好きなクイーンの曲ベスト10。 | …

i am so disappointed.

4月17日は、クイーンの日らしい。仕事場に入荷した映画「ボヘミアン・ラプソディ」のBlu-rayディスクやDVDの販促物にそう書かれていた。発売日にちなんでこじつけたのかと思いきや、実は1975年にクイーンが初来日した記念すべき日だったのだという。昔のことはよく知らないが、クイーンは実は日本から人気に火がついたという説があるのだが、それはあまりにも言い過ぎであるとする説や、あながち間違いでもないとする説などがあるようだ。しかし、当時、結成してからそれほど年数が経っていないクイーンの人気が、日本で絶大だったことは事実らしい。初来日にして日本武道館公演を成功させたというのだから、それは間違いないのだろう。

 

というわけで、今回はクイーンの好きな10曲を選んでいくのだが、そもそも私はクイーンが好きなのかというと、実はそれほどではないような気もするのだが、それは洋楽を聴きはじめた1980年代はパンクやニュー・ウェイヴ的なものを好きでいる方がカッコよくてモテそうだという風潮がなんとなくあり、自分自身をそういう者としてアイデンティファイしようと試みたからではないかという気がする。

 

クイーンのようなバンドは当時、パンクやニュー・ウェイヴ的な価値観とは相反するものとされていたようなところがあり、それゆえに実は好きであってもなかなかそうは言えないような気分でもあったのだが、おそらく完全な自意識過剰でもあったのだろう。

 

10. I WAS TO BORN TO LOVE YOU

 

元々はフレディー・マーキュリーのソロ・シングルとして1985年にリリースされたが、後にアレンジが大きく異なるクイーンのヴァージョンも制作、発表された。当時は大げさすぎてまったく好きではなかったのだが、かなり後になってプロ野球、北海道日本ハムファイターズ、稲葉篤紀選手の登場曲として何度も聴くうちに、実はすごく良い曲なのではないかと思うようになった。ちなみに過去にこの人を愛するために自分は生まれてきたのではないかと思ったことが何度かあるが、そのすべては完全にまぼろしであった(知らんがな)。

 

 

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9. I WANT TO BREAK FREE

 

1984年のアルバム「ザ・ワークス」からのシングル・カットで、メンバーの女装が印象的なミュージック・ビデオで知られる。1980年代の後半にオープニング・テーマにイギー・ポップが使われ、藤原ヒロシや高木完なども出演していた「FM TV」という番組が深夜に放送されていて、このビデオがジョークとして扱われていた記憶がある。あの番組にはボン・ジョヴィくんと名付けられた犬が、次にかけるミュージック・ビデオを適当に決めるというコーナーもあったような気がする。

 

 

 

8. BODY LANGUAGE

 

1982年にリリースされたアルバム「ホット・スペース」からのシングル・カットである。前作がイギリスのみならずアメリカでも大ヒットしたのだが、この曲はひじょうに攻めた内容のようにも思え、全米シングル・チャート最高11位、全英シングル・チャートでは最高25位と、期待されたほどヒットしなかった記憶がある。個人的には適度なセクシーさも含め、わりと好きだったのだが。

 

 

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7. CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE

 

1980年のアルバム「ザ・ゲーム」からのシングル・カットで、イギリスでもアメリカでも1位を記録した。ロックンロール調の楽曲で、邦題は「愛という名の欲望」である。洋楽を聴きはじめた頃、毎号買っていた「オリコン・ウィークリー」の全米アルバム・チャートの1位として、「ザ・ゲーム」のジャケット写真がよく掲載されていた。ビルボードではなく、いまは無きレコード・ワールドという業界誌のチャートであった。レコード・ワールドが無くなってからは、テレビ朝日「ベストヒットUSA」でも使われていたラジオ&レコーズのチャートが掲載されていたと思う。当時は他にキャッシュボックスというのもあった。

 

 

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6.ANOTHER ONE BITES THE DUST

 

「ザ・ゲーム」からのシングル・カットで、邦題は「地獄へ道づれ」、全米シングル・チャートでは「愛という名の欲望」に続いて1位を記録した。シック「グッド・タイムス」でお馴染みのベース・ラインが引用され、ダンス・ミュージックとしてもヒットしたらしい。洋楽を聴きはじめて間もない頃、よく知らないのだが全米シングル・チャートで1位なのだから良いに決まっていると思い、この曲のシングルを買った記憶がある。当初、それほどガツンときたわけでもなかったのだが、何度も聴いているうちに良くなってきた。

