モーニング娘。’19コンサートツアー秋 FINALのライブビューイングについて。 | …

i am so disapointed.

モーニング娘。’19のライブビューイングがあることを何週間か前に知って、なんとなく気に留めていたのだが、行けるかどうかの確証がなかったので、あまり真剣に考えていなかった。

 

道重さゆみが在籍していた頃にモーニング娘。のきわめてゆるめのファンで、2014年11月26日の横浜アリーナでの「変な人たち、サンキュー」に号泣したタイプなのだが、翌年もかろうじてライブやイベントには時々行っていて、最後が鞘師里保の卒業直前の日本武道館だったと思う。かれこれもう4年も前のことである。その後は新曲もチェックしたりしなかったり、「ヤングタウン土曜日」に佐藤優樹が出演した回だけは必ず聴くことにしているという、ファンとしての体を一切成していない現状である。

 

今年の夏に知っている若者から無理やりガールズバーに付き合わされ、そこで最近のハロプロのことをいろいろ聞いて、少し興味が復活したのがちょうど「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」のタイミングで、Twitterとか動画とかを観て、これはもしかするとすごいのではないかと思った。その時のセットリストをプレイリスト化するために持っていない曲を買ったりしていたのだが、「青春Night」がドストライクに好きなタイプすぎて、何度も繰り返し聴いたり、ミュージックビデオも観たりした。あわよくばライブやイベントにでも行ってみたいという気持ちもあったのだが、ハロプロのライブはどうせ土日や祝日なので、仕事があってどうしても行けない。それから、当時は元々は休日であるはずの日に当たり前のように仕事が入るというクソ状態であったため、予定を立てることもままならない。

 

そこへ、このライブビューイングのお話である。当日は木曜日で、本来は休日だし、急に仕事が入るクソ状態になる可能性が最も低い曜日でもある。とはいえ直前までは予断を許さず、それまでにどうせチケットも売り切れる。なんとか大丈夫かなという気がした水曜日の早朝、iPhoneでチェックしてみると、やはり新宿は売り切れている。どうせ東京でもう1ヶ所の品川も、と思ったのだが、なんとわずかに残席があるではないか。かなり後ろで端の方ではあったが、その場ですぐにクレジットカード番号などを入力し、購入した。

 

品川に行くには渋谷で乗り換えなければいけないので、せっかくなので下車して、最近、再オープンしたというパルコを見に行った。かつてレコードやCDを買いまくったWAVEが復活しているということだったのでそれが目当てだったのだが、壁一面がシンセサイザーのようなものが覆われていて、アナログレコードのようなものなどが少し売られていたり、自動販売機でWAVEのロゴが入った缶コーヒーが180円で売られていたりとよく分からなかったので、公園通りを泣きながら逃げて帰った(嘘)。

 

品川について、開演の少し前にラーメン店がたくさん集まっている一帯に行ってみた。以前には旭川の塩ラーメン店、さいじょうの支店があったが、現在はもう無い。食べログの品川のラーメンで1位だった麺屋翔に行き、「SUSURU TV.」の券売機では左上の法則に則り、香彩鶏だし特製塩ラーメンを注文した。上品でありながら味わい深く、スープも完全に飲み干してしまうほどの美味しさであった。

 

品川の高輪口あたりというのは、大学受験の時に品川プリンスホテルに泊まっていたり、大学生の頃に近所の女子高校生と一緒に来たり、10年前にモーニング娘。「気まぐれプリンセス」のCDシングルを買ってシリアルナンバーを応募するやつで当たってライブイベントに参加したり、母と妹が上京して東京観光する時に迎えに行ったり、Negiccoの「ネギのカラオケ」という素晴らしいイベントに参加したりと、いろいろな思い出があるところである。ここで令和元年の暮れにモーニング娘。’19のライブビューイングというのも、また乙なものである。

 

開演時間が近づいたので、券売機で発券したチケットを見せて、様々なスクリーンの出入口が並ぶ通路を歩いて行った。スクリーン6にはすでにかなりの客が入っていて、ペンライトのようなものを持っている人たちもいる。私も以前はキングブレードのモーニング娘。’15全メンバーカラーが切り替えられるように設定したやつを持っていたのだが、もう使うこともないだろうと思い、Amazonマーケットプレイスで売ってしまった。道重さゆみの卒業コンサートに持って行ったピンク色のキングブレードは、記念品としていまでも机の引き出しの奥にあるはずである。

 

