食燦燦 謹賀新年2024 | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(四川料理「花梨と小虎」のおせち)

 

 2024年の干支は甲辰(きのえたつ)。

 男子マラソンの円谷幸吉が国立競技場のトラックに入ってからヒートーリーに抜かれたあの東京オリンピックからちょうど60年だ。

 

 歳を経るごとに正月のなんだかんだが億劫になってきた我が家でも、おせちと雑煮だけは欠かせない。

 とはいえかつてはあれこれ作っていた(家内が、だけど)おせちも、ここ数年はどこかのものを買ってせいぜい煮物と黒豆を用意する位になった。人はこうして少しずつ衰えていって、やがてこの世から消え去っていくのだろう。

 

 そんな感慨はともかく、昨年は吉祥寺の某大店デパートのおせちにしてみたが、これがコンビニおせちと大同小異でがっかり。

 

「今年は工場で大量に作っているマスプロおせちでなく街のお店できちっとこさえるおせちにしよう」と意を決したものの、これというアテがあるわけではない。

「吉祥寺 おせち」とかで調べてみると、以前食いに行ったことがある三鷹台の不思議ちゃん系四川料理店「花梨と小虎」がおせちをやるというので物は試しととびついた。

 

(中華料理店というよりアンティークショップのような佇まい)

 

 大晦日に自転車でギコギコ取りに行ってオッたまげた。

 待っていたのはなんと4段重ねのおせちである。持ちやすいように2段×2袋になっていたが

それでも自転車で持ち帰るのは難儀した。

 

 開けてみてまたびっくり。食う前にざっと紹介しよう。

 

 

 まずは「一の重」(上の写真手前 たぶんこれが一の重と思われる)。

右上から:

ホタテの中華風香料煮

カツオの麻辣佃煮

岩手鴨の燻製

真鯛のゴマ和え

車海老葱和え

車海老チリソース

穴子のオイスターソース煮

数の子四川山椒風味(中央)

 

 続いて二の重。

 

鮑の緑豆煮

フカヒレとズワイガニ煮

シロイカと湯葉の生姜和え

サーモンの葱山椒ソース和え

鹿児島産黒豚チャーシュー

名古屋コーチン胸肉の辛味噌和え

ブリ搾菜煮

松坂牛四川豆板醤炒め

金目鯛すり身入り卵焼き(中央)

 

 三の重。

 

クワイの酒醸煮

ナツメとイチジクの蜜煮金木犀風味

黒豆八角煮

シシトウ皮蛋和え

里芋辛味噌和え

ゴボウ・セロリ・ニンジンの四川風きんぴら

豆腐干絲(ガンスー)と春菊の和え物

カブと菊の和え物(中央)

 

 四の重。

 

アサリ入り昆布佃煮

タケノコと干しシイタケのオイスターソース煮

キュウリのニンニク唐辛子炒め

紅白なます

レンコン黒酢煮

切干し大根麻辣炒め

パプリカの粒マスタードマリネ

白菜干し貝柱煮

サツマイモ・栗・粟のサラダカルダモン風味(中央)

 

 しめて36品。

 う~む。

 あいにく長男はお嫁さんの実家で初の親子お正月中だし、次男は年末から海外旅行。とても老夫婦二人でこれだけの分量を食いきれるものではない。

 稼ぐに追いつく貧乏なし、である。

 まあコツコツと食っていけば3か日には食い終わるでしょ、と意を決したところに長男から連絡があって、夜から単身我が家に来るという。

 

 幸か不幸かおせちはそれまでおあずけ。残念~。

 

(花梨ちゃん(右の小さな黒猫)と小虎君 ベトナムでは十二支に卯(うさぎ)の代わりに猫が

入るのだという 日本生まれで残念でした)