捨て犬を譲渡するまで・・・ | トリマーのち獣医ときどきトレーナー Kana の日記

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元トリマーで獣医でトレーナー変わった経歴だと言われるけれど、ペットを愛する人の手助けをしたいと思ったら自然とこうなりました。
念願のペットの為のトータルケアサロンを始め、日々奮闘中♪

捨て犬が譲渡されるまで・・・
というテーマでお話をさせて頂く期待を与えて頂きました。


12月半ばだったので、もうずいぶん時間が経ってしまいましたね。


photo:01

私はCAJAの会のメンバーとして活動をさせていただいてます。
活動といっても、どこかに出かけたりはせず、、、
ボランティアさんが連れてきてくださる、動物愛護センター出身の犬の
不妊手術と、トレーニングの必要な子を知人のトレーナーさんたちに
協力してもらいながら、預かりをしています

現在も
ミニチュアダックスのタクト(5歳、男の子)が店で看板犬として居候をしています。
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タクトについてはこちらを

タクトもセンター出身なので、
 迷子でお迎えが来なかったか・・・
 飼い主に持ち込まれたか・・・
のどちらかになります。

私自身、最近叫ばれてるような

殺処分ゼロ!!なんて目標はなく、、、


どちらかというと、全ての飼い主のいなくなった動物を生かしておく意味があるのか、 その負担を考える前に、もっとペットを捨てない術を考えるべきだと思ってます。

(こう考えるのは私が依頼されれば、安楽死をするからかもしれません)

ここ数年で愛護活動は盛んになった実感はありますが、
手放す飼い主が減った実感はありません。
私がわかっているだけで、毎年数頭患者さん・お客さんだった子が
人に譲るんだと言って捨てられてます。
家族のお荷物になってしまっている犬たちをたくさん見ています。

本当に捨て犬予備軍って多い・・・・
だから、色々なセミナーを企画して、もっとラクに、もっと楽しく犬と生活して欲しいけど、
そういう予備軍の方たちってこういうのには参加してくださらないんですよね・・・
もっと意識の底上げが必要だとひしひしと感じています。


こういう活動を獣医師として行ってることを公言してる人は実は少なくて、
これは獣医師だけでなく、トリマーなど他の職種も同じ、、、
実際に活動してる人も少数であるという事実もあります。

なぜなのか・・・
この話を先日のセミナーでお話したら、質疑応答で
『なぜ、プロが参加しづらいのですか?』
と質問されました。

正直、どう答えたらいいか分からなかったです。

私もこの活動をしたいと思いながらも、なかなかできなかった。
どうやって始めたら良いのか、どこの団体が優良団体なのか??
わからないことだらけ。。。

愛護活動が全てが善意かと思えば、そうでもなかったり・・・
(私は猫でトラウマ的な経験をしてるので、現時点では犬以外の愛護活動に関わる予定はない)

私の場合は幸いCAJAの会をご紹介して頂き、よきご縁に恵まれて今に至りますが、
みなさんただ、きっかけがないだけなんだと思います。

愛犬家のボランティアさんたちの努力もすばらしいですが、
なぜ、ペットで稼ぎ、生活をしてるプロがもっと積極的に参加すれば、
もっとよい結果になるのではないかと常々感じています。

そんなときにお声をかけていただいた・・・
トリマーさんが中心となってこれから始まる
シンデレラプロジェクト

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少しずつ、確実に何かが変わってきていると感じています。

なにはともあれ、
まずは・・・タクトの譲渡です。
未だ応募なし><

腰痛持ちですが、性格よし、犬も人も大丈夫。
すこし調子に乗るタイプなので、大人だけのご家族がいいかなと思ってますが、
きちんとリーダーシップを取れるのであれば、お子さんがいるご家庭でも可能かと思います。
タクト本人は1歳の私の娘と仲良しです。

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CAJA成犬譲渡の会 http://www.cajadog.com/