席を探して座ると、隣は若い女性ファンで、一人で来ていてペンライトのようなものを持っていた。後の端の方だったが、スクリーンはしっかりと観ることができる。アップフロントエージェンシー所属のお笑いコンビ、上々軍団が「悪友」という曲を歌っている。この曲は仕事場の有線放送でもよくかかっていたので知っている。佐藤優樹の動画をいろいろ検索して観ていた時に、バースデーイベントで上々軍団にドッキリを仕掛けるというのをやっていて、かなり面白かったのと、この人たちに対してとても好感を持った。その時に歌っていた「仲間」という曲も良かった。はじめは開演前のBGM的に流しているのかと思ったのだが、いまこの時間にオープニングアクト的に歌っていたのだと分かった。次にBEYOOOOONDSが登場し、「恋愛奉行」をパフォーマンスした。メンバーが多いのだが、自己紹介で「好きな〇〇は△△です」というところがそれぞれ独特で面白いと思った。パフォーマンスも楽しく、気分が盛り上がってきた。

 

そして、いよいよモーニング娘。’19のパフォーマンスである。この日のライブは、9月から行われてきた「モーニング娘。’19コンサートツアー秋~KOKORO & KARADA~」のファイナルということである。ファイナルというのはもちろんツアーの最終日にして集大成であり、とても盛り上がるやつである。ハロプロのライブは基本的に土日や祝日に行われるため、私の場合は仕事とバッティングしてまったく行くことができない。しかし、このファイナルだけは平日に行われることがあり、おかげで過去に何度か行くことができた。といっても、先ほども書いたように、最後がもう4年前なのである。知らない曲もあれば、メンバーもいる。果たしてじゅうぶんに楽しめるのだろうか。

 

EDMのようなサウンドが流れる中、メンバー紹介の映像がモニターに映る。そういえば確かにこんな感じだったと、懐かしく思う。そして、メンバーが登場し、1曲である。EDMのような感じで、早くも知らない曲である。しかし、これはなかなか良い。帰ったら調べて買うことにしよう、などとこの時には思ったのだが、後で来年の1月にリリースされる新曲「KOKORO & KARADA」だと知ることになる。生田衣梨奈はやはり美しいなとか、牧野真莉愛はニコニコ笑っていて良いものだな、とかいろいろなことを思いながら、映像と音楽を楽しんでいた。顔を見ても名前が分からないメンバーも何人かいる。おそらくは新メンバーなのだろう。リーダーの譜久村聖、ウェットな感じが現在のモーニング娘。’19をまとめあげているのだな、となんとなく思った。EDMのような音楽とキッチリとしたダンスはとてもカッコいいのだが、それらが過剰にメカニックでシステマティックになることがなく、とても良い具合をキープしているのは、リーダーである譜久村聖によるところが大きいのではないか。石田亜佑美のスキルと熱量、佐藤優樹の天才的な感覚、小田さくらの歌唱力といった要素が、現在のモーニング娘。’19のパフォーマンスにおいて、とても重要な役割を果たしているような印象を受けるのだが、これらが組み合わさっただけだとトゥーマッチな感じにもなりそうなところを、譜久村聖のウェットな存在感が中和し、結果的にグループとしてのクオリティーを高めているような、そんな感じにも思えたのであった。

 

いままでに挙げたメンバーの顔と名前は一致するのだが、それ以外のメンバーは結構いるし、新メンバーがそんなにも多くはなかったはずである。新メンバーの中でも加賀楓はボーイッシュなルックスが印象的なので、顔と名前が確実に一致している。2曲目で早くも今年のシングルから「人生Blues」である。この曲もかなり好きなのだが、ミュージックビデオに飯窪春菜が出演していて、生田衣梨奈がその付き人的な役をやっているのも良かった。「負ける気しない 今夜の勝負」は、道重さゆみが在籍時に買いまくっていたDVDマガジンで佐藤優樹らと「手をつないでひ~とつになろう~」というところを歌っていたので知っていたのだが、ライブパフォーマンスで観るとまた、良い曲だなと思うのである。次の「青春Say A-HA」も知らなかった曲だが、これもまた良い。そして、「わがまま 気のまま 愛のジョーク」で、もちろん大盛り上がりなのだが、「愛されたぁぁぁぁぁぁぁい」のところで早くも感情が高ぶり、泣きそうになる。この曲はやっぱりすごく良いな、と再認識したのであった。

 

ここで最初のMCが入り、譜久村聖、石田亜佑美と新メンバーだが、後に山崎愛衣だと理解した。北海道出身だということで、地元意識からくる親近感が湧いた。

 

