間が悪い1日 灼熱の東京へ | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(パノラマ市場の野菜たち マスクメロン(クラウンメロン)はメロン友からのいただきもので

パノラマ市場には置いてない)

 

 東京に戻るこの日、パノラマ市場で最後の淡竹または走りの真竹を買ってから「まつ浅」の半カツ丼セットを食って帰ろうと考えていたのだが、朝方家内から14時までに帰ってきてほしいと連絡があったのでにわかに慌ただしくなった。

 

 余裕を見て11時に出発、途中パノラマ市場に寄ったのだが、店内には淡竹も真竹も見当たらなかった。どうやら朝寝坊のオヤジ(先日会話した奥様談)がグズグズしたらしい。やむをえず他の野菜を買って長坂ICに向かった。

 

「まつ浅」の開店は11:30なのでカツ丼セットは断念、長坂ICまでの道中で11時に開店する店がなかったかと必死に考えたが思い浮かばない。

 若林交差点のローソンをだいぶ過ぎてから「ローソンのカツカレーを買えばよかったんだ」、と思いついたが後の祭り。

 ここのカツは「まちかど厨房」と呼ばれる店内調理(厨房のある店とない店があるが大泉西井出店は前者)でしかも「まい泉」監修、カレーは「新宿中村屋」監修だから中々イケるのである。

 カップ麺なんかで「〇〇監修」とあるのはだいたいハズレだが、ローソンの場合先日のピッツアマルゲリータに見られるごとく監修者はいい仕事をなさっている。

 

 

(これで646円は安すぎでしょう ローソンHPより)

 

 気がつけば愛車は中央高速を疾駆していた。さてどこのSA・PAで高くて不味~いメシを食うことにするか。

 ローソンのせいで(ローソン「オレのせい??」)すっかりカツカレー腹になった私は境川PAのカツカレーを目指した。到着予定時刻は1145である。

 

 この時ふと頭に浮かんだのが「物流の2024年問題」である。

 4月以降トラック運転手の時間外労働時間は年間960時間までに制限されて厳格な管理下に置かれることになった。

 これによって昼食休憩は所定の時間に皆さんきちんと取られるはずだから規模の小さな境川PAだとレストランが激混みになる可能性がある。

 やむなく目的地を双葉SAに変更した。ふだんは団体客の多い談合坂、双葉といった大規模SAには寄らないが、今回ばかりは仕方がない。

 

 初めて立ち寄る双葉SAには案の定広大な駐車場に大型バスが何台も停まっていて、昼食休憩なのかトイレ休憩なのかは分からないがボ~っとした(だってそう見えるんだよ)おっちゃん、おばさんがアリの行列のように建物に吸い込まれていく。

 

 建物の中は全館改修工事中ということでテレビで見たようなレストラン街は姿を消し、立ち食い蕎麦に毛が生えたようなショボい店とタコ焼き屋があるだけ。間が悪い時というのはこんなもんだろう。

 

 ショボい店のカツカレーを注文した。

 待つこと1分(チンだからねきっと)、見た目は中々立派なカツカレーが登場した。

 

(お値段1000円 境川はたしか千切りキャベツがついてたはず)

 

 通路脇のテーブルに陣取ってカツカレーを食い始めたが、なんとも落ち着かない。

 通路の先にお土産コーナーがあるせいで無数のアリさん達がすぐ横を行き来する。しかもこの連中通路ばかりかテーブルの周囲も遠慮なくウロついて(テーブルゾーンを横切るとすぐに外に出られる)、

「どれどれ」と私のカレーをガン見していく。

 中にはカレーのあとに私の顔をじっと見て、

「なるほどなあ」とばかり頷いていく輩も一人や二人ではない。

 

 これではカレーの味など分かろうはずもない。

 半べそで向かった東京は今年一番の暑さ。高速道路上で愛車の外気温計は38℃に達していた。

 

 日本の夏

 間が悪い夏