1987年10月17日付の全英シングル・チャートで好きな曲ベスト10。 | …

i am so disappointed.

今回は1987年10月17日付の全英シングル・チャートから好きな10曲を選んで、カウントダウンしていきたい。

 

10. Where The Streets Have No Name/U2

 

U2のアルバム「ヨシュア・トゥリー」から3枚目のシングルとしてカットされ、全英シングル・チャートで最高4位を記録した。アメリカで超メジャーに売れはじめたのはこのアルバムからで、シリアスなイメージとブライアン・イーノのプロデュースによる空間を生かしたサウンドが特徴的であった。ペット・ショップ・ボーイズがボーイズタウン・ギャングなどでお馴染みの「君の瞳に恋してる」とのメドレーで、軽薄なダンス・ポップ調にカバーしていた。

 

 

9. Little Lies/Fleetwood Mac

 

フリートウッド・マックのアルバム「タンゴ・イン・ザ・ナイト」からシングル・カットされ、全英シングル・チャートで最高5位を記録した。メンバーのクリスティ・マクヴィーと当時の夫による共作である。超ベストセラーとなったアルバム「噂」から10年が経っていたが、大人のポップスとしての人気には根強いものがあった。

 

 

8. I Want To Be Your Man/Roger

 

ファンク・バンド、ザップのメンバーでもあったロジャー・トラウトマンのソロ・シングルで、アメリカでは全米シングル・チャートで最高3位のヒットを記録したが、イギリスでは全英シングル・チャートの61位までしか上がらなかった。コンテンポラリーなラヴ・バラードだが、ボコーダーを用いてボーカルを加工しているのが特徴的である。

 

 

7. Bad/Michael Jackson

 

メガヒットを記録した「スリラー」の次のアルバムとなった「BAD」のタイトル・トラックであり、シングル・カットされて全英シングル・チャートで最高3位を記録した。人気はすでに社会現象化していて、大掛かりなミュージック・ビデオも話題になった。日本ではとんねるずの木梨憲武がマイケル・ジャクソンに扮したパロディー映像にも人気があった。

 

 

6. Brilliant Disguise/Bruce Springsteen

 

大ヒットした「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」以来となるオリジナルアルバム「トンネル・オブ・ラヴ」からの先行シングルで、全英シングル・チャートでの最高位は20位であった。苦みばしった大人のロックとでもいうような雰囲気に、戸惑いを覚えたファンも多かったのではないかと思う。この曲の内容は、この少し後に離婚をすることになるブルース・スプリングスティーンの実生活も反映していたのではないかといわれている。

 

 

5. Pump Up The Volume/M|A|R|R|S

 

匿名的なよく分からないダンス・トラックが全英シングル・チャートで1位になったと話題になっていて、それがこの曲であった。サンプリングを多様していたことから、後に訴訟問題などで大変だったようだが、アシッド・ハウスやレア・グルーヴなどのクラブ・ミュージックがポップスの新しい可能性を予感させてくれた時代の雰囲気を象徴するようなヒット曲であった。

 

 

4. Never Gonna Give You Up/Rick Astley

 

音楽プロデューサー・チーム、ストック・エイトキン・ウォーターマンがプロデュースしたユーロビートは、当時のヒット・チャートを席巻していたが、中でも代表的な1曲であり、全英シングル・チャートでは5週連続1位を記録した。個人的には当時、軽薄すぎるように感じられて好きではなかったのだが、実はこれこそがあの時代におけるモータウンやフィル・スペクター・サウンドなどにあたるものなのかもしれないとも思えるし、いまではかなり好きである。

 

 

3. What Have I Done To Deserve This/Pet Shop Boys

 

ペット・ショップ・ボーイズが60年代に活躍したポップ・シンガー、ダスティ・スプリングフィールドをゲストに迎えてレコーディングした曲で、全英シングル・チャートで最高2位を記録した。キュートなサウンド、メロディーと、どこかシニカルにも感じられるセンスとの組み合わせがたまらなく良い。

 

 

2. Birthday/The Sugarcubes

 

シュガーキューブスはかつてビョークが所属していたアイスランドのニュー・ウェイヴ・バンドで、この曲はそのデビュー・アルバムにも収録されていた。新しいポップ・ミュージックとして話題となるものの主流がヒップホップやダンス・ミュージックに移行していた頃、ニュー・ウェイヴの注目バンドとして、メディアにもよく取り上げられていた。イギリスのインディー・チャートでは1位に輝いたが、全英シングル・チャートでの最高位は65位止まりだった。やはりなんといっても、ビョークのあまりにもユニークで自由なボーカルがとても印象的である。

 

 

1. Just Like Heaven/The Cure

 

ザ・キュアーのアルバム「キス・ミー、キス・ミー、キス・ミー」からシングル・カットされ、全英シングル・チャートでの最高位は29位と、人気のわりにはそれほど高くはない。恋の気分をロマンチックに表現したインディー・ポップとしては、この上ないほどのクオリティーである。ダイナソーJrによるカバー・バージョンも話題になった。