痴呆症状に対する対策(サプリメントなど)は? | トリマーのち獣医ときどきトレーナー Kana の日記

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元トリマーで獣医でトレーナー変わった経歴だと言われるけれど、ペットを愛する人の手助けをしたいと思ったら自然とこうなりました。
念願のペットの為のトータルケアサロンを始め、日々奮闘中♪

Q15歳のわんちゃんで、最近は朝方に起き出して 歩き回ったり 狭い所に入ろうとしたり、じっとどこかを見つめていたりしているようで、何か良い対策(サプリメントなど)がないですか?


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Aカウンセラーさんからわたしへも相談がきたものです。

バッチフラワーレメディでもその子の不安な気持ちをやわらげたり、老化という体の変化にスムーズに対応できるようにしてあげたりというレメディはありますが、何かほかにも選択肢があれば、教えてあげたいと思っていますが、他におすすめの対策をご存知でしょうか。ということでした。


典型的な痴呆の症状です。
獣医師としての対応は、、残念ながら特効薬はありません。
Ω3系不飽和脂肪酸が痴呆に効くと言われています。
年令とともに低下していくらしく、サプリメントなどで補ってやると効果があることがあるそうです。

Ω3は皮膚にもいいので、サプリメントはたくさん出てますので、試してみてもいいかもしれません。
処方食ではヒルズのb/dが痴呆対応フードです。
これもΩ3を添加したものになってます。

食品では・・・魚油に多く含まれてるので、お魚を食べさせたり、
いつものごはんにサーモンオイル(ちょっと高級スーパーに行くと売ってます)をかけて与えるのも
いいと思います。

狭いところに入ろうとして、そこで動かなくなったり・・・戻れなくなったりするのですが、
私の経験ですと、狭いところなど体が固定されるところが安心するようなので、
敢えてそういうところをつくってあげることもいいかもしれません。
ただ、そこから出たい時にバックして戻れない子が多く、吠えて呼ぶことが多いようです。

老犬の対応はそれぞれですが、ゆっくりその子に合ったやり方を見つけることがいいと思います。

高齢による問題行動は、上手に付き合っていくことが大切です。

どうしても対応がワンパターンになりがちなので、いろいろな手段を飼い主様が身につけると、

解決策がみつかることがありますよ。


解決策が見つからないときは悩まず、プロにご相談下さい。

相談する相手は病院だけではなく、カウンセラー、セラピスト、マッサージ師今はたくさんのペットのプロの方が

いらっしゃいます。

たくさんの意見を聞くうちに、その子に合った解決策が見つかることあります。