(サクラが散り終わらぬうちに早くもハナミズキが満開に)
我が杉並区の「プレミアム付き商品券」であるが、激烈な抽選を見事くぐり抜けた私は8セット計4万円、オトク額にして12000円をゲットした。
ところが5月末日に利用期限が来るというのに一向に減らない。
この手のものは期限ぎりぎりまで使いたくない、という私のケチな性格のせいではない。近隣にプレミアム商品券を使える店舗が殆ど見当たらないのである。
我が家の近隣には西友西荻窪店、オーケー宮前店、サミット久我山店、ピーコック久我山店、オダキューOX三鷹台店、三浦屋松庵店とスーパーが6店舗ある。このうち三鷹市に所在するオダキューOXが対象外となるのは止むなしだが、残りの5店舗のうち西友、オーケー、サミット、ピーコックの4店舗で商品券が使えないのだ。
商品券の注意書きをよく見ると「店舗面積が500㎡を超える店舗では使えない」と記されていた。
これらの4店舗は「大規模小売店舗法」の規制対象店舗なのでダメ、ということらしい。
つまり商品券のバラマキは単に消費を喚起するためだけではなく、地元中小店舗の経営支援を主眼においているようだ。
いきおい三浦屋だけが頼りということになるわけだが、ここは「高級品中心の品ぞろえ」と評判のスーパーで実際割高なものだからこれまで足を運んだことは殆どない。
今日の午後から八ヶ岳南麓に行き、以降彼の地での滞在が長くなるのでヘタをすると「商品券使い残し」という最悪の事態も大いに考えられる。
そんなわけで背に腹とばかり三浦屋に弁当を買いに行った。
(三浦屋松庵店 三浦屋は創業1924年、東京を中心に9店舗を展開している 本社はここ松庵店の2階にある)
こじんまりした店舗はさすがセレブの店、店内には品のよいご婦人方がちらほら。
私もせいいっぱいセレブのフリをしながらしずしずと弁当コーナーを覗いてみると、結構安いものも並んでいるではないか。
(松花堂弁当450円というのが目を惹いた)
(さっそくお買い上げ これで450円は安いと思うのだが)
家内のリクエストで寿司コーナーに行ってみた。
こちらは開店直後ということもあって棚はほぼ空っぽ状態である。
(棚には7貫1080円のにぎりだけ並んでいた ネタは見るからに上等)
ちょっと高い気もするが他に選択肢がないし、手元には5万2000円分の商品券があるのだからクヨクヨしている場合ではない。
「にぎりも飽きちゃったけどな~」とつぶやきながら(誰も聞いてないって)1パック買ってみた。
これだけでは足りない。
先ほどの弁当コーナーに戻って目をつけていた天丼の前へ。
(穴子天重、大海老天重とも750円なり)
穴子か大海老かさんざん迷った挙句に穴子にした。迷ったついでにちゃっかり穴子の大きさを比較するあたり、私の小ささは筋金入りである。
これにて本日の商品券ツアーは終了。
東京に戻ってきたら今度は大海老天重にしてみよう。
(まだまだ買えまっせ)