東京はるまき新小岩本店に行ってきたことなどについて。 | …

i am so disapointed.

モーニング娘。’20の13期メンバー、横山玲奈のことを短期集中的に調べていると、その入門編レベルの知識として、春巻きが好きだということが分かってくる。確かに春巻きはおいしいし、これには深く共感するところである。それにしても、春巻きの存在を初めて知ったのはいつぐらいだったのだろうと考えると、これがよく覚えていない。餃子や焼売よりもずっと後だったが、小籠包よりは先だったような気がする。これについて、私が子供の頃には春巻きが日本でそれほど普及していなかったのかもしれない、とも考えた。

 

しかし、2001年生まれの横山玲奈も小さい頃には食べたことがなく、小学4年生の給食で出たのを口にしたのが最初だったという。ただしその存在そのものはすでに認識していたようで、見た目で判断をして食べていなかったのだという。初めて食べて以来、すっかり大好きになってしまい、中学3年生の頃には弁当のおかずを毎日、春巻きにしてもらっていたこともあるという。

 

そんな横山玲奈がいままで食べた中で最も美味しかった春巻きは、という質問に対し、セブンイレブンと答えたことがあるらしい。先日、私は仕事の休憩時間に蒙古タンメン中本の辛旨汁なし麻辛麺が食べたくなり、セブンイレブンに行ったのだが、ついでに春巻きも買っておこうと思った。ところが、お惣菜でも冷凍食品でも春巻きが売られていなかった。その店舗は冷凍食品にかなりのスペースを割いていて、餃子や焼売、小籠包などは当然のように陳列されていたにもかかわらずである。それで、ファミリーマートに行って、お母さん食堂シリーズの「とろパリ春巻」を買った。それが、最後の1つであった。

 

ところで、春巻きはなぜ春巻きというのかというと、これも今回、調べて初めて分かったのだが、中国で立春の頃に新芽が出た野菜を具材として使用していたことから、春を巻くで春巻きになったらしい。英語では直訳のスプリングロールであり、東京ディズニーランドでもトゥーンタウンの近くで売られていた記憶がある。

 

また、エスニック料理がブームになった頃から、ベトナム料理の生春巻きもポピュラーになったような気がする。あれも美味しいのだが、個人的には春巻きといえばパリパリの皮に具材が包まれているものだという固定観念があり、横山玲奈が好きだと言っているのもそれのような気がする。

 

それはそうとして、春巻きのことをインターネットで調べていると、東京には春巻き専門店が存在し、その名も東京はるまきということを知った。餃子専門店というのはたくさんあるのだが、春巻き専門店というのを聞いた覚えがない。いろいろな種類の春巻きが製造、販売されていて、新小岩の本店のほかに、亀戸と大島にも出店しているようだ。これは興味深いので、ぜひ今度行ってみようと思い、木曜日に急な仕事が入らなければ行く計画まで立てていた。ほんの少しでも先の楽しみができると、毎日が愉快になる。

 

月曜日は本社で会議だったので、いつもとは違い、上り電車に乗って通勤をした。会議は思ったよりも早く終わった。まだ18時である。こうなると、先に立てていた予定を前倒しで消化する傾向がある私である。東京春巻き新小岩本店の営業時間は19時30分までということである。電車の乗り継ぎがうまくいけば、ぎりぎり間に合いそうである。亀戸店の方が早く着きそうなのだが、やはり本店にぜひ行ってみたいという気持ちが強かった。

 