「ジェラシージェラシー」はあまりちゃんと聴いていなかったが、かなり好きなタイプの曲だと分かったので後で買うとして、6期メンバーにとってのデビュー曲「シャボン玉」も現在のメンバーによってアップデートされ、この曲は本当にユニークだな、とあらためて感じさせられた。かつて道重さゆみがやっていたセリフパートは、あれよこやんこと横山玲奈だろうか。現在、「ヤングタウン土曜日」にレギュラー出演していて、わりと好感を持っているのだが、パフォーマンスをちゃんと観たことがない。いつかのライブのMCで飯窪春菜が牧野真莉愛と横山玲奈と3人でリリースイベントかなにかを回って、とても楽しかったと話すのだが、途中から牧野真莉愛との相性がとても良いという話になっていく、そこで言い放った「横山いらないじゃないですか」、また、ライブ後半のMCで飯窪春菜がまた牧野真莉愛との相性の良さを語りはじめると、モニターにはなぜか横山玲奈が映し出され、「やっぱり横山はいらないんですね」、これが好きすぎて、心が沈んだ時などに定期的に観ていたことがある。

 

「自由な国だから」「ロマンスに目覚める妄想女子の歌」と、よく知らないがやはり良い曲が続き、次のMCである。新メンバー中心のパートのようだ。加賀楓は一目で分かり、あと森戸知沙希は「青春Night」のミュージックビデオでかなりフィーチャーされていたので、この時点で認知できた。そして、MCを回しているのが横山玲奈である。前回、私がモーニング娘。のライブを観た時にはいなかったメンバーが、いまや後輩や同期とのMCを回している。4年の月日の長さを実感した。しかし、このMCはやたらと上手いのではないだろうか。そして、「ヤングタウン土曜日」を聴いて抱いていたマイルドな高感度がビジュアルをともなうことによって、さらに明確になっていった。あとは15期メンバーの北川莉央、岡村ほまれ、山崎愛生だと後から認識した。牧野真莉愛たちが12期だったので、加賀楓と横山玲奈が13期、カントリー・ガールズとの兼任メンバーとして加入した森戸知沙希が14期なのかと、いまさら理解した。

 

ここからはユニットというか、メンバー数名による曲が続き、まずは9期、10期、11期、つまり、譜久村聖、生田衣梨奈、石田亜佑美、佐藤優樹、小田さくらによる「抱いてHOLD ON ME!」、12期の野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音による「私の時代!」、13期、14期の加賀楓、横山玲奈、森戸知沙希による「Rockの定義」、そして、15期の北川莉央、岡村ほまれ、山崎愛生による「好きな先輩」と続く。

 

野中美希と羽賀朱音は私が記憶していたイメージからすると大人になりすぎて、すぐには分からなかったのだが、なるほど確かにそうだと思ったのだった。そして、新加入したメンバーはやはり「好きな先輩」を歌うのだな、と思った。最後に観たのは12期によるバージョンであった。そして、横山玲奈のパフォーマンス中の笑顔がすごく良いな、と感じた。ナチュラルでありながらこの良さというのはかなりのものだ、とこの時にはまだその程度に感じていたのである。

 

そして、ステージ上にはキーボードのようなものが置かれ、佐藤優樹ともう一人のメンバーが美しい旋律を奏でている。ピアノといえば野中美希だったと思い出したのだが、やはり当時のイメージと比べるとかなり大人っぽくなっていて、すぐには分からなかったのである。佐藤優樹に関しては何をやっていたとしてもまったく目が離せないので、今回、このピアノを弾く姿を観ることができたのは、かなりの収穫であった。後に野中美希のMCで、このツアーではピアノのコーナーがずっとあり、代わる代わる担当をしていたのだが、ファイナルでは連弾をしたということであった。ピアノのことはよく分からないのだが、この演奏はとても美しいと感じたので、今後もまたやってほしいと思った。そして、この演奏をイントロとしたのは「雨の降らない星では愛せないだろう?」であり、中国からの留学生、ジュンジュン、リンリンがいた頃のことなどを思い出したりもした。それにしても、これも本当に良い曲だなと、あらためて思った。

 

続いて、いわゆる黄金期と呼ばれる時期の大ヒット曲「ザ☆ピース」である。この楽曲の幅の広さはやはりたまらない魅力である。もちろん、大いに盛り上がる。この後、全員によるMCで、佐藤優樹による工藤遥についてのモノマネ混じりのエピソードトークが最高に面白い。加入当時に同期メンバーに出身地を聞き、石田亜佑美は仙台、飯窪春菜は東京と答えたが、工藤遥はハロプロエッグだと言い放ったというものである。これを受けて、リーダーの譜久村聖が15期にはそういう荒れているメンバーはいないというようなことを言い、その荒れているというワードがまた大いにウケていた。本当に何もかもが懐かしく、それでいて新しさもある。これは素晴らしいエンターテインメントだな、と本気で思った。

 

この後、メドレーだが、その1曲目である「HOW DO YOU LIKE THIS JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~」では、スタンドマイクを用いながらも、石田亜佑美のカッコいい煽りなど、ロックを感じさせる素晴らしいパフォーマンス、続いて「ブレインストーミング」「女が目立ってなぜイケナイ」「Tokyoという片隅」、そして、これまた懐かしい「直感2~逃した魚は大きいぞ!~」だが、この曲がこれほどまでに祝祭感に溢れたものだったとは、この時まで気づいていなかった。そうだそうだそうだそうだ、その通り、という感じである。そして、「ドッカ~ン カプリッチオ」という、実は知らなかった曲でメドレーは終わる。

