八ヶ岳南麓カレー紀行⑥「そちもワルよのう」桔梗屋カツカレーはいかに | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(丘の公園清里ゴルフコースより甲斐駒ヶ岳を望む)

 

 貴重な梅雨の合間となったこの日、ゴルフ友のAさんと山梨県営「丘の公園清里ゴルフコース」に行ってきた。

 運営を委託されているのは時代劇でおなじみ、かの桔梗屋である。

 

 第1組スタートの二人が前半のハーフを終えたのは9:30。天候とよき伴侶に恵まれ、ゴルフ再開後のベストスコア51がでた。

「すいませんね、今日は混んでてね、スタートは10:50になっちもうよ」

 なんと1時間20分待ちだが、飲む時間がた~っぷりあると思うと2時間待ちでも3時間待ちでもち~っとも苦にならない。

 

 レストランは当然ながら一番乗り。

 バイキングの惣菜をツマミに前回いれたウイスキーをハイボールにしてもらって、飲むことクジラのごとく食らうこと馬のごとし、しゃべり散らかすこと火のごとく下半身がどよ~んと重くなること山のごとし。二人が風林火山ならぬ鯨馬火山状態になるのにはさほど時間を要しなかった。

 

バイキングのラインアップ:野菜サラダ(その上方にあるのはワカメと小梅)、ピリ辛こんにゃく、タケノコ土佐煮、切り干し大根

 

(真打肉じゃがは熱々で最後に登場 このほかにけんちん汁がある)

 

(タケノコ、こんにゃく、肉じゃがはメンドウなので合わせ盛りにしちゃう 何度もお代わりするからこの方が便利)

 

 もうこれだけで腹いっぱいだが、「県民割=昼食つき6000円」だから「メシはパス」というわけにはいかない(正確に表現すると「メシをパスしても料金は変わらない」)。

 

昼メシのラインアップ「追加料金なし」は:⑤鶏白湯ラーメン、⑥えび天玉そば、⑦ビーフカレー、⑧おろし納豆そば、⑨豚もつ丼の5品

 

 さあどうしたものかとクヨクヨしていると、日頃から朝食抜きダイエットを実践されているAさん、やおら「山梨ソースカツ丼(追加料金+400円)」を注文された。

 こうなると腹がはちきれる寸前だのなんだの、ゴタクを並べている場合ではない。

「朋友信あり」という。道義上(というのだろうか)私は「カツカレー(+400円)」を注文した。

 

 ちなみにこのレストランはゴルフをしない方も利用できる。

 

(ほらね)

 

 そんなわけで、この「桔梗屋謹製カツカレー」は世のカレー愛好家の皆様に紹介できる八ヶ岳南麓21軒目のカレーとなった次第である。

 

 ここまでは前置き。長くてど~もスミマセン。

 では肝心の味はどうだろう。

 

(カツの厚みがハンパではない)

 

 写真で見るとおりカツのデカいことといったら。しかもレンチンでなく逐一揚げているようで、熱々で滋味豊かな味わいである。

 肝心のカレーの方は業務用にやや毛が生えた、というレベルだが、まあゴルフ場のカレーだから多くは望めまい。

 

 八ヶ岳南麓のコスパ最強カツカレーといえば「らーめん一休」だが、味のレベルとしては「桔梗屋カツカレー」がわずかに上だろう。

 

 一方の値段は一休が1000円(以前は890円だったはず)だが、桔梗屋の方はビジター料金が見当たらないのでやむなく後刻ゴルフ場に問い合わせた。

「あの、かくかくしかじかでカツカレーはいくらですか」

「食事だけの場合ベース料金が1200円、カツカレーは+400円の1600円です」

「その、バイキングも食べていいんですか」

「い~さよ~。せいせい食えし(←ホントはこうは言ってない)」

 

 う~む。

 かたやカロリー補給が主(というか唯一の)目的のガテン系で1000円なり。

 こなた高原のリゾート気分を味わいながら肉じゃがだのなんだのとお供がたっぷりついて1600円。

 どっちを選ぶかはTPO次第というところだろうか。

 

 その後飲み過ぎたクジラ2頭はこけつまろびつ後半へ。

 スタートのミドルホールはいきなり仲良く9のていたらく(泣)。

 ところが緊張がとけた身体からアルコールが抜けていくのとともにスコアも改善し、復活後のベストを上回る50で回ることができた。ばんざ~い。

 

(駒ヶ岳コース6番180ヤード(下りを加味すると160ヤード位)パー3 ワンオンしてOKバーディとなった 実に20なん年ぶりかのバーディAさんありがとうございます)

 

 これも天候とよき伴侶、たっぷりの酒とツマミ、そしてカツカレーの賜物であろう。

 これまで白眼視していた桔梗屋に、ホンのすこし親近感がわいた一日であった。