雪の予報とラッシュアワーとで、新宿駅構内はものすごい人で混雑していたが、なんとか順調に電車を乗り換え、19時少し前に新小岩に着いた。Googleマップで調べていたように、北口を出て真っすぐ歩き、松屋のところで右折する。少し歩いて最初の信号をわたったところで左折して、わりとすぐである。新小岩駅から1、2分といったところだろうか。外からショーケースが見えるのだが、商品がほとんど売り切れているのではないか。さすがに人気店であり、閉店約30分前である。しかし、その上に少しだけ春巻きが残っているようだ。せっかくここまで来たのだからと思い、ドアを開けると、好感の持てる女性店員が迎えてくれた。出ている商品しか売ることができない旨を申し訳なさそうに説明してくれるのだが、これもまた丁寧でとても良い。東京はるまきでは生巻きも製造、販売されているようなのだが、残っていたのは皮がパリパリしたタイプの揚げ春巻きで、これを求めて来たので問題はまったくない。

 

店内にはイートインスペースもあったが、閉店も近づいていたし、ここは空気を読んでテイクアウトをした。種類がいくつかあったのだが、そのうちの5種類を1個ずついただいた。

 

新小岩から新宿まで電車で戻る途中に、秋葉原がある。ハロー!プロジェクトオフィシャルショップに最も近い駅は末広町だが、秋葉原からも徒歩8分程度である。閉店は午後8時なので、まだ少しだけ時間がある。下車をして、小雨が降る秋葉原をショップめがけて歩いた。ここに行くのはモーニング娘。’15の頃以来である。生田衣梨奈や牧野真莉愛や尾形春水のイベントに参加したことなどが、思い出される。

 

エレベーターで6階まで上り、ショップに入った。置いてあるグッズや写真の顔ぶれは変わっているはずだが、その雰囲気には懐かしさがあり、何かを一生懸命にメモしている人なども変わらずにいた。何かグッズを買いたい気分だったが、妻に見つかると良い顔はされないので、そうとは分かりにくい地味めのものを探したのだが、そういうのはあまり無くて、また出直すことにした。

 

家に帰ってから、買ってきた春巻きを食べた。1個1個がとても大きく、ごはんのおかずとしても酒のつまみとしてもいける、素晴らしい味わいであった。最もスタンダードだと思われる東京はるまきはよく知っている春巻きに近いのだが、1つ1つの具や衣がどれもクオリティーが高く、全体としても最高な逸品となっている。まるで、モーニング娘。’20のようではないか。中でも個人的には春雨がとても美味しいと感じた。これまでに食べてきた春巻きに入っている春雨史上、圧倒的ダントツに美味しいと思う。さしずめ、春巻きにおける佐藤優樹とでもいうべき存在感だろうか。

 

他にチーズやアスパラとベーコンは、これまでに春巻きの具としては食べたことがなかったのだが、これはすごく合う。女子にはすごく人気がありそうだし、酒のつまみとしても最高である。東京はるまき運営の春巻きバルとかがあったら、絶対に通いたいと思うレベルである。エビには予想を遥かに超えるレベルのエビが入っていて大満足であり、これ以上入っていると入りすぎに感じられる寸前のボリュームであるようにも思え、この絶品のメニュー開発の裏にある絶え間ない努力に思いを馳せたりもする。いや、食べている間はいや、うめー、これも旨い、ヤバい、とそんなことしか思いつかなかったのだが。

 

横山玲奈はかなり以前のブログにおいて、スタッフから春巻き専門店の存在を知らされ、それは自分のための店なのではないかとかなり興味をしめしていたようだが、その後、まだ行けていないという記述が一度あって以降、少なくともこのブログの上では言及されていないようだ。インターネットを軽めに検索してみた限り、春巻き専門店といえば東京はるまきという感じなので、これもそうだった可能性がひじょうに高い。このような弱小ブログの記事がトップアイドルグループのメンバーに伝わる可能性は限りなく低いが、春巻き好きの1人のライトファンとして、横山玲奈にはぜひとも東京はるまきの春巻きを体験していただきたい。

 

横山玲奈が尾形春水から引き継いだ「Oh my wish!」でのセリフを引用するならば、「一緒に、この感動を『共有』したい」といったところだろうか。

 

東京はるまきには、もっとたくさんのメニューがありそうな時間帯に、ぜひまた行ってみたい。