図書館の予約回ってきました。



 

 


ネタバレしすぎないよう気をつけますが

内容や登場人物につっこんで

感想を書いていきます




ギフテッド、

言いたくても言えない、思春期女子の生理

について等

切り込んだ、そして気になる?

話題が詰まっております。

中学生や高学年のナイーブな女の子は共感できるのではないかと思います。


自分以外の凄いを認めないと思われるクラスメート


そのために自分の成績が良かったことを言えない

仲間はずれは嫌だけど

似合いもしないお揃いをつけたくないを言えない

自分を出せない主人公


主人公のモヤモヤが続くと

何処かむずむずします。


こういうコミュニティ、ツラかろうなあ。


このクラスメート=瞳子のキャラ設定は

現実にいそうでハラハラしました。実際は悪い子ではないんですけどね。

これ以外にも色々、暗黙のルールにとり巻かれることにがんじがらめになる様子が良く描かれています。



ここからはちょっと長くなります。



生徒がリアルにありそうな話である

一方で、対比のため?に

出てくる先生は、

一昔前なイメージなんです。


SNSで悩む子どもとミスマッチというか。

今でもこういう先生いるんだ?と思いました。

また舞台である学校が学校改革を打ち出しながら、

その先生の旧態依然ぶりに目をつけられてないのは

少し違和感ありました。



こういう昔気質の先生(生徒の素行に難ありと思ったり試合に負けたりを発端に校庭○周とか防衛大学校ですか?と思ったけど)今もいるのかな?と思ってちょっと調べたところ


https://www.chibanippo.co.jp/newspack/20190626/605869

ちょっと前だけど、


おお、ある、、、!!



https://reseed.resemom.jp/article/2022/10/07/4805.html


クレームネタになってるということは

存在するんですね



https://note.com/namihisan/n/n3807e797c05e



このスウェーデンの事例は日本の発達障がい児教育の現場でも同じだな、というところを見たことがあります。何かしら何とも言えずにモヤついたときに走らせてあげるとスッキリしてモヤモヤが抜ける、という効果がありそうでした。

でもそもそも短時間ですから。

10周、反復多すぎて苦しいし完全に精神的ダメージを期待してますよね。


負けてモヤモヤするなら走って吹っ飛ばせ!ならいいと思うんですけど

予め負けたら何周走れという指示は、

罰でしかない。


この差が良くわかってない教員

いてもおかしくないです。

もしくは自分がこういう罰を受けてきた時、嫌だ面倒くさい、キツイ、という感情が消え去っているの原因ですかね。恐らく上記のようなモヤモヤふっとび効果も手伝って「走らされた=いい思い出」という方もいて、こういう意見があるとこの手の罰、消えにくかっただろうなと思います。

まあ部活のような状況であればともかく、一般教育はナシですね。




で、そんなそもそも炎上もしそうな先生を、

完全懲悪させた、スッキリする

シーンがあり

うんうん、解決よし。と思う一方、


これだと時代のニーズにもがいているであろう学校の先生実情ではないんでないかな、、とチラリと思いました。



(正直公立の先生


あり得ないなー


も多いと思うんですけど、


事なかれ主義、旧体質受け入れも覚悟、

とかじゃないと公立の先生、

なかなか志望できないと思うんです。


GTOなんていません。

年功序列も凄そうですし、

志ある程度ないとなれませんよね?

パッと見安定職、給食つき、という以外なかなかブラックな職場ではない?と思うので

正直なってくれたら有難く、大事にしたい思いもある。いや、たまに理不尽の根本的要因ではあるのですが。

先生たち、がんばってほしいです。)


と、本筋ではない先生事情は少しひっかかる思いはあったのですが、

お子さんの話は言いづらいけど気になるテーマやよくあるモヤモヤを捉えていて、面白く拝読しました。




内容がシンプルになるように、照準ブレしないようになのか、盛り込んだ要素の決着は一部に留めていると私は感じました。

続編が出て、そのあたりもう少し掘り下げてくださったら嬉しいなあと思います。






罰というとローラのパパと、おちゃめなふたごの先生方を思い出しますね。

ぶつ、という罰はこういうことなんだなと思った話


 

 

この優しさ含めた厳しさを示せずに

決して叩いたりしてはいけない、

それは虐待になるから、と思いました。


罰って、本当に難しい。

ローラのような、

あなたのためを思う、という優しさに満ちた罰は

なかなか与えられません。

自分(=親)に都合のいい罰ばかりになってしまうと思いました。


本の感想が湿っぽくなりました。

読んで下さりありがとうございます。