Negiccoのベスト・アルバム「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」発売を前にして、収録曲のほとんどについて初リリースをリアルタイムで体験していないわりと新規ファンの私が、ベスト・アルバムをより楽しむために、それらについて調べたり思い出したりしながら好き勝手なことを書いていくという企画の第8弾である。
今回取り上げるのは、「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」の10曲目に収録された「サンシャイン日本海」である。
リリースは2014年7月22日、オリコン最高位は11位と、遂にトップ10入り一歩手前まで来た。
作詞・作曲・編曲はORIGINAL LOVEの田島貴男であり、カップリングはconnieさんによる「フェスティバルで会いましょう」である。
この年の4月29日、モーニング娘。'14のリーダーであった道重さゆみは、秋ツアーの最終日をもってグループを卒業することを発表した。
「フェスティバルで会いましょう」の歌詞には「道をぬらした涙の後に 重い雲が高く晴れたら さぁ出かけようよ ゆく先はあの場所(まるで理想郷でしょフィールド・オブ・イイキョク) みんなの曲が聴こえる」という箇所があり、これを縦読みすると「道重さゆみ」になるのである。
田島貴男が女性アイドルに楽曲を提供するのはこれが初めてだったといyことなのだが、これはとても良い経験になったと、後に語っているようである。
それだけではなく、以来、田島貴男はすっかりNegiccoが気に入ってしまったようで、メンバーやプロデューサーのconnieさんとの親交はずっと続いているようだ。
リリース当時、やはり私はまだNegiccoのことをほとんど知らなかった。田島貴男が楽曲提供ということであればわりと話題になっていたのではないかと思うのだが、「アイドルばかり聴かないで」の時のように、何となく少しは知っていたということすらなかった。
という訳で、昨年3月3日にNegiccoの音楽を初めて聴いた後、先入観も無く、ほぼまっさらな状態で聴いたわけである。
まったくアイドルポップスという感じがしない、どちらかというとギター・ポップやネオ・アコースティックに近い質感を持っている曲のように、初めは感じた。
というのも、そのジャンルの名盤とされているアズテック・カメラ「ハイ・ランド、ハード・レイン」やフリッパーズ・ギター「カメラ・トーク」、より具体的には収録曲の「ウォーク・アウト・トゥ・ウィンター」や「偶然のナイフ・エッジ・カレス」辺りを思い出したからである。
共通しているのは、そこにあるポップスのキラキラ感である。
歌詞の内容は、いわゆるご当地ソングのようになっている。そこで、「信濃川ヨットハーバー ビール一杯だけ」という歌詞がごく自然に出てくる。アイドルポップスなのにお酒を飲む描写がカジュアルに出てくる、このぐらいのことがとても新鮮だと、当時の私はまだ思っていたのだった。
そして、「たくさん遊んでぐっすり眠るの 大好きなあなたと」という箇所については、恋人と一緒に寝ることがスリルでもサスペンスでもなく、日常の幸せとして当たり前に描かれている点にも、他のアイドルポップスとの違いを感じた。
これぞ、「大人のアイドルポップス」なのであろう。
そして、この曲のMVが最高なのである。地元の新潟ではじけるNegiccoの姿が次々と出てきて素晴らしい。これを観ると当然、新潟に行ってみたくなるのである。
そして、Negiccoの音楽を初めて聴いてから約1ヶ月半後、ライブやイベントがあるわけでもないのに、私はただふらりと新潟に行ってみたのである。
Negiccoのファンには、本当に優しい方々が多い。私が「サンシャイン日本海」のMVに出てきた場所を出来るだけ多く回ろうとしていたところ、すぐに色々な情報をおしえてくださった。
たとえば白山神社の忠犬タマ公など一瞬しか映らないものや、そのすぐ近くにあったブランコ、また、メンバーが電車に乗っているシーンで、その路線や車窓に映る場所の辺りに至るまでおしえていただいたのには、本当に感激した。おかげでとても充実した小旅行になり、新潟が大好きになった。
その少し後に中野サンプラザでのライブがあったのだが、「おやすみ」の時、スクリーンに夜の新潟の風景が映し出された。私が実際に訪れた場所も少なくはなかったので、とても楽しむことができた。あのタイミングで行って、本当に良かったと思う。
そして私は翌月、Negiccoがデビュー当時から出演しているという地元のお祭り、「古町どんどん」を一目見てみたいと思い、2ヶ月連続して新潟に行ったのであった。
「サンシャイン日本海」は夏をテーマにした曲ということもあってか、代表曲の1つであるにもかかわらず、中野サンプラザでのライブセットリストからは外されていた。私はそれまで、一度もこの曲を生で聴いたことが無かったのである。
そして、その初めてが「古町どんどん」であった。新潟で見るNegiccoは、やはり格別であった。普段よりもリラックスしている、ホームグラウンドという感じもあったし、周囲の雰囲気をも含めたご当地感もかなり楽しめた。
「古町どんどん」では、「圧倒的なスタイル」でのラインダンスも含め、その雰囲気は大いに満喫したのだが、わりと後ろの方にいたため、パフォーマンスの細かいところまでをよく見ることはできなかった。
パフォーマンスの動画を観ると、この曲にはメンバーがただ横に動くという振り付けがあり、これがすごく可愛くて大好きである。
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