バレンタインデーも間近ということで、歴代のポップ・ソングの中から好きなラヴ・ソングを10曲選び、カウントダウンで発表していきたい。
10. AT LAST/ETTA JAMES
元々は1941年のミュージカル映画「銀嶺セレナーデ」のために書かれた曲だが、1960年にリリースされたR&Bシンガー、エタ・ジェイムスのヴァージョンが有名である。とうとう私にも恋が訪れて、寂しい日々はもう終わったという喜びが、絶世のパフォーマンスで歌われている。2008年にはビヨンセにもカヴァーされている。
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At Last!
331円
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9. FRIDAY I'M IN LOVE/THE CURE
ザ・キュアーが1992年にリリースしたアルバム「ウィッシュ」からのシングル・カットで、月曜日が憂鬱で木曜日までがつまらなかったとしても金曜日には恋に落ちる歌われた、たまらなくポップでキャッチーなインディー・ロックである。
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Wish
659円
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8. YOU MAKE MY DREAM/DARYL HALL & JOHN OATES
アメリカのポップ・デュオ、ホール&オーツことダリル・ホール&ジョン・オーツが1981年に全米シングル・チャートで最高5位を記録したラヴ・ソングである。恋のはじまりの高揚感を真空パックしたかのようなこの曲は、2009年の映画「(500)日にサマー」でも効果的に使われていた。
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モダン・ヴォイス(期間生産限定盤)
972円
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7. MAPS/YEAH YEAH YEAHS
アメリカのオルタナティヴ・ロック・バンド、ヤー・ヤー・ヤーズが2003年にリリースしたデビュー・アルバム「フィーヴァー・トゥ・テル」からのシングル・カットで、ヴォーカリストのカレン・Oと当時、交際していたライアーズのアンガス・アンドリューとの関係について歌われている。ミュージックビデオでカレン・Oが見せている涙は本物であり、それは彼が来るはずだった撮影の現場に3時間も遅れ、バンドはもうツアーに出発しなければならなかったからだという。
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Fever to Tell
532円
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6. WONDERWALL/OASIS
オアシスが1995年にリリースし、世界的な大ヒットを記録したアルバム「モーニング・グローリー」からのシングル・カットで、イギリスのみならずアメリカでもシングル・チャートでトップ10入りを果たした。オアシスの曲の中でも世界的に最もヒットし、ポピュラーだともいえるが、ギャラガー兄弟は過大評価されすぎていると感じているようである。「君のことを僕のように思っている人が他にいるとは思えない」という、恋をしたことがある人であれば一度は経験したことがあるであろう感情が、最高のメロディーとヴォーカル・パフォーマンスによって表現されている。
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(What’s The Story) Morning Glory?
1,920円
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5. SOMETHING/THE BEATLES
オアシス「ワンダーウォール」のタイトルはジョージ・ハリスンのアルバム「愛の壁」(原題は「ワンダーウォール・ミュージック」)からインスパイアされたのではないかとも言われているが、ビートルズのシングルA面曲で唯一のジョージ・ハリスンによる楽曲が、この「サムシング」である。アルバム「アビイ・ロード」に収録され、「カム・トゥゲザー」との両A面シングルとしてリリースされた。全米シングル・チャートでは1位に輝いたものの全英では最高4位に終わったこの曲はしかし、ビートルズの楽曲の中で「イエスタデイ」に次いで多くカヴァーされている曲のようだ。
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ABBEY ROAD
1,045円
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4. LET'S STAY TOGETHER/AL GREEN
ポップ・ミュージック史上最も偉大なシンガーの1人、アル・グリーンが1971年にリリースした全米No.1シングルであり、良い時も悪い時も、幸せな時も悲しい時も一緒にいようと歌う、究極の大人のラヴ・ソングである。クエンティン・タランティーノ監督による1994年の映画「パルプ・フィクション」のサウンドトラックに使われ、また多くの新しいファンを獲得した。
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レッツ・ステイ・トゥギャザー (日本独自企画、最新マスタリング、解説付)
950円
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3. I SAY A LITTLE PRAYER/ARETHA FRANKLIN
バート・バカラックとハル・デヴィッドによって書かれたポップ・クラシックスのうちの1曲で、ディオンヌ・ワーウィックが1967年にリリースし、全米シングル・チャートで最高4位を記録した。邦題は「あなたに祈りをこめて」だったが、翌年、アレサ・フランクリンがアルバム「アレサ・ナウ」でカヴァーし、シングル「ジャックの家」のB面としてリリースされた時には「小さな願い」となっていた。目を覚まし、化粧をする前や、髪をとかしながらどの服を着て行こうかと考える、そんな日常の中でも恋人との永遠の愛に祈りを捧げるという内容は、多くの人々の共感を呼ぶものであろう。
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Aretha Now
740円
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2. BE MY BABY/THE RONETTES
ポップ・ミュージック史上最も偉大なプロデューサーの1人、フィル・スペクターによる最高傑作であり、ガール・ポップ・グループ、ザ・ロネッツが1963年に全米シングル・チャートで最高2位を記録したクラシックである。音を何重にも重ねることによる「ウォール・オブ・サウンド」という手法がフルに生かされ、思春期における根源的欲求としての恋愛感情が見事に音像化された素晴らしいレコーディング作品である。
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BE MY BABY: THE VERY BEST
623円
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1. GOD ONLY KNOWS/THE BEACH BOYS
ポップ・ミュージック史上最も優れたアルバムとされることも多いビーチ・ボーイズの1966年の作品「ペット・サウンズ」だが、これはブライアン・ウィルソンによる偏執狂的ともいえるスタジオワークの賜物である。「神のみぞ知る」の邦題を持つこの曲は「素敵じゃないか」のB面としてシングルでもリリースされたが、全米シングル・チャートでの最高位は39位と、それほど大ヒットしたわけでもない。にもかかわらず、多くのファンを持ち、特に「これまでに聴いてきた中で最高の曲」と評し、この曲にインスパイアされて「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」を書いたポール・マッカートニーは、その筆頭であろう。歌い出しの「君のことをずっと愛しているわけではないかもしれない」(個人的には原田知世「天国にいちばん近い島」の「いつも私のことだけずっと 思っててくれなくていいの」はこれに対するアンサーだと勝手に思っている)からはじまり、「でも、もし君がいなくなったとしたら、どうなるかは神のみが知ること」「もしも君が僕の元を去って行ったとしても人生は続いていくのだろうが、そんな世界に僕は何の価値も見いだすことができない」という、まさにラヴ・ソングとして究極の内容が、極上のメロディーとサウンド・プロダクションとヴォーカルによって表現されている。これこそが究極のラヴ・ソングではないかと、個人的には思うのである。
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ペット・サウンズ
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