翌日

日曜日


AM6時30分



母「あら!もう起きたの?」


父はもう仕事に出ていた。


僕「……うん」


母「どこか行くの?」

僕「今日は行かない」

母「そう。ご飯食べる?」


僕「うん」





いつもの日曜日より僕は、早めの朝食をとり自分の部屋に戻った。


机の椅子に座り昨日買ってきた本を手にとった。



『刑法』





199条





『人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。』







「さぁ~やるか。」






つづく
土曜日。
「行ってらっしゃい」お母さんの心配そうな声が、僕の胸に響いた。


僕「行ってきます」



僕は家から一時間ぐらいかかる本屋へ自転車を走らした。
通学とは違い、こういう自転車は何故か苦手だ。


めんどくさい……



その途中昭宏と言うクラスメートに会った。

昭宏「よう。」


僕「おう。……何してるの。」


昭宏は笑顔で答えた
昭宏「今から大輔と加奈子と未来とでカラオケに。」


僕「へぇ~」


昭宏「お前は?」


僕「いや……ちょっと……」


昭宏「ちょっとって何だよ」


昭宏は笑顔だった。

昭宏「じゃぁな。」


昭宏は僕が何処に行くなんて、どうでもいい感じだった。

僕「おう。じゃぁな」


昭宏達は皆進学が決まっていた。

僕は本屋へ急いだ。




「いらっしゃいませ」

本屋に着くと、『法律』の文字を隅から隅まで探した。


僕「あった」


遠目で僕は、法律のコーナーを見つけた。

近くに近づくにつれて何かスゴい違和感を感じた。
ちょっと恥ずかしい…

僕は法律のコーナーの隣の趣味のコーナーに立っていた。



数十分後、周りに誰も居ないのを確認してイを決して法律のコーナーの前へ立った。


僕は周りを気にしつつ、法律入門の本を手にした。



その時僕は、何かスゴく自分が誇らしかった。
自分に酔っていた。


訳もわからない本を読んでいると言うより、みていた。いや眺めていた。
いい景色だった。



数分後

僕は、一冊の本を手にレジへ向かっていた。
誇らしげに



つづく
新しい時代の始まりか?


僕は自分の言動に驚いた。



裕太「まじか!??」


僕「いや……言いすぎた。忘れてくれ」



裕太「……」



震えた声で僕はこう言ったのだ


「俺弁護士になる。」


裕太は目が点と言うよりも、一瞬魂が抜けたような目をしていた。


僕「忘れてくれ。」


僕は再度念をおした。


その後裕太は、その話に触れなかった。と言うよりも、コイツ頭がどうかしたんだとでも思ってたのだろう。


でも僕は第一関門突破!と不思議と思えたのだ。



つづく