 

 

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5. WE ARE THE CHAMPION

 

1977年のアルバム「世界に捧ぐ」に収録され、邦題は「伝説のチャンピオン」である。初来日公演を成功させた後に書かれた曲だとも言われているようだ。NHKのテレビで海外のアーティストのライヴが放送され、日本語の字幕も出るというのがかつてはよくあったが、「俺たちはチャンピオン、ロックのチャンピオン」などと訳されていて、どこにもロックとか出てきていないじゃないか、と中学生だった頃の私は思ったのであった。

 

 

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4. WE WILL ROCK YOU

 

「伝説のチャンピオン」とのカップリングでシングルがリリース、アルバム「世界に捧ぐ」にも収録されている。スポーツの応援などにも用いられがちなチャント的なリズムが印象的である。スポーツ的なノリは基本的にそれほど好きではないのだが、この曲のキャッチーさには抗えない魅力がある。

 

 

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3. KILLER QUEEN

 

1974年に全英シングル・チャートで最高2位を記録した、クイーンにとって初のビッグ・ヒットである。日本のごく一部では、歌詞が「がんばれタブチ」と聴こえる箇所があると話題になった。アルバム「シアー・ハート・アタック」にも収録されている。ちなみに「がんばれ!!タブチくん!!」はプロ野球の阪神タイガースから西武ライオンズに移籍した田淵幸一選手を主人公にした、いしいひさいちによるギャグ漫画で、アニメ-ション映画化されるほどヒットしていた。また、この曲の歌詞の一部が「がんばれタブチ」と聴こえることをネタにしたのはラジオ関東「全米トップ40」にあった「坂井隆夫のジョークボックス」というコーナーであり、「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」とほぼ同じコンセプトを持つ。「全米トップ40」と同じ土曜深夜にニッポン放送で放送されていた「笑福亭鶴光のオールナイトニッポン」には「この歌はこんな風に聞こえる」という、ほぼ同じだがややセクシー寄りのコーナーもあった。

 

 

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2. UNDER PRESSURE

 

デヴィッド・ボウイとのコラボレーション・シングルとして1981年にリリースされ、全英シングル・チャートで1位を記録、アルバム「グレイテスト・ヒッツ」にも収録された。後にラッパー、ヴァニラ・アイスの全米NO.1ソング「アイス・アイス・ベイビー」にも引用された。ちなみに私がはじめて聴いたデヴィッド・ボウイの曲は、おそらくこれだったはずである。高校受験のための冬期講習の帰りに、オリヴィア・ニュートン・ジョンの「フィジカル」が収録されたアルバム「虹色の扉」と一緒に、クイーンの「グレイテスト・ヒッツ」を買った記憶がある。確かファッションプラザオクノの地下の玉光堂だったと思う。「グレイテスト・ヒッツ」は発売される国によって曲目や曲順が異なっていた記憶があるが、私が買ったのはアメリカ盤だったはずである。オリヴィア・ニュートン・ジョンの「虹色の扉」も輸入盤を買ったのだが、ポスターのようなものが封入されていて、衣服の色が肌に近く、一瞬だけヌードにも見えてドキッとした。それを部屋の壁に貼っていたのだが、入ってきてそれを見た父もまたほぼ同じ反応をしていたので、なかなか良いものだと思った。

 

 

 

1. BOHEMIAN RHAPSODY

 

2018年に公開され、大ヒットした伝記映画のタイトルにもなったクイーンの代表曲で、1975年に全英シングル・チャートで1位を記録した。ひじょうに複雑な構成であり、シングルにしては長い曲だが、アイデアに満ち溢れていてまったく飽きさせることがない。フレディー・マーキュリーが亡くなった1991年にはふたたび全英シングル・チャートで1位、さらに翌年には映画「ウェインズ・ワールド」に使われ、全米シングル・チャートで最高2位を記録した。イギリスのその年のヒット曲をコンパイルした「NOW 1991」というCDには、ジェームス「シット・ダウン」、ワンダー・スタッフ「サイズ・オブ・ア・カウ」、クリスタル・ウォーターズ「ジプシー・ウーマン」、ライト・セッド・フレッド「アイム・トゥー・セクシー」、シェイメン「ムーヴ・エニィ・マウンテン」、KLF「3AM・エターナル」などが収録されたアルバムの1曲目が「ボヘミアン・ラプソディ」で、なかなか味わい深かった。