100 Greatest Songs of 1980s (80-71) | …

i am so disappointed.

80. Whe I Think Of You/Janet Jackson (1986)

 

マイケル・ジャクソンの妹として知られてはいたが、ソロ・アーティストとしてブレイクを果たしたのはジミー・ジャム&テリー・ルイスがプロデュースした「コントロール」からだった。そのアルバムからシングル・カットされ、初の全米チャート1位に輝いたのが「あなたを想うとき」の邦題がついたこの曲で、80年代ポップスの良いところを凝縮したようなチャーミングでキャッチーな作品になっている。

 

 

79. Africa/Toto (1982)

 

日本ではこれ以前からわりと人気があり、オリコンのアルバムランキングでも上位に入っていた記憶があるのだが、「TOTOⅣ~聖なる剣」からは「ロザーナ」「アフリカ」などが全米シングル・チャートで大ヒット、グラミー賞でも多くの部門において受賞を果たした。ヨット・ロックの文脈で昨今、再評価され、ウィーザーがカバーしたりもしていた。

 

 

78. Rip It Up/Orange Juice (1982)

 

スコットランド出身のポスト・パンク・バンドで、日本ではフリッパーズ・ギターの紹介により、ネオ・アコースティックの文脈で90年代に新たなファンを獲得した。この曲ではシンセベースやファンキーなギターリフなどを取り入れ、全英シングル・チャートで最高8位のヒットを記録した。

 

 

77. I'm Coming Out/Diana Ross (1980)

 

シックのナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズがプロデュースしたアルバム「ダイアナ」からシングル・カット。タイトルに入っている「カミングアウト」が性的指向などを表明することも意味することから、現在ではLGBTQのアンセムとしても知られている。

 

 

76. Walking On Thin Ice/Yoko Ono (1981)

 

ジョン・レノンが凶弾に倒れる直前にレコーディングが完了した楽曲であり、ここに収録されたギター演奏は生前最後の仕事だったといわれている。ニュー・ウェイヴ的なサウンドとボーカルが特徴的であり、前衛アーティストとして知られていた小野洋子にとって、これが初のチャートヒットになった。

 

 

75. Song To The Siren/This Mortal Coil (1983)

 

耽美的な音楽性やアートワークなどで人気があったイギリスのレーベル、4ADの創設者らによるユニットがディス・モータル・コイルである。この曲のオリジナルはシンガー・ソングライターのティム・バックリィだが、このカバーによってまた別の角度から曲そのものの魅力がひきだされているように思える。

 

 

74. Radio Free Europe/R.E.M. (1981)

 

1983年のデビュー・アルバム「マーマー」がマイケル・ジャクソン「スリラー」を抑えて「ローリング・ストーン」誌の年間ベスト・アルバムに選ばれたことで、話題になっていたような気がする。サウンドの目新しさにばかり着目しがちな日本の音楽ジャーナリズムやファンの間では、その真価が正確に共有されていない期間が続いていたような気もする。歌詞がアメリカ人にとっても聴きづらいが、あえて歌詞を公表していないというようなこともいわれていたような気がする。カレッジ・ラジオのネットワークにより、全米チャートとはまた違ったオルタナティヴな価値観というのが可視化され、やがてそれはメインストリームにも影響していくのだが、そのごく初期の熱気とでもいうようなものがこの曲からは伝わってくるようである。

 

 

73. Touch Me I'm Sick/Mudhoney (1988)

 

シアトルのインディー・レーベル、サブ・ポップにはラウドでヘヴィーな音楽性のバンドがいくつも所属しているといわれ、その中から後にポップ・ミュージックの歴史を変えるニルヴァーナなども登場する。マッドハニーは当時のレーベルを代表するバンドで、このシングルには張り裂けそうなほどのエナジーとポップ感覚が満ち溢れている。

 

 

72. Edge Of Seventeen/Stevie Nicks (1981)

 

フリートウッド・マックのメンバー、スティーヴィー・ニックスのソロ・アルバム「麗しのベラ・ドンナ」からシングル・カットされた曲。女性アーティストによるロックやオルタナティヴ・ポップの歴史を考えた場合、とても重要な存在なのではないかと思われ、昨今のフリートウッド・マックの再評価のされ方やマイリー・サイラスの最新作への影響などは、それを実証するものではないかという気もする。映画「スクール・オブ・ロック」(2003年)で、堅そうな女性教師がこの曲を聴いた途端に弾けだすシーンも最高である。

 

 

71. All Night Long (All Night)/Lionel Richie (1983)

 

石橋貴明のライオネルリチオやドラマチックなバラード曲の印象が強いことに加え、ピーター・バラカンの黒いのは腹だけ発言などもあり、不当にネタキャラ化されているような気がする。しかし、収録アルバムが田中康夫「たまらなく、アーベイン」で取り上げられてもいたこの曲などは、カリビアンな気分も味わえるご機嫌なディスコ・ポップで、当時もいまも最高である。