とうとう師走、こちらでいう「シリーシーズン」がやってまいりました。
私たちも例にもれず、やれ職場のクリスマスパーティーだの、家族や友人との集まりだのの準備でこれから忙しくなりそうです。
忙しくなる前に、ということで、土曜日に夫婦で愛の献血に行ってきました。
私の周りのオーストラリア人たちは、ほとんど自分の血液型を知りません。
血液型分析で盛り上がることができず、おおいに不満です。
私の夫は、若い頃ブラッドディスオーダーで入院した経験があるにもかかわらず、「そのときの書類を調べればわかると思うけど・・・」と、自分の血液型に一切興味なしです。
占いやジンクスは全く信じないくせに、血液型性格診断だけは当たると思っている私の分析によれば、夫は「AB+」だと思います。
変人のAB。変わり者のAB。
夫も土曜日に献血をしたので、あと何週間かすれば判明します。
かくいう私は、かたづけができない小心者のAO+です。
私はオーストラリアでは初めて献血に行きましたが、日本ではよく行っていました。
夫は生まれて初めての献血だったそうです。
メルボルンの献血システムは日本のものとかなり違っていて驚きました。
献血に関しては、日本のほうがが断然システムが整っていると思います。
まず、日本では、献血をする際の予約が必要ありません。
そして、たいていの献血ルームは毎日営業しています。
なので、買い物のついでにふらりと立ち寄って、カフェ代わりに使ったりしていました。
ところがメルボルンでは、予約をしてからの献血が普通です。
しかも土日は閉まっている献血ルームがほとんどです。
つい最近、やっと土曜日(といっても、メルボルンでたった一ヶ所、隔週、しかも午前中のみというお粗末な有様ですが)に献血ができるようになりました。
「改善しよう」という努力は認めますが、もっと献血しやすい環境が必要だと思います。
次に、日本では血液中から必要な成分だけを提供できる、「成分献血」の比率がどんどん増加しているのに対し、オーストラリアでは、 普通に血を抜くだけの「全成分献血」がほとんどです。
オーストラリアでも成分献血は受け付けているそうですが、「まず全成分献血を何回かしてから」などの様々な制限があるそうです。
成分献血は、普通に血を抜くよりも遥かに効率の良い方法です。
献血をする人、輸血が必要な人のどちらにとっても負担が少ない賢い方法なので、ぜひオーストラリアでもメジャーになってほしいと思いました。
周りに聞くと、「一度採血したものを、また血管に戻し入れるなんて絶対にありえない」と、成分献血を全否定していました。
まだまだ時間がかかりそうです。
ちなみに日本の成分献血の比率は、約3割だそうです。
さらに、全成分献血の場合、日本では献血する量を、体重や年齢によって200mlと400mlから選ぶことができるのに対し、オーストラリアでは、500ml(検査のために30mlかかるため、実際は470ml)で統一されています。
人種の違いでしょうか、夫は私の2倍の速度で血液をだしまくっていました。
私は献血が終わった後、頭がクラクラしましたが、夫は「物足りない。もっと吸い取ってくれてよかったのに」と言っていました。
そして、日本の献血ルームは、サービスがすごいです。
各献血のいすには小さなテレビがついていたり、DVDが見れたり、漫画や本、雑誌が読めたりと、献血している間、快適にあっという間に時間が過ぎていきます。
帰り際には、ありがとうございましたと言われ、粗品のサランラップやティッシュなどがもらえます。
500円の図書カードをもらったこともあります。
残念ながら、オーストラリアでは雑誌が何冊か置いてあるだけで、日本のようなサービスはないようです。
いろいろメルボルンの献血事情の悪口(?)を書いてみましたが、これからも定期的に献血に行こうと思っています。
なぜかって?もちろんそれは、「助け合いの精神」です。
といいたいところですが、実際の私は悪魔のようです。
「やまとなでしこ魂のつまったこのアツい血液を、メルボルンに暮らすいろいろな人たちの体に送り込み、
私の血を納豆菌のように繁殖させる。」
「アジア人が死ぬほど嫌いだという瀕死の人の体に私の血を送り込む。」
などの妄想もちゃっかり楽しんでいることを夫に話したら、(例によって)変な目で見られました。
私もメルボルン侵略計画の一員になりたいという方。
献血の予約はいかがでしょうか。こちら
からどうぞ。
◎私が行った土曜日も時々あいている
献血ルーム (メルボルンセントラルにあるマイヤーのすぐ近く)
Bourke Street Donor Centre Melbourne
Level 2, 360 Bourke Street, Melbourne VIC 3000