寄席のあとは英国風パブから天ぷら屋へ | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(新宿末広亭前にて)

 

 ご近所の飲みトモAさん、これまで寄席に足を運んだことがないというので一緒に「新宿末広亭」に行くことになった。

 2人でも別段構わないのだがこれまで何度かご一緒させていただいたAさんの飲みトモBさんが落語が好きということなのでお誘いし、この際だからとグループLINEをこさえることにした。名づけて「よせよ!寄席の会」。

 

(ゴリキンさんのスタンプいつも愛用してます)

 

 Aさんと私は最寄り駅で待ち合わせ、お手手つないで新宿三丁目へ。なんだか小学生時代の遠足のような気分である。

 一方Bさんは朝方渋谷で用を済ませ、そのまま末広亭に向かったそうで約束より30分早い11時に末広亭に到着、「近隣の昼メシを物色します」との連絡があった。やはり気分が高揚しているのだろう。

 

 Bさんが見つけた店で中華料理+ビールを楽しみ、12時ちょっとすぎに末広亭に入ると驚くべきことに満席だった。どうやら「末広亭で落語を楽しむツアー」みたいなものにブチ当たったらしい。

 

(やむなく桟敷席へ これはこれでゴロゴロできたりして楽チン)

 

 散々笑って末広亭を出たのは16時15分。

 急用ができていったん家に帰ることになったAさんとはAさん行きつけの天ぷら屋で18時に集合することとなった。

 

 残った2人は1時間半ほど界隈をウロつく必要がある。

 あっちこっちフラフラしていると、やがてBさんの琴線に触れたのはいかにもな感じの英国風パブだった。

 

(屋外席に英国人風の客2人)

 

 店内も英国人(だろきっと)がチラホラ。おそらくここには母国のパブを偲ばせる何かがあるのだろう。

 

 ハッピーアワーで半額というハイボールで乾杯~。

 寄席はアルコール厳禁とあって、乾ききった身体にハイボールが沁みていく。

 

(大盛りハイボール 甘露甘露)

 

 いろんなツマミがある中で選ぶべきはやはりフィッシュ&チップスだろう。この後が天ぷらなので、泣く泣くミニサイズを選んだ。

 

 

(敷紙が英字新聞だったりするのがニクい)

 

「あとがありますからね、とりあえずハイボール1杯で止めておきましょう」

「そうですね、あとがありますから」

 

 ほどなく、

「まだ時間がありますね」

「時間がありますね、まだ」

とハイボール大盛りのお代わりをした辺りから雲行きが怪しくなった。

 

「あとのことはあとで考えることにして、私は赤ワイン大盛り(←気持ちがオセオセでつい大盛りを頼みたくなる)を飲みます。天皇陛下英国ご訪問のお祝いです」

「じゃあ私もつきあいます。天ふねにはワインないですからね」

 負けじとBさんも赤ワイン大盛りを頼むあたり、酒に卑しいことでは2人とも人後に落ちない。

 

(「英国かぶれの日本人」という雰囲気のBさん よく見たらTシャツは「ブルーノート東京」 「英国かぶれのジャズ好き日本人」だった)

 

 さらに赤ワインをお代わりしたおバカさん2人が千鳥足で向かったのは中野坂上。庶民天ぷら

の店「天ふね」である。

 

(ショボい佇まいだが店内はもっとショボい)

 

 再度合流した3人は大将心づくしの肴でビールで乾杯。

 

(もともとお好み天ぷらの店だが高齢化のあおりで天ぷらはまとめて出てくる)

 

「歌奴の人情話(五貫裁き)はよかったなあ」

「一之輔もよかったですね~」

 

 和洋中全部堪能した一日に一同大満足。

 どうやら「よせよ!寄席の会」も存続しそうな勢いだ。

 

(長い一日のトリはミニ天丼(ごはん超少なめ)でございます)