 

この後、MCで1曲目の「KOKORO & KARADA」が来年の1月にシングルとしてリリースされることが、発表された。他には「LOVEペディア」「人間関係No way way」が収録され、トリプルA面シングルになるという。そして、「LOVEペディア」と「人間関係No way way」とはメロディーが同じだが、歌詞やアレンジ、歌割りや振り付けが異なるという、グループ史上初の試みということである。そして、この2曲が続けて披露されたのだが、これもまた良い。常にチャレンジしながらクオリティーが高いものを出し続けるという、この姿勢が素晴らしいと思うのである。

 

「One・Two・Three」「I surrender 愛されど愛」、そして、ラストは「WHAT is LOVE?」で大盛り上がりである。ところで、横山玲奈が良くて、いや本当にすごく良くて、途中からかなり目で追っていた。私はアイドルポップスの中にわりと好きなものが多いのだが、アイドル文化そのものが好きかというとそうでもなくて、いい大人が自分の娘ぐらいの年代のアイドルを推すという感覚がほとんど理解できていなかったりはする。たとえば道重さゆみとか佐藤優樹とかNegiccoとか先日、活動を終了したWHY@DOLLなどに関しては、アーティストやパフォーマーや人間や天才(佐藤優樹)としてリスペクトしているというエクスキューズがあるので問題はないのだが、今回、ライブビューイングの途中から横山玲奈の姿を追っていたことについては、まったく説明ができないので困ったものである。その存在感であったり動きや表情といったものが、感覚として心地よく、正しくて良いものとして認識できる、という点に尽きるのだが、これでもうまく言えている気がまったくしない。

 

アンコールに応え、ステージに登場したメンバーはそれぞれバラエティーにとんだ衣装で、わちゃわちゃしていてとても楽しい曲をパフォーマンスした。これはライブにおける新曲で、「Hey! Unfair Baby」というタイトルのようだ。そして、メンバー全員のMCになる。それぞれ、心に響く、とても良いことを言っていた。15期メンバーの岡村ほまれが感きわまって涙を流してしまい、次の小田さくらがそれにつられてしまうという場面もあった。

 

そして、「私の人生 エンジョイ!!」、そう、この日、最も聴きたかった「青春Night」をまだやっていなかったことも忘れていたほどに、完全に満足していた。そして、「青春Night」はやはり最高である。私が大好きなファンキーなタイプの楽曲であり、途中のガラガラゴーなラップパートも素晴らしく、歌姫、小田さくらの通常とはやや異なったはじけ具合も堪能できる。森戸知沙希がセンターというフレッシュさもありながら、譜久村聖や佐藤優樹や石田亜佑美の魅力も感じられる。そして、メッセージが「私の人生 エンジョイ!!」なのだから、もう言うことはない。アンコールのラストは「ブラボー!」で、これもまた最高であった。

 

トータルとして、モーニング娘。’19とは素晴らしい個性と才能を持ったメンバーが集まった最高のアイドルグループで、音楽アーティストで、パフォーマンス集団である。その最大の魅力はライブパフォーマンスにあるのだが、それを体験できるのはチケットを入手できたごく一部のファンであった。それをスクリーン越しではあるがリアルタイムでより多くの人たちにも可能にしたライブビューイングというシステムは素晴らしい。メンバーもライブ中に、ライブビューイングを観ている人たちのこともちゃんと気にしてくれていたことが、またとてもうれしかった。

 

とてもしあわせな気持ちにつつまれ、会場を後にした。現実にはクソなことが山ほどあったとしても、モーニング娘。’19のパフォーマンスを体験している間、それらはまったく存在していなかった。そして、この短い時間の中でじゅうぶんにチャージされたハピネスを抱き、われわれはまた現実に帰って行く。そして、疲れたり嫌気がさした時にはまた戻ってこられるのだろうか。ポップ・カルチャーの存在理由というのは、そのようなものでもあり、そういった意味において、モーニング娘。’19は私にとってとても尊いものであるように思えた。あと、横山玲奈がヤン娘としてレギュラー出演している「ヤングタウン土曜日」を、しばらくは佐藤優樹が出演しなかったとしても毎週欠かさず聴きそうな予感でいっぱいである。

 

おそらく個人的に疲れていたり心が荒みがちだったこともあるのだろうが、とても良いものを観たという気がしている。ライブが終わって少ししてから、「KOKORO & KARADA」のミュージックビデオが公開された。このリリースに伴う全国握手会も行われるようなのだが、土日なので仕事とバッティングして行けなくて残念である。