最近買った本

宮島さんの記事で読みたくなり購入


「死んだ山田と教室」


レビューします。


 



https://news.yahoo.co.jp/articles/4788a5c918a4731ec4b9ae853fec3abb990c4b02



メフィスト賞受賞作とのこと。同賞は現在もファンも多い森博嗣さん、辻村深月さんも受賞されています。


序盤から中盤まで難関男子校高校生の日常を描くべく

ちょくちょく下ネタ連発。本、ってこんなに

許されてたっけね?というくらい自由!

それ以外にも中高生にありそうな独特なノリ

言葉尻遊び

なんとなく懐かしさも感じました。



私としてはやや予想できる真実でしたが、

最後に描かれる友情が劇がかりすぎている

、、、と思えました。

そこまでの会話とかファンタジー要素以外

リアリティ重視なのに。

映像ばえな話、描写が多く、

映画脚本+詩?みたいなんですよね。

畳み掛けすごいけどわけわからんという気持ちもあり。青春爆発ついていけない私が老いたんだなあ、と思った。



あと途中どんどんクラスメートが

不自然なほど冷たく描かれ、

無関心の暴力ではなくあえて避ける、になっていて、

そうじゃないだろう、な気持ちのほうが多かった。

人はもっと器用に都合よく避けて都合よく忘れて行く残酷さに満ちていると思います。



と、色々うーんと思うところはあるんですけど、

小中高の自我形成に惑う気もち、

そこに生まれる徒労感、

またいいやつ風な人物に邪さが同居している様が

ああ、そうだ、こういうことってある、あるよ〜

と共感を持ち、そこは面白い!と思いました。

純文学志望だった作者さんらしいです。


ウジウジするのにいいヤツに成長できて

そんな周りは対立勢以外優しく賢すぎて草。な小中学生ばかり出てくる

カレーライスで小学五年生な小説には

お腹いっぱいだ!

な方にはおすすめできるかも。


とはいえ女子中学生なりたての娘にはAVだの男子特有合言葉だのがちょっとキモいかなー、と思うので、小学生含めオススメしないです。


男子中学生は、男子校ノリ面白い!とハマれば読みふけって最後感動できるかもです。ちゃんとしてる文学が好きな少年は勝手の違いに戸惑うかもしれません。




 

 

他読んだほん

図書館本


 

 


で光る君へ関連の登場人物

紫式部、清少納言とその血縁者はもちろん、

藤原公任、儀同三司母、藤原道綱母などのまとめを読んでニヤニヤしました。めくるめく藤原氏の分流

も、つい気になって検索にかけて、家系図なんかみて、兼家さんはマジでやり手だったんだろうなあと想像しました。


また、ご紹介した『ブロードキャスト』続編

『ドキュメンㇳ』も借りられたのであっという間に読みました。

こちらは湊さんらしいミステリ調です。

報道について、もっと書きたかったけど

ブロードキャストでは書けなかったことを

書いています

個人的には序盤が現3年生のそれぞれの

キャラ掘り下げに特化しすぎていて

少し中だるみがあり

ブロードキャストのほうが面白く感じますが

続編なのでファンには嬉しい一冊です。


 

 





他には一泊入院中本を忘れてしまい、

Kindleで『沈黙』(遠藤周作氏)を購入し読みました。



最近気になるのは

佐藤いつ子さんの透明なルールですね。

一度も読んでない作家さんですが

新刊で結構レビューついていて面白そうなので

図書館の予約入れました。




 

 



ついでに八秒で跳べも

ネーションズリーグバレーかっこよかったので



 

 


そしてじゃあ

リカバリーカバヒコも、、


と思ったら予約件数が300超え!!

いつ読めるんだ、、、



 

 



雨の日は出かける気が起きないので、

読書が進みますね。

梅雨入りする頃に合わせてまた何か買いたいです。