八ヶ岳南麓の老舗「あめみや」で反省する | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(丘の公園清里ゴルフコースから富士山を望む)

 

 この日ゴルフ友Aさんの退職記念ゴルフが行われた。

 勧進元は来週からAさんの同僚となるゴルフ友Bさん。

 AさんはBさんの斡旋で同じ会社に勤めることになったのだが、2人は休日が異なるためこれから先は一緒にラウンドできなくなってしまった。そんなことから思い出作りのゴルフをやろうという話になった次第である。

 

 もう一人の同伴者はBさんの息子さんCさん。

 体育会野球部出身のアスリートで、丘の公園の練習場のネットを越えていく(推定飛距離250ヤード)怪物オヤジのさらに上を行くロングヒッターだという。

 

 私は緊張した。

 もともと緊張体質だから初対面の同伴者、かつアスリートとなるとビビらざるをえない。しかもCさんはどこそこオヤジに似ているところもあるがそんなものとは比較にならないイケメンの好青年なのである。

 

(飛び過ぎてどこにいくか分からないというのでドライバーを封印して5番ウッドでティーショットを放つCさん それでも200ヤードを軽く超えている)

 

 あんのじょうギクシャクした私は54(泣)。緊張とは無縁の終生のライバルAさんは50であった。

 

 この日は「割増なしデー」とかで、レストランのメニューはどれでも追加料金なしで食えるとのこと。

 そうなると追加料金が高いものを頼みたくなるのが人情というものだ。Aさんは鰻重(通常+600円)、あとの3人は「まきばレストランステーキ(+800円)」を注文した。

 

(写真よりショボい Aさんの鰻はもっとショボかった)

 

 いささか不味いステーキとはいえカロリーは十分。ボトルのお代わりもいれてハイボールをグビグビやったこともあり、緊張がほぐれた後半は持ち直して48。2024年平均スコアはかろうじて99.7に踏みとどまった。まさに瀬戸際だ。

 

 ゴルフの最大の楽しみは反省会である。

「ゴルフはしないが反省はする」いつものメンバーDさんも交えた5人はこの日の会場「あめみや」へ向かった。

 

「あめみや」の創業は1972年。八ヶ岳南麓・大泉で現存する最古の店である。

 40年程前にBさんが彼の地に移住してきた時には界隈の店は「あめみや」だけ。大泉で2番目に古い「藤乃家」(創業1987年)もまだなかったそうだから、Bさんが移住したのは1985年前後なのだろう。

 

 三代目の若大将が焼いてくれる焼き鳥が次々にやってきた。聞けば若大将はCさんの幼馴染で泉小学校、泉中学、そして高校野球部まで一緒だったそうだ。

 

 

(ハツとねぎま あめみやの鶏は中村農場謹製)

 

 Cさんはさすが体育会出身とあって、注文からハイボール作りまで全~部やってくださった。昼は足を引っ張り、夜はシモの世話までしてもらうのはなんとも面映ゆい限り。

「ここのみそカツが好きなんですが、頼んでもいいですか」

 もちろんですとも。

 

(みそを別にもらうのがCさん流)

 

(便乗して頼んだイカフライ 5切れで塩梅がよい)

 

「丘の公園」のメシは不味いので有名です、桔梗屋もお土産の信玄餅ばかりやってるから「リピーター」という概念に欠けてますね猛省を促したいですナ、あれならメシがない「アーリーバードゴルフコース」の方がマシかも、この辺りでメシが旨いといえば〇〇カントリーと××だよ。

 

 わが身の反省はどこへやら、メシの反省で盛り上がっていると腹が減ってきた。

 鉄火巻でも握ろうか、大将のひとことでシメは衆議一決した。

 

(数えてみると計36個 一人5個あてでハンパの1個は衆議一決私の胃袋へ)

 

 ほどよく握った鉄火巻の旨いこと。

「あめみや」の何がいいって、焼き鳥、寿司、揚げ物なんでも出てくるところである。

 

 かくして反省会も無事終了。

 次のゴルフ、そして反省会が楽しみだ。