夏の邦楽ソング・ベスト50(10-1) | …

i am so disapointed.

10. カナリア諸島にて/大滝詠一 (1981)

 

「A LONG VACATION」といえば「君は天然色」だが一般大衆にリゾート気分の音楽性をアピールしたのは、ロート製薬のテレビCMにも使われていたというこの曲だったかもしれない。ほとんどフィクションの世界だったのではないかと思うのだが、当時は憧れるに値する大人のイメージとして受け止めていた坊主頭の中学生だった。

 

 

9. 君に、胸キュン。/イエロー・マジック・オーケストラ (1983)

 

テクノブームはわりと早く終息したのだが、その影響は歌謡界にも及び、後にテクノ歌謡などとも呼ばれる楽曲の数々を生み出していた。そして、テクノポップの本家本元であるYMOが自らテクノ歌謡化したのがこの曲であった。資生堂のCMソングとしても親しまれ、オリコン週間シングルランキングで最高2位のヒットを記録した。

 

 

8. あなたとPop With You!/Negicco (2012)

 

新潟を拠点として活動するアイドルグループ、Negiccoがタワーレコードのアイドル専門レーベル、T-Palette Recordsに移籍した翌年にリリースしたシングル。夏のはじまりにふさわしい爽やかなシティ・ポップ的アイドルポップス。

 

 

7. ラテンでレッツ・ラブまたはサマー・ビューティー計画/フリッパーズ・ギター (1990)

 

「カメラ・トーク」に収録されたボサノバ的でとてもおしゃれな楽曲。ザ・スタイル・カウンシルのような感じを新感覚の日本語詞でやっていることに大きな衝撃を受けた。

 

 

6. 常夏リターン/lyrical school (2018)

 

アイドルラップグループ、lyrical schoolのアルバム「WORLD'S END」から3曲目のランクイン。スチャダラパーのメンバーとかせきさいだぁによる提供曲で、それらしい引用もとても楽しい。フレッシュでありながらどこかアンニュイな感じがたまらなく良い。

 

 

5. サマー・ソルジャー/サニーデイ・サービス (1996)

 

暑い夏の日の日常でありながら非日常でもあるような、よく分からない曖昧な状況下にある恋人達を描いたとても良い曲。

 

 

4. サマージャム'95/スチャダラパー (1995)

 

海か山かプールか、いやまずは本屋、というようなリリース時点における日本の夏をヴィヴィッドに描写していた訳だが、そんな本屋もいまではすっかり減ってしまった。とはいえ、いまも夏には欠かせない楽曲である。

 

 

3. サンシャイン ロマンス/Original Love (1993)

 

CASIO 20 BARのCMソングでもあったらしい。ブラスサウンドも心地よいご機嫌なサマーポップ。

 

 

2. ENDLESS SUMMER NUDE/真心ブラザーズ (1997)

 

当時はそれほど売れていなかったがいまや夏の定番曲としてすっかり定着した印象の「サマーヌード」は元々は1995年にリリースされたのだが、これはSMAPの楽曲などでも知られるCHOKKAKUによってリアレンジされ、よりモテそうな感じになったバージョンである。

 

 

1. RIDE ON TIME/山下達郎 (1980)

 

本人が出演したカセットテープのテレビCMで流れ、現在でいうところのシティ・ポップ・サウンドが一般大衆に広まるきっかけになったともいえる楽曲。「ザ・ベストテン」にはランクインしなかったが、オリコン週間シングルランキングでは最高3位を記録していた。テクノ、アイドル、漫才が流行し、世の中の気分がライトでポップになりかけていた夏のヒットソング。