今月の「WHY@DOLLレギュラー公演~はる色に染めて~」は先週のvol.45で最後のはずだったのだが、諸事情により今週にvol.47が行われることになった。このことを私は先週の「ほわどるに恋なのサー」で知ったのだが、もちろん行きたいのだが行ける予定にはしていないはずであり、何とかならないかと思ったところ、何とかなりそうだったのでいろいろ調整した。とはいえ直前やその後にもいろいろと微弱な障害に邪魔されたりにしたわけだが、スタンダール「赤と黒」的に障害があればあるほど燃えあがるのだとばかりに、あたかも赤子の手をひねるかのごとくに片付けたのであった。誇張なしにいま現在、私の日常生活における現実の中で最も価値が高い時間がWHY@DOLLのライブであり、他の時間をご機嫌に生きるためのエネルギーの大部分を、これによってチャージしているといえる。不思議だが本当であり、岡村靖幸が「だいすき」で歌った「こんなに大事なことはそうはないよ」とは、おそらくこのようなことなのだろう。
それで、以前にもこのようなことを書いたことがあるような気もするが、今回のレギュラー公演がいままでに行ったWHY@DOLLのライブの中で最も楽しく、充実していた。様々な面において、ご機嫌な要因が整いすぎていた。ここ最近、体調がそれほど思わしくなかったのだが、いや本当に楽しかったし、運動量もこれまでで最多だったような気がする。
バスを東急百貨店本店前で降り、適当に時間を潰してから道玄坂の渋谷Gladに入場した。前売券は買い忘れていたので当日券で入場し、1階の後の方で観覧した。SEは「Gemini」、衣装はアルバム「WHY@DOLL」リリース時によく着ていた青と黄色のものである。昨年の8月、私がはじめてWHY@DOLLのリリースイベントに行き、パフォーマンスを観たときもこの衣装であった。1曲目は来月リリースされる「Sweet Vinegar」で、リリースイベントには日程の関係で1つも行けていない私はまだレギュラー公演で何度か聴いただけであり、その全体像をはっきりつかみ切れているとは言い難い。このようなタイプの曲をシングルとして切るというアティテュードも含め、間違いなく好きではあるのだが、その良さをまだじゅうぶんに感じ取れていないような気もする。浦谷はるなさんが「スルメ曲」(初披露の日に撮影したチェキにもそう書かれていた)と言っていたように、聴く度に好きになっている。リリース日は6月26日ということだが、憂鬱な梅雨の日々から夏に向かうのだが、心にはマイルドな痛みをかかえ、心は漂っているというような、そんな雰囲気である。
MCでも発表されたが、この日の第二部はノンストップ公演といって、MCなしでただひたすら曲を続けてやるらしい。WHY@DOLLのMCはもちろん楽しくて大好きなのだが、やはり最も好きなのはその楽曲やパフォーマンスなので、この企画はとても楽しみではあった。WHY@DOLLのライブに来るようになってやっとこさ9ヶ月(うちブランクが約2ヶ月)の私にとって、この企画ははじめてである。
続いて、青木千春さんのソロ曲「Hello Hello Hello」で、これは意外な選曲であった。昨年、アルバム「WHY@DOLL」リリースに先がけて公開されたティザー映像を視聴したときにかなり印象に残った曲である。当時はWHY@DOLLの音楽は聴いていたものの、メンバー顔と名前すらまだ一致していないような状態であり、この曲が青木千春さんのソロ曲だということにも気づかなかった。それまでにはないタイプのカントリー調の曲とアレンジに、青木千春さんのキャンディーボイスによる癒し効果が最大化されたような、ひじょうに印象的な曲であった。これまでは大きなライブで歌われることが多かった印象なのだが、今回のようにレギュラー公演の一部だと、かなりその世界観に没入して聴くことができ、ひじょうに満足度が高かった。
そして、同じくアルバム「WHY@DOLL」から浦谷はるなさんのソロ曲、「忘れないで」である。「WHY@DOLL」に収録された10曲はどれも大好きなのだが、ひじょうにバラエティーにとんでいるため、その時々において好きな順番が変わる。いま現在、最も好きなのがこの「忘れないで」である。個人的に近ごろ、1970年代や80年代に海外のディスコ・ヒッツに影響を受けてつくられた日本のポップスを聴くことをとても楽しんでいるため、「フォーゲット・ミー・ノッツ(忘れな草)歌謡」ともいえる「忘れないで」は、最高にハマるのだ。この曲は音源だけでもすごく好きなのだが、パフォーマンスでは浦谷はるなさんのエモーショナルなダンスと切なげで大人っぽい表情が堪能でき、ユニット時とはまた異なった魅力が爆発しているのである。これもレギュラー公演の一部では、より落ち着いて観ることができるのですごく良かった。
