3月25日 プレクリスマス(受胎告知)
受胎告知(じゅたいこくち)
キリスト教の聖典である新約聖書に書かれているエピソードの1つ。
聖告(せいこく)、処女聖マリアのお告げ、生神女福音(しょうしんじょふくいん)
一般に、処女マリアのところに、天使のガブリエルが降り、マリアが聖霊によってキリストを妊娠したことを告げられ、
マリアがそれを受け入れることを告げる 出来事。
これを記念する祭日は東方に始まり、中世に西方につたわった。
現在もカトリック教会などでは3月25日、東方教会では4月7日を祭日としている。
カトリック教会では「神のお告げ(の祭日)」と呼ぶ。
正教会では「生神女福音祭」とし、十二大祭のひとつである。
美術
絵画では、この場面でのマリアは読書の最中であることが多いが、糸をつむいでいることもある。
傍らには白百合(純潔の象徴)が置かれるが、天使が百合を携えている場合もある。
2人の上には天上からの光や聖霊の鳩が描かれることが多く、これによって「聖霊によって身ごもる」ことを示す。
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた『受胎告知』 ウフィツィ美術館収蔵
1472年 - 1475年頃
シモーネ・マルティーニ画、1333年、ウフィツィ美術館収蔵
フラ・アンジェリコ画、1433年頃、ディオチェザーノ美術館収蔵
フィリッポ・リッピ画、1443年、アルテ・ピナコテーク収蔵
サンドロ・ボッティチェッリ画、1489年頃、ウフィツィ美術館収蔵
受胎告知 (コッサの絵画) - フランチェスコ・デル・コッサ
1470年 - 1472年、アルテ・マイスター絵画館収蔵
ヤン・デ・ビア、1520年頃、ティッセン=ボルネミッサ美術館収蔵
ティントレット、1582年 - 1587年、サン・ロッコ同信会館収蔵
ティツィアーノ、1559年 - 1564年、サン・サルヴァドール聖堂収蔵
エル・グレコ画、16世紀末、大原美術館収蔵
グイド・レーニ画、1629年、ルーブル美術館収蔵
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ、1650年代、エルミタージュ美術館収蔵
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、1850年、テート・ギャラリー収蔵
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