古町どんどんの研究 | …

i am so disappointed.

新潟の古町通商店街で年に2回、5月と10月に「古町どんどん」というイベントが行われていて、Negiccoはそこで毎回ライブを行っているということである。

 

Negiccoは2003年から新潟を拠点に活動するアイドルグループだが、私が初めてその音楽を聴いたのは活動をはじめてから12年以経った、昨年の3月であった。

 

CDや音源を買ったり、インターネットで過去の動画を視聴したり、東京で行われているイベントに行ったりしているうちに、どんどんNegiccoに夢中になり、遂にはその活動拠点である新潟にまで足を運んだのである。

 

といっても、Negiccoのライブやイベントが新潟であったわけではなく、ただ何でもない日に新潟に行った。新潟でNegiccoは多数のイベントに参加しているが、週末や祝日のことが多く、私の仕事柄、なかなかそういう日に休むことが難しいのである。

 

新潟の街や食べ物などもかなり好きになったのだが、いろいろなNegiccoゆかりの地なども巡ることができて楽しかった。

 

その少し後に中野サンプラザでのライブがあり、「おやすみ」の時に、夜の新潟を撮影した映像が流れた。私が実際に訪れた場所もいくつか含まれて、より楽しむことができた。

 

当時、ブログを読んでくださっていた方々から、どうせ新潟に行くのなら「古町どんどん」の日に合わせるのがいいと言われていた。もちろん当時、私は「古町どんどん」のことなど何も知らなかったのだが、どうやらNegiccoにとってかなり特別なイベントなのだということが分かった。

 

人気が全国に広がっている現在も地元を拠点とするNegiccoを、新潟で見ることには大きな価値があるだろうということは、私にも分かっていた。しかし、「古町どんどん」はやはり週末に開催されるため、仕事の休みを取ることがなかなか難しかった。

 

しかし、それでもやはり行きたいという思いが強く、いろいろな調整を経て、それが可能になった。

 

ところが、今度は直前になって謎の足首の痛みに苛まれるという事態が生じた。いまだに原因がよく分からないのだが、DJ Meguを目当てに行った「RELAX」というクラブイベントで、長時間立ちっぱなしだったことも影響しているのではないかという気がした。

 

当日は早い時間に新潟に着き、古町まで歩いて商店街を散策したりもしていたのだが、やはり足首が途中から痛みはじめ、あまり行動することができなかった。「古町どんどん」限定だというバスセンターのカレーとイタリアンのみかづきがコラボレーションした商品を買って食べたりはしていた。

 

RYUTistなど他のステージもいろいろ観たり、もっと街の雰囲気を感じたりもしたかったのだが、肝心のNegiccoのステージの時間に備え、足を休ませておくべきだという判断をした。それで、午後の多くの時間を、新潟駅前の自遊空間で過ごすことになった。

 

新潟駅前からバスに乗って、ふたたび「古町どんどん」のステージに向かった。RYUTistのステージが、最後の方だけ少し観ることができてよかった。ファンの熱さを感じた。

 

「古町どんどん」のステージの動画はYouTubeなどで観ていたのだが、改めて人の多さに驚かされた。ステージといってもローソンの前に組まれているだけで、普段は商店街の道路になっているところに、客がぎっしりと入っている。

 

地元の商店街のイベントであり、ステージは観覧無料だということもあり、熱心なファンばかりではなく、一般の人たちもかなり観に来ている。私が「古町どんどん」でNegiccoを観たのはこの時がいまのところ最初で最後なのだが、観客数は回を追うごとに増えているようである。

 

新潟で観るNegiccoは普段よりもリラックスしているようであり、観客のムードも含め、ひじょうに良いものを感じた。もちろん、メンバーや新潟の方々にとっては、寧ろこちらの方が普段ではあるのだろうが。

 

夏をテーマにしたご当地ソング、「サンシャイン日本海」を初めてライブで体験したのが新潟だったのは、幸運だったのかもしれない。また、このステージでは、まだリリースされていないアルバム「ティー・フォー・スリー」から、「SNSをぶっとばせ」が初披露された。

 

東京と新潟との移動には時間もお金もかかり、一般的には同じグループをなぜ遠征してまで観なければいけないのかとか、必要以上に熱狂的であるとも見られかねないのだが、それだけの価値があることを、メンバーやスタッフが考え抜いて提供してくれているのだから、理にかなっているわけである。

 

先日まで行われていたライブハウスツアーについても、私などは最後の東京公演だけほぼぎりぎりで行くことを決めたレベルのライトでカジュアルなファンに過ぎないのだが、全日程に参加したならば、それだけ楽しかったであろうことは想像に難くない。

 

昨年秋の「古町どんどん」にもNegiccoは出演しているわけだが、その頃、私はそれどころではない状況にいたため、情報もチェックしていなかった。そこで、改めて確認してみたのだが、春に比べて曲目が少なく、また、T-Palette RecordsのYouTube公式チャンネルが公開している動画も、それまでは全体のダイジェスト的な内容だったのだが、今回は「ねぇバーディア」1曲のみになっているようだ。

 

過去の情報をさかのぼってみたところ、かつて、Negiccoは「古町どんどん」開催期間の2日間、両日にライブをやっていて、しかもある時期までは1日2ステージを2日間、つまり、1回の「古町どんどん」で4回のステージをこなしていたようである。