そして、「WHY@DOLL」の中でかなり好きな曲、「マホウノカガミ」ももちろん最高で、ラストスパートは踊って楽しい「Magic Motion No.5」「shu-shu-star」であった。じつに私好みのセットリストであり、一部にしてかなり満足した。楽しい握手会(毎回書いているような気もするが、一部の料金は握手券込みで千円プラスドリンク代600円である)、待機時間の後に、二部のスタートとなる。
待っている間、iPhoneでいろいろなニュースや情報を見ていると、ベビースターラーメンのアイスクリームがセブンイレブン限定でこの日から発売になったということである。ベビースターラーメンといえば、青木千春さんが大好きなお菓子であり、これはセブンイレブンまで行って買ってきたとしても開演時刻には間に合うぞと思い、どうせ前売券を買い忘れて当日券での入場だったので、セブンイレブンに向かって歩きかけた。しかし、数秒後にそういえばアイスクリームなので、渡すまでに溶けてしまうだろうと思ってあきらめた(特典会でこの件を話したところ、「Gladに冷凍庫ありますよ!」とのことであった)。
開演時刻の少し前にGladに入場すると、喫煙コーナー辺りに原宿のイケているGMがいて他のファンとお話をされていたので、とりあえず目線だけで挨拶したところ、下手で観覧することを告げられたので、もちろんドリンク交換後、その場所に移動した。下手とはどちら側のことをいうのかを、はっきりと理解した。
ノンストップライブは本当にノンストップだった。次から次へと曲がかかり、WHY@DOLLがパフォーマンスする。私はただそれを楽しみ、踊り、声をあげ、ジャンプする。その時間のなんと楽しいことか。当初やある時期の観覧スタイルとはかなり異なってきたような気もするが、何においてもその時に最も正しいと思ったことをやる。ドゥ・ザ・ライト・シング!ファイト・ザ・パワー!ドント・ビリーヴ・ザ・ハイプ!ということである(知らんがな)。
「CANDY LOVE」「clover」「キミはSteady」で大いに盛り上がった後、浦谷はるなさんがはけて、ステージには青木千春さんだけが残される。そして、あの超人気曲にして未音源化、作詞を本人が手がけた「Forever」に突入する。続いて、馴染みのパターンだと次は浦谷はるなさんのソロ曲なのだが、この日はそうではなく、あのサックスが鳴きまくるAOR歌謡の超名曲「ラブ・ストーリーは週末に」である。うっとりするような楽曲の世界観と、美しいWHY@DOLLの歌とダンス、こんな時間が永遠に続けばいいと思う。歌詞では「I'll love you forever」と歌われる。なるほど、このまったくタイプの異なる2曲は「forever」繋がりである。私は個人的に「永遠」という概念をまったく信用していなく、それはこれまでの人生において絶対で確かだと思っていたものがいとも簡単に無くなってしまう様を何度も目撃したからに他ならない。「Forever」はまだそのような現実を知らない、無垢な心がとても尊く、眩しいわけだが、その「永遠」というテーマはより大人の女性という設定であろう「ラブ・ストーリーは週末に」においても不変であり普遍だということである。佐野元春「SOMEDAY」でいうところの「だからもう一度あきらめないで まごころがつかめるその時まで」のようなものであり、やはり理想は妥協なく追い求めなければならないと、強く思ったのであった。人生で(忘れかけていた)大事なことはほわどるからすべて(もう一度)教わった。くじけそうな時、この歌を口ずさもう。
続いて、「夜を泳いで」「Dreamin' Night」という、アルバム「WHY@DOLL」収録のバラード曲が続く。都会の夜にピッタリなこのタイプの曲がWHY@DOLLの楽曲の中でも特に好きなので、このパートは心の底から堪能した。そして、ここで「Sweet Vinegar」である。「Dreamin' Night」と同じくマイクスタンドを用いる曲ということでの曲順であり、今後、このパターンは増えるような気がするのだが、この曲はじつはバラード系の曲からよりアップテンポな曲に移行するにあたり、絶妙なブリッジになりうる曲調、サウンド、テンポであることが分かった。
