三十代の頃アマチュアラリー競技をやっていた時期がありました。その頃は国内でもラリー、ダートトライアル、ジムカーナなど盛んな時代で、全国的に一年中シリーズ競技が行われていました。



ただ、車の戦闘力や耐久性、安全性を上げる費用や、林道で練習して走り込むタイヤやガソリン代、競技会のエントリーフィーなどなどあまりにもお金がかかるので、3年ほどで敢えなく撤退....
残念でしたが、仕方ありません。

その後、実車で走れない代わりに、ラジコンを始めてみました。安上がりです。



だいたい実車の1/10の大きさで、当時は実車のラリーと同じように屋外の専用の悪路のコースを走る遊び方と、屋内の細粒アスファルトを高速で走るレースと2種類の遊び方があり、両方のラジコンカーを作ってしばらく楽しんでいました。
ただ、こちらもよく行っていたサーキットが店じまいしてしまったのを機になんとなく縁遠くなってしまいました。


それから20年以上経った62歳の頃、たまたま書店で久しぶりに見たラジコン雑誌が懐かしく手に取ったところ、ラジコンシーンが大きく変わっていて、最近の主流はドリフトだと知りました。

若い頃やっていた屋内レースは狭いコースを30km/hくらいで走らせるので、還暦過ぎて眼もついていかないし、超微妙な操作もできません。

それに比べてドリフトは半分程度の速度で、速さを競うのではないので、忘れていた好奇心がむくむくと頭をもたげてきました。




つづく