和食の名店をもとめて(東京・吉祥寺「三うら」) | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(本日のおすすめ「クエのお造り」と刺身8点盛り 吉祥寺「三うら」)

 

 次男が3年間の大阪生活を終え、この10月から東京勤務となった。

 入れ違いに家内が語学留学することになったので、この日は転勤祝いと壮行会を兼ねて吉祥寺で旨いものを食おうということになった。

 

 目をつけたのは「三うら」という初見の割烹。

 魚も肉も扱っているようなのでちょうど塩梅がよい。居酒屋スタイルでいろんなものを食ってみたいのであえてコースは頼まなかった。

 

 この日は1930から貸し切りになるというので、1700に入店。

 まずは先付から。

 

 

(バイ貝、手羽先、ヒラメ寿司(笹の中)、銀杏、海老、ミョウガ、う巻、煮凝り)

 

 かつてはビールしか飲まなかった次男もすっかり酒が強くなったようで、私の好物「田酒」(青森・西田酒造店)をガブガブ飲む。

 親のいいところはちっとも子に遺伝せず悪いところばかりが受け継がれるように思えるのだが、これでよく人類はここまで繁栄できたものだ。

 

(カニと海老のサラダ クラッカーが添えられているのが理解に苦しむがこれが吉祥寺風なのだろう)

 

 「豊盃」(弘前・三浦酒造)に切替え、口直しにレモンサワーを飲み、再び「田酒」に戻るころに肉が続けて登場した。

 

 まずは「伊万里牛特選肉盛り」。

 

(リブロース芯網焼き(なんだ?)とカツレツ)

 

 

(リブロースにぎり生うに乗せ バーナーで炙るという吉祥寺風の演出 全て2人前だがこれだけ1貫追加してもらった)

 

 一家で海外旅行をしたのは今から30年近く前の1996年のこと。

 家内もそれ以来の海外渡航だからパスポートの取得やらなんやら慌ただしい日々を過ごすことになった。語学の勉強もアレだが、思う存分エンジョイしてきてほしいものだ。

 

 続いて来たのが「伊万里牛リブロース炙りすき焼き」。

 

(極薄の肉が1枚 これがすき焼き?)

 

 どこがすき焼きなんじゃい、と不審に思っていると、おねえさんがバーナーで肉を炙り、そこにタレをかけた。これが吉祥寺風炙りすき焼きである。

 

(なんだか釈然としないが)

 

 最後にカニ雑炊を食ってこの日はお開き。

 

(三人分に取り分けてくれたがこれはヤケに量が多い)

 

 転勤祝いと壮行会という滅多にないハレの日であったが、一同満足感はイマイチ。

 とはいえあれだけ飲んでそれなりに食ってお一人1万円ちょっとだから文句はいえまい。ここは天下の吉祥寺、八ヶ岳南麓とは比較にならないほど家賃は高いし、人件費だってバカにならないはずだ。

 八ヶ岳南麓の誇る和食の名店「」と比べてどうのこうの、という方がおこがましいのである。

 

 フレンチの良店はいくつか探し当てたが、和食は日暮れて途遠い。

 吉祥寺の探訪はこれからも続く。

 

(吉祥寺井の頭公園側 L.L.Beanのすぐ裏)