定年退職を迎えられる皆様 おめでとうございます | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(満開のサクラの中井の頭池を遊弋するカルガモたち)

 

 この3月末日に、全国150万サラリーマンの方が定年退職を迎えられる。

 

 下げたくない頭を下げながらお客さんや取引先にはお愛想笑い、

 このバカと思いつつも上司には歯の浮くようなお追従、

 オレのおかげ、オマエのせいといばられ、ののしられ、

 ああ今宵の酒は涙かため息か

 

 そんなサラリーマン生活もいよいよ卒業である。晴れて定年退職を迎えられる皆さま、長い間おつかれさまでした。

 

 私の定年生活も指折り数えてみるとはや7年目、新生活のはなむけに少しだけ先輩カゼを吹かさせていただいてもバチはあたるまい。

 

1 とにかく健康第一で

「さあ、これから第二の人生をエンジョイしよう!」という定年生活において何より重要なものは健康である。

 同じくらい重要なのがカネだが、こっちは今さらクヨクヨしてもどうにもならない(なまじ乏しい元手を増やそうなんて思うと痛い目を見るのがオチ)から、はやり健康が一番、定期的な健康チェックは欠かせない。

 とはいえ、数ある健康チェックを全て受けていたらカネも時間もかかるから、まずは「定年生活を決定的に不幸なものにする疾病」にフォーカスするのがよい。

 

 私の考える不幸な疾病とは、寝たきり認知症失明である。

 定年エントリー世代が寝たきりになるとしたらその原因の多くは脳梗塞などの虚血性脳疾患だろうから、多少カネはかかるものの脳ドックは毎年受けることをお勧めしたい。

 私が患った虚血性心疾患などは寝たきりのリスクはほとんどないのでカネと時間にゆとりがあれば検査する程度で十分のはず。ガンも加齢とともに進行は緩やかになるからこれもカネと時間次第だろう。

 

 一方等閑視しがちなのが失明リスクである。

 我が国の失明者は約30万人、その原因の第一位が緑内障だ。緑内障にはこれといった自覚症状がないからいつの間にか病気が進行していることが多いらしい。

 現役時代は健康診断で眼圧検査なんかをやってもらっていたのが定年生活になるとつい忘れがちになる。年に一度は検査をしてもらうのを忘れないようにしたい。

 

 もうひとつの認知症だが、これは決定的な治療法がないから検査うんぬんの前に日頃の生活習慣を少しでも改めるしかないだろう。それほどカネのかからない認知症検査もあるので、生活見直しのきっかけとして一度チェックしてもらってもよいと思う。

 

2 ストレスの種を摘む 

 言うまでもなくストレスは万病の元である。

「健康な生活には多少のストレスがあった方が・・」とよく言われるが、心配ご無用。

 浜の真砂は尽きるとも世にストレスの種は尽きまじ、後から後から湧いてくるストレスをあえて温存する意義などない。

 

 ストレスの大半は人間関係から生じる。

 人間関係の断捨離、とくにサラリーマン時代の人間関係を思い切って見直す機会は定年退職の機を外すと中々見つけられないだろう。

 定年後何十年経とうとも、上司はどこまでも上司、先輩はどこまでも先輩、後輩はいつになっても後輩なのである。

 

3 ブログのお勧め

 ブログには、

・ 日記代わりとして日々の記録をとどめられる

・ ホンの少しのストレッサーになりボケ防止にもホンの少~しだけ役にたつ

・ 新たな人間関係が生まれる

と三つの効用がある。

 

 特に「ブログ友」というのは実に得難い存在である。

 私が「ゆるふわ日記」を始めたのが2017年のことだが、以来PC上だけでなくリアルの世界でも行き来するようになったブログ友は10人を超えた。

 なんのしがらみも、まして上下関係もないこれらの方々との交流は実に快適である。なんせウンザリこいたらサヨナラしちゃっても全然構わないのだ(まだしたことないし、たぶんこれからもないけど)。

 それに敵も(敵じゃないな)私のブログをご覧になって執筆者の歪んだ性格や無類の意地汚さは重々承知のうえでつきあってくださるわけだから、多少の乱暴狼藉、舌禍、ゆすりたかりはハナから許されている、という安堵感もある。

 

 いよいよ楽しい定年生活が始まる。

 皆さまどうか健康で毎日楽しい定年生活をお過ごしください。

 

(こいつらにも上下関係やしがらみはあるのだろうか)