその行為を、…。
…それで気が済むなら、好きにすればいいさ。
…金にならないのが、癪に障る。
諦めて、受け入れようとした、時だった。
『…みっともねぇ、な。』
からかうような、声がした。
裏路地の、入口を塞ぐように…。
男が、ひとり。
立っている。
繁華街の明かりを背に、こちらを見ていて、顔は見えないが…。
明らかに、その風貌から。
……傭兵…だと、解った。
『あぁ?
何だテメーは?
俺が、俺のオンナをどうしようが、関係ねぇだろうが!』
カイルが、言いながらアタシを引き寄せ、後ろから羽交い締める。
『…ホラ。
…こんなコトをされんのが、このオンナの仕事なんだよ…。』
そう言って、破かれた服の上から、アタシの胸を揉む。
男に、見せ付けるように…。
『ヤメて…っ、!』
思わず顔を背けた。
…いくら商売女でも、恥ずかしい事は、恥ずかしいさ…。
『…クソみてぇな男だな。』
男がそう言うと、ゆっくり。
こちらに、歩いて来た。
『離してやれ。』
低い、声。
凄んだワケじゃない。
本能的に、アタシも逃げ出したくなる。
『…………っ!!』
自分の身に迫る危険を察知する嗅覚の鋭さだけは、たったひとつ。
カイルについて、感心するトコロだね。
一歩近づいて、手を離す。
もう一歩近づいて、アタシから、一歩後ずさった。
そして、もう一歩。
近づいた時。
『…っ!
明日、また来るからな…ッ!』
慌てたようにそう吐き捨てると、アタシを離し、バタバタと反対側へ走って行った。
『…大丈夫か?』
アタシの、目の前まで来た男が、そう言ってアタシを見下ろす。
…でかい男だね…。
『…ああ。
助かったよ。
ありがと。』
乱れた服…引き裂かれたもんだから、隠すにも隠せない…を
慌てて目の前で抱き合わせる。
不意に。
男の指先が、アタシの顎を捉えた。
『…殴られたのか?』
痛々しそうに、男が言った。
『…いつもの事さ。
気にしないでおくれ。
…これぐらい。』
アタシは、男の視線から逃れるように、身をよじらせた。
『…お礼と言っちゃなんだけど。
飲み直さないかい?
…アタシの店で。
もちろん、お題は戴かないよ!』
『…悪くねぇな。』
『決まりだね。
じゃあ、ついておいでよ!
あ、アタシの名前はね、リディアってんだ。』
『…リディア?』
アタシがそう言うと、明らかに男が反応した。
『…なんだい、昔のオンナと同じ名前だったかい?』
からかうように言うと、男は。
『…いや。
…いい名前だ。』
そう言って、ナゼか。
視線を逸らす。
その瞳に浮かんだ、哀しい色を。
アタシは、見逃さなかったけれども。
…詮索しないのが、ルールだろう?
『兄さんの名前も、教えとくれよ!』
『…俺か?
…名乗るほどのモンじゃねぇよ。』
『…おや、そうかい。
無理に名乗れとは言わないよ。』
アタシがそう言って笑うと、男も笑った。
わりと、人懐っこい笑顔だね…。
アタシは、妙にドキドキしながら。
男を、店に案内した。
【激情②へつづく】
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お座敷遊び・・・みたいな話が書きたかったのに!!!
どうしてっ、
どうして私はこうっ!!!。
・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
また、『切な系』になります。
(↑予告。)
【続・灼熱】に出てきた、『リディアさん』。
彼女一人で、ここまで話を妄想する辺り、
もう病気だな・・・。