そして、ここで浦谷はるなさんのソロ曲「Notice Me」である。「Forever」と同様に未音源化で、本人が作詞を手がけている。この曲の雰囲気がすごく好きであり、いつも楽しみにしている。「Forever」の歌詞はまるで少女コミックのような世界観であり、青木千春さんのパブリックイメージとひじょうに合っているように思える。一方、「Notice Me」は「いつもとは違うミストに 仕掛けたの甘いトラップ」という私が大好きな箇所に見られるように、熱い想いを内に秘めた女性の心情が描写されていて、これを浦谷はるなさんが書いたという事実に、とても良いものを感じるのである。
青木千春さんのキャンディーボイスはポップでキャッチーで最高なのだが、最近は浦谷はるなさんの歌がすごく好きで、良い意味で薄味なのだが、ひじょうに深いコクがあるというか、とにかく丁度よくて素敵だと思うのである。
そして、次からはアップテンポの曲が続き、「菫アイオライト」「秒速Party Night」「Tokyo Dancing」と、特に私がいた下手前方あたりはある種、異様な熱気と興奮が続き、とにかく踊ってジャンプしまくった。ラストは「恋なのかな?」の楽しい振りコピとコール&レスポンスで完全燃焼である。情報筋によると、今回のセットリストはメンバーが考えたということだが、本当に私好みすぎて最高に楽しんだ。
アンコールは「恋はシュビドゥビドゥバ!」で、もはや放心状態に近い状態で、まるで1991年ぐらいのクラブで明け方に聴くプライマル・スクリーム「ハイヤー・ザン・ザ・サン」の如き精神状態で楽しんだ。
とにかくノンストップということで、特に後半はかなりの運動量だったのだが、浦谷はるなさんは「恋なのかな?」に「息ができないほど苦しくなるのはなぜ?」という歌詞があるが、恋にときめくよりも踊りすぎて息ができなかったのではないかというような上手いことを言うあたり、最高である。一方、リーダーらしくMCを上手くまとめて締めようとする青木千春さんは、「神経をつかっていただいて」「安静にお休みください」などと、ニュアンスは伝わるのだがユニークさが際立つ天才的な言語感覚を発揮していて最高であった。
先日、発売されたオレンジ色のタオルがひじょうに好評で、欲しいという人が身近にいるので、物販でこれを追加購入、さらに一時的に売り切れていて私が買いそびれていた方のトートバッグが復活していたので、これも買った。さらに諸事情により、あと千円分何かを買いたかったのだが、またしても女性マネージャーさんから生写真をすすめられ、家の人にバレると大変なことになるので写真は買えないんです的な恒例のやり取りを今回も行った末に、シングルCDを1枚買った。
特典会で聞いたところによると、浦谷はるなさんは「Notice Me」を作詞しているので、音源としても発表したいし、歌詞を文字としても早く見てもらいたいということであった。歌詞に話題が及んだので、私が特に好きな部分について話すと、そこに込めた心理について話してくれたのと、もっと歌詞については解説したいことがたくさんあるということも言っていた。そのうちの1つについての種明かし的なことと、そのモチーフとなった作品について聞くことができ、とても有意義であった。
そして、青木千春さんの特典会においてはやはりベビースターラーメンネタに終始してしまったのだが、帰りに買ってから私が食べてみた感想を伝えると言ったものの、近所のセブンイレブンには売っていなかったので、後日に順延である。
一部、二部を合わせると、この日はアルバム「WHY@DOLL」の収録曲をすべてやったのだ。私はやはりあのアルバムがものすごく好きなのである。
いろいろあって今週は明日からかなりのハードスケジュールになっているのだが、最高のチャージができたので、それに恥じぬような超絶的なパフォーマンスでぶっちぎりたい。そこんとこ夜露死苦(死蘭我無)。
※最後の()内は「知らんがな」と読んでください。念のため。
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