 

特に圧巻なのは2010年で、10月9日の土曜日、「古町どんどん」で13時30分からと16時15分からの2回のステージを行っているのだが、翌日、10月10日の日曜日には朝の9時15分から魚沼市で「うおぬま里山まつり」というイベントに出演している。それから新潟市に戻り、「古町どんどん」で13時からと16時30分からの2ステージを行っていたようである。

 

これだけ人気が全国に広まっているにもかかわらず、いまもこのような地元のイベントに出演しているということ自体がすごいことではあるのだが、やはりステージの回数や時間は少なくすることを余儀なくされているのかもしれない。人があまりにも多く集まりすぎるというのも、その原因の1つなのかもしれない。いつか、「古町どんどん」でNegiccoが観られなくなる可能性もあるのだろうか。

 

とりあえず今月に行われる「古町どんどん」に、Negiccoは出演することになっていて、ステージは14日の日曜日、16時15分からのようである。

 

いまはRYUTistがかつてのNegiccoのように、2日間両日、複数のステージを行っているようである。

 

「古町どんどん」が行われるようになったのはいまから37年前、1980年のことだという。街にイエロー・マジック・オーケストラのテクノポップが流れ、テレビではB&B、ザ・ぼんち、ツービートといった新しい時代のMANZAI師たちが大暴れ、シリアスなニュー・ミュージックの時代からカラフルでポップなアイドルの時代に転換するがごとく、デビューしたばかりの松田聖子や田原俊彦が、ヒットチャートに新たな息吹を吹き込んでいた頃である。山下達郎「RIDE ON TIME」がオリコン3位のヒットとなり、山口百恵が引退し、ジョン・レノンが凶弾に倒れた年である。

 

まったくの余談だが、この年、私は初めて東京を訪れ、赤坂見附のラジオたんぱで小森まなみの「ヤロメロジュニア出発進行!」の公開生放送を観覧したりしていた。

 

Negiccoがいつから「古町どんどん」に出演していたのかは定かではないのだが、インターネットで情報を検索したところ、古くは2008年からの記録は見つかった。当時は写真や動画の撮影も自由だったようで、インターネットにも記録がわりと残っている。

 

そして、2009年秋からの7年分については、セットリストも確認することができた。けして暇なわけではないのだが、興味があったので、どの曲が何回パフォーマンスされているのか計算してみた。

 

もちろん、かつては1回の「古町どんどん」で4回のステージがあったのが、いまは1回であり、自ずと古くからの曲の方がカウントが上がるのは仕方がない。

 

2009年秋以降、「古町どんどん」においてNegiccoは計34回のステージを行っているのだが、最も多くパフォーマンスされたのは、ダントツで「圧倒的なスタイル」であり、28回を数えている。やはりあの野外でのラインダンスは風物詩というムードもあり、逆にこの曲がセットリストに入っていない回が6回あることの方が意外な気がする。

 

この集計をする前に、私の予想では「Falling Stars」がこの次に来るような気がしていた。「古町どんどん」が開催される古町をテーマにしたこの曲は、少なくともここ数年間のステージでは必ず歌われているような印象があった。

 

しかし、集計してみるとけしてそんなことはなく、2010年春の2日目1回目でラストに歌われて以降、次にセットリストに入るのは2年後の2012年春の2回目であった。この年の秋には再びセットリストから外れるが、2013年春の2回目で1曲目に歌われ、それ以降は、1日2ステージの頃はそのうちの1ステージにおいてのみだが、1日に1回は必ず歌われているようである。特に直近では、2015年秋のアンコール、2016年は春、秋ともに1曲目と、重要なところで歌われているようである。

 

2009年秋以降の7年間、「古町どんどん」のステージで歌われた回数においては、「圧倒的なスタイル」の28回が最も多いのだが、「Falling Stars」は10回で5番目に多く歌われた曲である。

 

2番目は13回の「完全攻略」と「My Beautiful Life」、3番目は11回の「ねぎねぎROCK~私もお家に連れてって~」であり、次が「Falling Stars」と「ネギさま!Bravo☆」の10回となっている。

 

昨年、私がNegiccoを知りはじめていろいろな動画を観ている時に、ファンの方によって編集されたNegiccoヒストリーのような動画に出会った。「My Beautiful Life」はその中で、かなり重要な曲だと紹介されていたような記憶がある。「君に会えたこのキセキに伝えたい言葉がある ありがとう ずっと歌うよ」という歌詞が印象的であった。

 

昨年秋の「古町どんどん」では、「Falling Stars」に続く2曲目に「笑顔でファインデイ」という曲が歌われたということである。聞き覚えがないタイトルだと思い調べてみたところ、UX新潟テレビ21の情報番組「にいがたLive! ナマ+トク」のテーマ曲であり、リリースの予定はないということである。ここにも地元でなければ味わえないようなプレミアム感があり、なかなかいいものだと思うのである。

 

熱いファンの人たちが様々な情報や感想、データなどをいろいろな方法で記録してくださっている。そのおかげで、私のようなきわめてライトでカジュアルなお調子者の新規ファンが、本来の何百倍もの楽しみが得られるようになっていると思う。ありがたいことである。