酒よ | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(「人気一大吟醸」二本松・人気酒造 全て手作り、吟醸酒のみというこだわりの蔵元)

 

 東京に家内と犬を残し、八ヶ岳南麓にやってきたのは私と銘酒だけ。

 一人酒、手酌酒もオツなものかもしれないがやはり寂しい。とはいえ、クルマ社会の八ヶ岳南麓で誰かと酒を飲むというのは中々ハードルが高い。

 

 そんな南麓で干天の慈雨のような存在が徒歩圏に住む飲みトモである。

 ゴルフはしないが反省だけはするというおなじみのAさんを誘ったところ、見事フィッシュオン、「そんな高価なものを」、「図々しいですが」、「ちょっとなめる程度で」とあれこれ言い訳しながらおっとり刀でかけつけてくれた。

 ああ、ありがたや飲みトモ。

 

 

(日本酒試飲セット)

 

 封を切って2人でさっそく乾杯。

 旨い、旨いねとグビグビやっているといつしか一升瓶は空になった。

 

「せっかくだからちょっと唄います?」と水を向けると「いや今夜は酒を楽しみにきたから」、

「カラオケ党の会合ならBさんも呼んで」とジタバタ抵抗するAさん。

 

 じゃあ私は勝手に唄いますからね、と「酒よ」を唄うと、

「う~ん、じゃあ今夜は『酒しばり』ということで」とツベコベ理屈をつけながらイソイソと選曲を始めるあたりAさんはなんとも愛らしい。

 

「夢追い酒」

「北酒場」

「酒と涙と男と女」

「桃色吐息」(「ギリシャのワイン」が出てくる)

「ナンとか」(Aさんが唄った知らん曲)

「カンとか」(同)

「ブランデーグラス」

「赤いグラス」

「悲しい酒」

「祭りの後」

「舟唄」・・・

 

 まあ出るわ出るわ、「酒しばり」はしばりになっていないようだ。

 

(熱唱するAさん「饅頭こわい!」ってさ)

 

 八ヶ岳ゆるふわ生活に欠かせないもの、それは、

「運転はできるが酒は飲まない奥さんのいる友人」と「徒歩圏の飲みトモ」である。